ピートバン(ピート板)とは
ピートバンは、ピートモスという用土を乾燥させたものです。板状にしてあるため、ピートバン(ピート板)という名前で呼ばれています。主に種まき用の培土として活用されている資材です。
ピートモスの原料
ピートモスの原料はミズゴケやヨシなどで、これらが堆積し腐植化すると「泥炭」とよばれる泥状のものになります。この泥炭を脱水し、細かく砕いたものがピートモスです。用土として使用されるだけでなく、土壌改良資材として土に混ぜ込んで使われることもあります。
ピートバンの種まきに向いている植物
ピートバンは万能な育苗土といえるため、花や野菜などどのような植物の種まきにも活用できますが。特におすすめしたいのは種が細かい植物です。トレーに水をいれて底面から水やりをするため、発芽前の小さな種が流されてしまうことを防げます。
ピートバン(ピート板)の特徴
特徴①通気性・保水性・保肥性が高い
植物が生育するうえで、通気性や保水性、保肥性の高い土は非常に理想的です。ピートバンの原材料となるピートモスは、それらの性質に優れており植物の健全な成長を助けてくれます。
特徴②準備や片づけが簡単
通常の種まき培土の場合、購入してきた土をトレーやポットに詰めなければなりません。ピートバンなら板状の培土をトレーに乗せるだけのため、準備の手間を削減するのに効果的です。また土詰めの際に土がこぼれることもなく、簡単に片づけられます。
特徴③持ち運びや保管に便利
ピートバンはピートモスを乾燥させ板状にしてあるため非常に軽く、ホームセンターで購入して持ち帰るのも便利です。保管するのも場所を取りません。