かぼちゃの収穫時期の見分け方と上手な収穫方法!収穫後の貯蔵方法までご紹介!

かぼちゃの収穫時期の見分け方と上手な収穫方法!収穫後の貯蔵方法までご紹介!

かぼちゃは、家庭菜園初心者の方でも育てやすい野菜で、貯蔵性もあるため人気があります。しかしその一方で収穫時期が分かりにくという側面もあります。この記事では、かぼちゃの収穫時期の見極め方や収穫方法、収穫後の貯蔵方法などについて詳しく紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.かぼちゃについて
  3. 3.かぼちゃの収穫時期
  4. 4.かぼちゃの収穫のタイミングの見分け方
  5. 5.かぼちゃの収穫方法・貯蔵方法
  6. 6.かぼちゃの育て方
  7. 7.まとめ

かぼちゃの収穫時期

かぼちゃの収穫時期はいつ頃なのでしょうか。現在ではさまざまな品種や栽培方法が確立され、1年中食べられますが、家庭菜園で収穫する場合は概ね決まっています。かぼちゃの収穫時期についてご紹介します。

一般的な収穫時期

地域や品種によって多少の違いはありますが、一般的なかぼちゃは、4月中旬から5月中旬に種をまき、7月の終わりから9月中旬頃に収穫時期を迎えます。冬至に食べるイメージがありますが、実は真夏に収穫時期を迎える野菜なのです。

冬至かぼちゃの場合

かぼちゃを食べる習慣がある冬至に合わせて栽培できるかぼちゃもあります。この場合は、8~9月頃に種を蒔いて、11月の中旬から12月上旬が収穫適期です。もともとかぼちゃは保存が効くので、1か月程度保存して、問題なく冬至に食べることができます。

かぼちゃの収穫のタイミングの見分け方

実がなり始めてから収穫までが長いかぼちゃは、初心者の方には収穫時期が分かりにくいです。収穫のタイミングを間違えてしまうと、水分が多くてかぼちゃ本来の味を楽しめません。こちらでは、いつ頃収穫すればよいのか、収穫のタイミングを見分ける3つの方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

見分け方①開花後の日数

1つ目は、開花して着果してからの日数を目安にタイミングを見極める方法です。開花して受粉してから収穫のタイミングまで、日本かぼちゃで30~40日、西洋かぼちゃで40~50日ほどのことが多いです。品種ごとに少しずつ違うので、種袋や、苗のタグに記載された日数を目安にしてください。

見分け方②ヘタのコルク化

2つ目は、かぼちゃのヘタの状態です。もともとヘタは緑色をしていますが、収穫のタイミングが近づくと亀裂が入り、茶色や白色へと変化していきます。そして、ヘタの根元付近に横にも亀裂が入ったころがベストなタイミングと言えます。この状態がワインのコルク栓のように見えることから「コルク化」と呼ばれています。

見分け方③かぼちゃの状態

3つ目がかぼちゃ自体の状態です。実がなりたてのかぼちゃは柔らかくて艶があります。収穫のタイミングが近づくと、艶がなくなり、爪を立てても傷がつかないほど硬くなります。品種によっては表面の凹凸もはっきりとしてきますので、収穫の目安にしてください。

番外:かぼちゃの大きさ

収穫時期を見極める3つの方法をご紹介しましたが、大きさでもある程度の見極めをすることができます。ただし、種類によって最終的な大きさが違いますので、種袋や苗のタグに記載された大きさを参考にしましょう。例えば、十分な大きさになっていても、中はまだ熟していない場合もありますので、あくまで補助的なサインの一つとして見てください。

かぼちゃの収穫方法・貯蔵方法

先ほどご紹介したような収穫のサインを見極めたら、いよいよ収穫です。また、かぼちゃの食べごろは収穫直後ではなく、少し時間が経ってから食べたほうが美味しいですし、長期の貯蔵も可能な野菜でもあります。こちらでは、かぼちゃの収穫や貯蔵方法、いつまで保存ができるかをご紹介していきます。

収穫のやり方

収穫時期のサインを確認して見極めたら、ヘタの部分をハサミで切って収穫します。かぼちゃのヘタは太くて硬いので、園芸用のハサミを用意して収穫しましょう。収穫時に切り口が濡れてしまうと保存が効きにくくなるので、なるべく晴れた日に収穫を行ってください。

貯蔵のやり方

収穫したかぼちゃはまず追熟をさせます。しっかりと追熟をさせることで糖度が増して甘味が出ますし、保存性も高くなります。収穫した後のかぼちゃは、2~3週間風通しの良い日陰で管理してください。夏場は場所によって高温になりやすいので注意しましょう。2~3週間置いた後のかぼちゃはちょうど食べごろとなります。

真夏の貯蔵

かぼちゃは早いと7月の終わりに収穫ができます。しかしこの時期は気温も湿度も高く、貯蔵性のあるかぼちゃでも傷みやすい時期になります。いつまでも外気温にさらしておくと傷みやすくなりますので、追熟後は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。たくさん収穫して入りきらない場合は、なるべく涼しい場所を探して貯蔵してください。

貯蔵はいつまで?

しっかりと追熟したかぼちゃは、冷暗所で保存すれば、最大で3か月貯蔵が可能です。かぼちゃは皮が硬いので、いつまでも保存が効くような気もしますが、2~3か月を目安に食べきってしまいましょう。また、長時間同じ状態で貯蔵すると、下側が痛んでしまうことがあるので、定期的に向きを変えてあげると効果的です。

冷凍保存

食べごろのかぼちゃを冷凍して保存も可能です。やり方は簡単で、まず用途に合わせた大きさにかぼちゃをカットします。その後、なるべく水分をふき取って1回の使用分をラップや保存用袋に入れて、空気が入らないように密閉しましょう。冷凍庫で保存し、3週間を目安に食べてください。

次のページでは、かぼちゃの栽培についてご紹介していきます!

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かぼちゃの育て方

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