そうめんの日持ち期間や賞味期限をご紹介!美味しく食べるコツは?

そうめんの日持ち期間や賞味期限をご紹介!美味しく食べるコツは?

そうめんは夏に食べるイメージですが、夏を過ぎると食べる頻度が減り食べきらないうちに賞味期限が切れたりしますが、古いからといって捨てるのはもったいないですよ。ここではそうめんの日持ち期間・賞味期限はいつまでなのかや美味しく食べるコツをいろいろご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.そうめんの種類
  3. 3.そうめんの賞味期限
  4. 4.そうめんの保存方法
  5. 5.そうめんアレンジレシピ
  6. 6.まとめ

はじめに

出典:写真AC

そうめんといえば夏の代表的な食べ物ですね。茹でてよく冷やした麺をガラスの器に彩りよく盛り付け、お気に入りのつゆと薬味でさらさら食べる。思い出すだけでたまりませんが、残暑を過ぎたころから食べる頻度が減りますね。未開封のまま賞味期限が切れたり、賞味期限が残っていても開封すると傷みやすくなったりします。ここでは、乾物のそうめんを中心に日持ちや上手な保存方法・賞味期限・最後までできるだけ美味しく食べきる方法などをご紹介します。

そうめんの種類

そうめんの状態による種類

出典:写真AC
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そうめんには販売されている状態によって乾麺・半生麺・生麺にわかれますが、スーパーなどで一番多く見かけるのは乾麺です。半生麺・生麺は水分を含んでいて腐りやすいので、乾麺に比べて賞味期限がかなり短めです。未開封でも賞味期限を過ぎたものは早めに食べきったほうがよいでしょう。

そうめんの製法による種類

そうめんには機械麺と手延べ麺があります。近年生産量が多いのは圧倒的に機械麺で手延べ麺の倍以上つくられていますが、一般的に高級とされ、より美味しいとされるのは手延べ麺です。

手延べそうめん

手延べは全部の工程を人の手で行い、何度も熟成させながら麺を伸ばし、乾燥させるときに麺の表面に油や粉を塗って麺と麺を引っつきにくくし、艶やコシをだします。また、表面に塗った油のおかげで麺に水分がしみこみにくくなるので日持ちがよくなるという効果もあります。麺を細く伸ばす技術が難しく、麺が細くなればなるほど高級とされています。

機械で作るそうめん

機械では、単に材料を混ぜて切って乾燥させるだけなので、手延べのような艶やコシはあまりありませんが、大量生産できるので比較的に安く手に入ります。商品名が「手延べ風」や「準手延べ」などになっていたら大体機械製です。

そうめんの熟成時期による種類

出典:写真AC
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手延べそうめんにかぎっていえば「古い」=「まずい」ではなく、「寝かせて(熟成させて)いて美味しい」という状態です。時間が経ったほうが艶やコシがでます。手延べそうめんは秋頃から春にかけての時期に低温でじっくり作られますが、できあがってすぐに流通するものを「新物」、そのまま梅雨を越して1年おいたものを「涸物・古物(ひねもの)」、そのまま2年おき梅雨を2回越した古いものを「大古物(こひねもの)」とよびます。

古物の食べごろは2年から3年

手延べそうめんの熟成はいつまでも続くわけではないようで、 一般的に古物の食べごろは2年から3年とされています。新物を家庭で熟成させて古物にすることもできるようです。ただ、保存状態が整わなければ虫がついたりカビたりして上手に熟成させることが難しいので、古物をお好みなら古物の状態で流通したものを手に入れたほうがいいようです。

そうめんの賞味期限

包装形態での賞味期限の違い

Photo byJing

乾物だとあまり賞味期限を意識してされていないかもしれませんが、そうめんの包装の形態によってそれぞれ違う賞味期限があります。紙箱や木箱に入っているものの多くは手延べそうめんです。メーカーによってばらつきがありますが、紙箱や木箱のもので大体2年から3年あり、長いものでは3年半もあります。ビニールに入っているものは機械製のものが多く、手延べのように熟成していないので賞味期限は1年程度と短めです。

賞味期限切れのそうめん

賞味期限切れのそうめんも食べられる

実は乾物のそうめんは賞味期限を過ぎた古いものでも品質はあまり変わりません。賞味期限はかかれていますが「賞味期限が過ぎたからいつまでに食べきらないと美味しくない」ということではありません。カビや虫食いなどの傷みがなければ食べて構わないのです。麺の表面に油が塗られているものは、時間がたつと少し黄色っぽくなったり油の香りが変わったりしますが、茹でると麺が白くなり油の香りもおちるので美味しく食べられますよ。

