さつまいもの品種
安納芋
「安納芋(あんのういも)」は、種子島の産地が名前になった人気品種です。ややオレンジ色で、蜜のようなねっとりした甘さが味わえます。定番の焼き芋の他、多くのスイーツに使われています。保存に適した温度は13~15℃です。
鳴門金時
「鳴門金時(なるときんとき)」は徳島産で、関西・四国地域に多く出回っています。きれいな紅色の皮とホクホクした甘さが魅力で、焼き芋に適した種類です。生育が早く、家庭菜園で育てやすい品種といえます。
紅はるか
「紅(べに)はるか」は、しっとりした甘みが特徴です。焼き芋にすると、とろりとした食感が味わえます。形もよく、姿も味も「はるか」に良いという意味で、この名前がつけられました。病気にも強く、収穫量も多めです。温暖地域での栽培が適しています。地植えでも、猛暑で日照りが続いたときは、水やりして下さい。
シルクスイート
「シルクスイート」は、「春こがね」と「紅まさり」を親に持つ比較的新しい品種です。さつまいもは暖かい地域でよく育ちますが、シルクスイートは東北地方や北海道など、寒冷地でも盛んに栽培されています。絹のようになめらかな舌触りの甘さが特徴です。
黄金千貫
黄金千貫(こがねせんがん)は、九州の農業試験場で育成されました。皮が黄色=黄金色なのが特徴で、ほくほくした甘さです。黄金千貫から芋焼酎が作られていることはよく知られていますね。関東地域で人気の「紅あずま」の親品種でもあります。
まとめ
さつまいもは、育て方はそれほど難しくなく、収穫は楽しい作業です。ビニール袋栽培ができるのもうれしいですね。少し甘くない場合も、アレンジ次第で美味しくいただけます。お手軽なスイーツとして小腹を満たしてくれるのも、親しまれる理由の1つでしょう。
出典:写真AC