セラミスグラニューとは?
セラミスグラニューは、天然の粘土からできている室内園芸用の用土です。無臭・無菌で清潔なため、室内で栽培しても虫がわきにくいのが特徴です。そこで育て方や植え替えのコツなどを詳しくご紹介します。
セラミスグラニューの特徴
観葉植物を育てるのに最適
セラミスグラニューはドイツ発の人工用土で、粘土を砕いた細かい粒はレンガのようなオレンジの見た目をしています。室内用なので部屋の中に土を持ち込まずに屋内でガーデニングを楽しめるのが特徴です。
洗えば再利用できる
一度使っても水洗いすれば再利用できるのため、コスパもよいです。水をあげすぎて万一カビが発生した場合でも、酢水などで殺菌すれば何度でも使えます。
セラミスグラニューを使うメリット
虫に強い
人工的に作られた無臭・無菌の用土で、虫が発生しにくいです。また、保水力が高く容器の底に水がたまりくいため、虫が卵を産み付けにくい環境が作れます。
通気性がよい
天然の粘土を焼いてつくられているため、水はけがよく通気性に優れています。通気性のよさから根腐れしにくく、育て方が難しい観葉植物や多肉植物を育てやすいのは魅力的といえるでしょう。
保水力が高い
セラミスグラニューは、水をあげると水分を100%吸収します。植物はそこから必要な分だけ水分を補給するため、頻繁に水やりをする必要がありません。
どんな容器にも植え替えられる
保水力が高く容器の底に水がたまりにくいため、底に穴の開いていない容器でも栽培できます。一方、底に穴の開いた鉢では水分が不足しがちになってしまいます。水をためたバケツの中に鉢ごと入れるなどして、たっぷりと水を吸収できるようにしてください。
セラミスグラニューを使えば、インテリア性が高い観葉植物の飾り方ができそうですね!
セラミスグラニューを使ったときの育て方
水やり
セラミスグラニューを使って育てるときは、土で育てているときとは水やりの方法が変わってきます。
水やりのタイミング
表面の色が薄く乾燥してきたら、水やりのサインです。容器の1/3~1/4程度の水をあげましょう。水をあげるタイミングがわからないときは、専用の水分感知器を使うのもおすすめです。
水のやりすぎに注意
水をあげすぎると、根腐れしたりカビが生えたりします。表面に白いふわふわしたものが浮いてきたらカビの可能性があります。カビが発生している部分を処分するか、一度植物を取り出して全体を水洗いしてください。さらに50倍に薄めた酢につけておけば殺菌できます。同じ白いものでも粉状のものは水に含まれるミネラルが結晶化した可能性が高く、害はないため水洗いだけでOKです。
肥料
専用の液体肥料がおすすめ
通常の液体肥料も使えますが、専用の液体肥料を使うのがおすすめです。多肉植物には表示されている濃度よりもさらに薄めてから与えてください。
セラミスグラニューへ植え替えるときのコツ
植え替え時に土を落としすぎない
土を落としすぎてしまうと根が傷つく可能性があります。また植物の成長も悪くなるため、土が少し残るように軽く振るう程度にしましょう。
底に穴のない容器への植え替え
底に穴のないガラス容器などを使うときは、根腐れ防止剤を入れておくと根腐れしにくくなります。過湿によるカビも防えるため、不安な場合は入れておくのがおすすめです。
まとめ
セラミスグラニューは清潔な人工の土で、虫が苦手な人にもおすすめです。また水のあげすぎで根腐れしやすい多肉植物を、枯らさずに育てることもできます。庭やスペースがなくても屋内でガーデニングができるうえに、水やりの頻度も少なくてすみますよ。ぜひ使ってみてくださいね。
出典:写真AC