土の捨て方とは
庭や畑があれば、古くなったプランターや鉢植えの土の処分には困らないかもしれません。しかし、住宅の事情によって捨て場所がなくて、困った経験をされた方も多いのが現実です。今回の記事では分別や捨て方・リサイクル方法など、古くなった園芸用土の処分方法についてスッキリ解説します。
土はゴミとして分別できる?
家庭菜園などの園芸用土や砂利・石などは自然物でもあるため、ゴミとして回収しないという自治体が多いのです。例えば枯れてしまった鉢植えの植木は燃えるゴミですが、プラスチックの植木鉢やプランターは燃えるゴミに分別されるところと、埋め立てゴミに分別されるところがありますね。ゴミの分別や出し方には、各自治体で違いがあるのがポイントです。
自治体によって捨て方はさまざま
燃えるゴミか燃やせないゴミかの分別以外にも、回収方法も各自治体によって違いがあります。通常のゴミの分別・回収カレンダーにしたがって出せるところもあれば、クリーンセンターへの搬入が必要なところもあるからです。土と砂利や石でも出し方に違いがあります。地元自治体のホームページを確認しましょう。
処分する前に気をつけること
処分に困ったからといって、公園や野山に古い土や砂利などを勝手に捨てるのはやめましょう。違法投棄として処分される対象になってしまいます。家庭菜園など園芸を続けたい方はリサイクル法を、引っ越しなどで処分する必要がある方は「土の捨て方」を読んで、自分にあった方法を選びたいですね。
土の捨て方
鉢植えの花や植木が枯れてしまったり、プランターの家庭菜園の収穫が終わったりして、残った古い土の処分方法を紹介します。地元の掲示板「ジモティー」などで、園芸用土が欲しい方を探すのも1つの方法ですね。
①自治体での土の捨て方
マンションやアパートなどで園芸用土の処分ができない方が、分別ゴミとして出すことが可能な自治体もあります。全国の政令指定都市の処分方法を見ていきましょう(ゴミの名称の表記は、自治体の記載にしたがっています)。
各自治体の捨て方一覧
- 北海道札幌市:燃やせないゴミ(少量)
- 宮城県仙台市:家庭ごみ(少量ずつ)
- 新潟県新潟市:燃やすゴミ(片手で持てる程度の重さ)
- 神奈川県横浜市:燃えないゴミ(少量ずつ)
- 静岡県浜松市:連絡ゴミ(有料・土のう袋1つ)
- 愛知県名古屋市:可燃ゴミ(片手で持てる重さ、1回1袋まで)
- 京都府京都市:燃やすゴミ(片手で持てる重さ、1回2袋まで)
- 大阪府大阪市:普通ゴミ(ゴミに混ぜて少量ずつ)
- 兵庫県神戸市:燃えないゴミ(片手で持てる程度)
- 広島県広島市:不燃ゴミ(丈夫なポリ袋に入れて、少量ずつ)
- 福岡県北九州市:家庭ゴミ(少量)または粗大ゴミ(多量)
- 福岡県福岡市:燃えないゴミ
②クリーンセンターへ搬入する
マンションやアパートなどで用土や砂利などの処分ができない方向けに、各自治体のクリーンセンターへの搬入が可能な地域もあります。大阪府堺市では、粗大ゴミ受付センターで年に1回、レジ袋3袋まで(片手で持ち上がる重さ)の引き取りが可能です。自治体のホームページで確認してみましょう。
③園芸店・ホームセンターへ持ち込む
ホームセンター島忠やホームセンターユニディでは、購入したお客様へのサービスとして不用品の引き取りを行っています(適用条件がある場合も)。プロトリーフガーデンアイランド玉川店では、「ガーデニングスタンダードの土」の空袋に古い土を入れて持参すれば、無料で引き取ってもらえます。土の買い替えに便利ですね。
出典:写真AC