そうめんの保存方法

出典:写真AC
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賞味期限はあくまでも未開封で保存状態がよい場合のものです。開封している場合は傷みやすくなり、保存状態が悪ければ味がおちます。気温の変化が少ない風通しのよい場所で、できれば強い臭いのない場所がいいようです。紙箱や木箱だと中のそうめんにも臭いが移りやすくなります。臭いがきついと茹でても気になる場合があるので、あまり臭いの強い場所は避けたほうがいいでしょう。

乾燥させたまま保存する方法

乾燥しているそうめんには湿気は大敵です。カビや虫食いには細心の注意を払わなればなりません。包装されているビニール袋や箱から出す場合は水気のない場所で、手をよく乾燥させて取り扱ってください。保存場所は風通しがよく温度の変化が少ない冷暗所がよいようです。冷蔵庫でも保存もできますが、冷蔵庫内の食品の香りがうつらないように注意してください。長期間の保存になる場合は、たまに中身を出して干してから保存しなおすと虫よけになります。

未開封のまま保存

開封するとどうしても湿気が入ったり虫がついたりしやすくなります。食べる直前までできるだけ開封しないほうがいいでしょう。

開封済みの場合

開封していたら缶やビン・保存袋に入れて保存すると安心です、市販の未使用の乾燥材と一緒に一旦ビニール袋に入れて、よく空気を抜いてから容器に入れるようにしましょう。ビニール袋に入れるだけだと湿気が入りやすく、カビや虫食いの原因になります。

そうめんを茹でて保存する方法

Photo by yoppy

そうめんを茹でた状態で保存しておくと、いつでも食べたいときに食べられるので便利ですね。あらかじめ冷蔵・冷凍保存することがわかっている場合は、少し固めに麺を茹でて保存します。調理すると少し麺がのびるので、次に食べるときにちょうどいい固さで食べることができます。さて、冷蔵・冷凍保存した場合は、それぞれいつまでに食べたらいいでしょうか。

冷蔵庫で保存する場合

冷蔵庫で保存する場合は、水分を含んで腐りやすいので茹でてから1~2日以内に食べきります。庫内は乾燥しやすく、茹でたそうめんは庫内の食品の香りを吸収しやすいので、必ずラップやビニール・蓋などをかけて保存してください。

冷凍庫で保存する場合

冷凍保存する場合は、冷凍用の保存袋や容器にふんわりと入れて(パンパンに詰めずに)冷凍します。パンパンに詰めて冷凍すると、麺がつぶれやすくなったり、解凍するときに麺がほぐれにくくなったりします。大きめの保存袋を使う場合、薄めに入れて必要な分だけ切れば便利です。また、解凍する際は冷凍したままの調理をおすすめします。自然解凍や冷蔵庫での解凍は麺がのびてまずくなります。冷凍庫で保存する場合は2~3週間くらいで食べきってください。

そうめんアレンジレシピ

Photo by june29

そうめんにはいろいろな食べ方がありますが、ここでは夏以外の季節でも美味しく食べられる方法をいくつかご紹介します。

にゅうめん

Photo by pelican

寒い時期は、温かいにゅうめんがとても美味しいです。和風のお出汁で天ぷらや肉・かまぼこ・ネギなどいろいろのせて食べるのがポピュラーですが、洋風のスープにそうめんを入れて食べるのもおすすめです。茹でている麺があれば忙しい朝などにさっと食べられます。アイデア次第でいろいろとバリエーションが広がりますね。

フライの衣にする

そうめんを小さく切ってフライの衣の代わりにします。揚げる際に弱火でじっくり揚げると、きれいなキツネ色になり食感もいいですよ。のびてしまった麺でもできます。ぜひお試し下さい。

焼きそうめん(そうめんチャンプルー)

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焼うどんや焼きそばの具で、めんを固めに茹でたそうめんにします。ポイントはそうめんを加えるタイミング。肉や野菜を炒めてから火を止めて、最後にそうめんを入れて味をつけて和えるだけにします。麺が細いので、あまり混ぜると麺が切れてボロボロになります。最後に炒める場合でも温める程度で短時間で炒め終わるように気をつけてくださいね。

まとめ

出典:写真AC
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上手に保存していれば、賞味期限を過ぎても開封していても美味しいまま食べることができるようですね。ぜひ、お好みの食べ方で大満足のそうめんライフをお楽しみくださいね。

あつこちん
ライター

あつこちん

ガーデニング・家庭菜園が好きな主婦です。自宅や友人宅の庭でマイペースで楽しんでいます。

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