かぼちゃの人工受粉
人工受粉が必要な理由
かぼちゃの花は、早朝に咲いて日が高くなると花を閉じる傾向があります。雄花と雌花が一緒に開いているときに、蜂などがやってくるチャンスだけに頼ると、受粉できないことがあるのです。ぜひ、自分で受粉してあげましょう。
受粉の仕方①適した時間
かぼちゃの受粉によい時間帯は、早朝です。できるだけ9時前に終えましょう。朝は雄しべから花粉がよく出て、雌しべの方もくっつきやすくなっているのです。時間が経つと雌しべが乾いてきて花粉がくっつきにくくなり、花びらも閉じてしまいます。前の日から、開花しそうな蕾をみつけておくのが、タイミングを逃さないコツです。
受粉の仕方②手順
受粉にはできるだけ開花して間もない雄花を使うと、花粉も新鮮でつきやすいです。受粉の仕方は雄花を摘み取り、花びらを破り取って受粉させやすくしてから、雌花の雌しべを雄しべで撫でて花粉をつけましょう。雌花が閉じかけている場合は、そっとひらいて受粉します。
かぼちゃの花の収穫
花収穫のタイミング
開花時期は、5月~6月頃です。開花して間もない朝に収穫しましょう。みずみずしく新鮮です。食べるのはほとんどが受粉に使わない雄花ですが、摘花した雌花も(蕾や子房も)収穫してもかまいません。かぼちゃは実だけでなく、花や蕾、種、葉や茎も食用になります。なお、摘花(果)の目安は、収穫果を1つるにつき1~2個にすることです。
ボタニ子
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