家庭菜園をはじめよう
家庭菜園を始めるにあたり、土作りはとても重要です。いい土かどうかで、野菜の生育なども変わってきます。土の配合などは初心者には少し難しいかもしれませんが、畑の作り方は初心者でも簡単に始められます。
家庭菜園におけるいい土とは?
家庭菜園や野菜作りにおいて、良い土と呼ばれているのは「団粒構造」と呼ばれる土です。団粒構造は、微生物の働きにより団子状の土が集まっている土のことをさします。そのため団粒構造の土は、水はけ、水もち、通気性に優れています。土を触ってみて、柔らかくふかふかしている土はこの団粒構造になっている可能性が高いです。
触ってみて固い土は?
土を触ってみて固いようであれば、団粒構造になはなっていません。そのため、家庭菜園を始める前に土壌改良が必要です。初心者はまず土を触ってみて、固いか柔らかいかをチェックしてみましょう。
家庭菜園や畑作りに必要な道具
土作りや畑作りをするときは、道具が揃っている方が便利で簡単です。ここでは、畑作りや土の作り方などを始めるにあたり、必要な道具を紹介します。
スコップ
スコップは土を掘るのに必要な道具です。土を掘る以外にも、天地返しや用土の配合、肥料を混ぜ込むなどにも使えます。スコップには主に2種類あり、先がとがっているものと先が平らな四角いものがあります。また小さな園芸用のもの(移植ゴテ)もあるので、用途に合わせてどのスコップを使うか決めるようにしましょう。
鍬
鍬は畑を耕したり、畝を立てたりするのに必要な道具です。鍬があると簡単に土を耕せますが、重くて扱いにくいという欠点もあります。プランターや小さい畑では必要ないこともあるので、家庭菜園を行う場所や用途を考えてから購入しましょう。
除草鎌
雑草を除草するときに使う道具です。雑草は手で抜くのもできますが、除草鎌があったほうが簡単に除草できます。夏に家庭菜園をする場合は、購入をおすすめします。
ジョウロ
植物に水をあげる道具です。ジョウロの代わりにバケツを使うと、種まきした種が土から流れてしまうことがあります。そのため家庭菜園をするのであれば、ジョウロは必ず購入するようにしましょう。
畑の作り方
家庭菜園を始めるにあたり、まず最初にすることは畑作りです。畑作りは農家が使っている大型の機械などを使わなくても簡単にできます。
畑の作り方①土質チェック
畑作りや土作りを始める前に、まずは土質チェックをするのがポイントです。このチェックでは、土が粘土質なのか砂質なのかを見分けます。やり方は、初心者にも簡単に行えます。
土質チェックのやり方
土に適度な湿り気を与え、強く握りしめます。握った土が指で押して崩れるようであれば砂質の土で、崩れなければ粘土質です。粘土質は水はけの悪い土なので、家庭菜園をする場所を変えるか土壌改良が必要になります。
畑の作り方①除草やゴミの取り除き
畑を作る場所に雑草が生えていたら除草しましょう。同じく石やゴミがあっても取り除くようにします。この作業のときに土をよく耕しておきましょう。耕すことにより土の中に空気が取り込まれ、通気性や排水性がよくなります。
ボタ爺
次は「畑の作り方③苦土石灰の散布」について紹介するぞ!