ピートバン(ピート板)の使い方
使い方①用意するもの
- ピートバン
- まきたい種
- じょうろ
- 割りばし(なくてもよい)
- 紙(なくてもよい)
使い方②ピートバンを吸水させる
まずピートバンをトレーにセットし、水をかけて吸水させます。2.5cm~3cmほどの厚さに膨らむため、十分に膨らんだら余分な水分を捨てましょう。ピートバンはトレーとセットで売られているものがおすすめですが、自分でプラスチックトレーなどを用意してもかまいません。
使い方③種をまく
筋蒔きにする場合、種をまきたいところに割りばしで溝をつけておきます。点まきなら同じ要領でまきたい場所に浅く穴をあけておくとよいでしょう。溝や穴を掘った場所に種をまいたら、周囲の土を寄せるようにして覆土します。ばら播きすることも可能ですが、種によっては覆土をしたほうがよい場合があるため、その際は別に覆土用の土を用意してください。
紙と割りばしを使うとまきやすい
細かい種の播種は、思った場所になかなか種を落とせず煩わしく感じてしまうこともあります。そういった場合には、折り目の付いた紙に種をいれ、割りばしで払い落とすようにしてまくとうまくまける場合があります。ぜひ試してみてください。
使い方④水やり
種まき後は、乾かさないように水の管理をすることが大切です。ピートバンの表面を触って乾いていればトレーに水をたしてください。あげすぎたときは余分な水分を捨てましょう。
カビが生えることもある
ピートバンで苗を育てていると、土の表面に白いカビが生えることがよくあります。このカビはさほど気にする必要はありませんが、気になる方は殺菌剤を表面に噴霧しておくと予防効果が期待できます。
使い方⑤間引き
種が発芽したら、間引きします。まいてある種の数によっては間引きをしなくてもよい場合もあります。しかし、混み合って生えているときは間引きをしておいたほうが移植の際に根っこどうしが絡みにくいため簡単です。
使い方⑥移植
移植に適した大きさまで育ったら、苗をピートバンごと植木鉢や畑に移植します。使用後のトレーは軽く水洗いして乾かしておくと繰り返し使えます。
インターネットで購入できるピートバン
準備や片づけが簡単で、育苗管理もしやすいピートバンは、ホームセンターや種苗店はもちろん、インターネットでも手軽に購入できます。ここでは、インターネットで購入できるピートバンを紹介します。購入時の参考にしてください。
①サカタのタネ・水でふくらむタネまきの土
【メール便不可】水でふくらむ タネまきの土 ピートバン 5枚入
参考価格: 880円
サカタのタネが販売しているこちらのピートバンは「ココピート」と呼ばれる資材が主原料です。ココピートはピートモスによく似た資材ですが、ココナッツの殻を活用して製造されています。ピートモスよりも土壌改良に効果が期待できるといわれており、近年注目されている資材です。商品はピートバン5枚とトレー5枚がセットになっています。
②ゴールデンピートバン
ゴールデンピートバン(種まき床)FH−180 ピートモス 培養土 育苗 苗づくり さし木 たねまき
参考価格: 880円
こちらの商品もピートバン5枚とトレー5枚がセットになっています。ミズゴケを主原料としたピートバンです。
土 育苗 ジフィー ジフィー ピートバン 専門家用 FH-180(ピートバンのみ)4枚入り サカタのタネ
参考価格: 500円
すでにトレーを持っている方は、ピートバンのみでも売られているため利用してみてください。トレーを再利用すれば環境にも優しく経済的です。
③大きなサイズのピートバン
ピートバン FH-450 (約30×38cm 30枚入)【代引、同梱不可】
参考価格: 14,784円
広い面積で本格的な野菜栽培、花栽培を楽しみたい方には、大きなサイズでたくさん種がまけるピートバンもあります。使い方は小さなピートバンと変わりません。トレーは付属していないため別途購入が必要です。
まとめ
細かい種でも簡単に種まきができるピートバンは、家庭菜園を始めたばかりの人から長年栽培を楽しんでいる愛好家まで、幅広い人におすすめの用土です。これまで通常の種まき培土を使っていた方は、ピートバンを使うことで省力化の効果が期待できます。苗を育てるだけでなく、ベビーリーフの栽培にもピートバンは使えます。ぜひ一度試してみてください。
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