コリンキーの栽培方法
コリンキーの栽培方法は、一般的なかぼちゃと似ていて、そこまで難しくありません。種や苗は、園芸店やネットで購入できます。管理温度の調整をすれば、ひとつの株から十分な果実を収穫できるので初心者の方にもおすすめです。種まきや収穫の仕方まで詳しくみていきましょう。
栽培方法①用土・肥料
しっかりしたコリンキーを育てるために、根がよくはる土をつくります。植え付けの約2週間前に、石灰をまいておきましょう。苦土石灰100g・完熟堆肥3kg・化学肥料100gをよく混ぜて用土を準備します。
栽培方法②発芽
発芽の適期は3月~4月です。5粒ほどまとめて、深さ約1mの位置に種まきします。約26℃~28℃を保ちましょう。約3日~5日ほどで発芽しますが、本葉が3枚ほど育つまでに1本立ちにします。
栽培方法③植え付け
植え付けは、マルチシートを敷いた畑に株間を約1mほどあけて行いましょう。直まきする場合は、株間は1.5mです。マルチシートを敷いて保温することで生育がよくなります。土の温度は15℃をキープしましょう。
栽培方法④管理環境
コリンキーを管理する場所は、日当たりがよく風通しのいい場所を選びます。日中は約23℃、夜は15℃に保つと徒長せずに育つでしょう。
栽培方法⑤支柱
コリンキーは植え付けると約2週間後、親づるが伸びてきます。つるが一定の方向に向くように支柱を使って誘引し、つる同士が絡まらないように注意しましょう。着果は親づるの10節以降で、あとは放任します。
栽培方法⑥追肥
追肥は、基本的に株の生育をみて行います。追肥する場合は、果実がこぶし程度の大きさまで膨らんだときに、化学肥料を1株あたり約30gを与えましょう。生育に問題がないようなら、追肥は行わなくても問題ありません。
栽培方法⑦害虫・病気
コリンキーは害虫がほとんどつきませんが「うどんこ病」という、カビが発生しやすい野菜です。風通しをよくすることで、病気を予防できます。古い葉に発生することが多く、どんどん広がっていくので、カビの生えた葉はすぐに切りとりましょう。
栽培方法⑧収穫
収穫のタイミングは、開花してから10日~15日後が目安です。果実の重さや、皮の色合いをみて判断しましょう。調理方法によって、収穫時期は多少かわりますが、大きくなりすぎると味の質が落ちるので注意します。
コリンキーの栄養価
コリンキーの栄養価は高く、豊富な成分が含まれている野菜です。比較的に新しい品種ですが、その栄養素は注目されています。詳しい成分をみていきましょう。
栄養
- ビタミンC
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- 食物繊維
- カルシウム
- カリウム