菊の種類
小菊は名前のとおり、花の直径が「小さな菊」というのが特徴です。菊はそのほかにも「大菊」や「野生菊」「ポットマム」などに分類されます。菊花展覧会に出品されるような立派な品種や、植木鉢で気軽に育てられるものまで、いろいろな品種があるのが魅力です。それぞれの品種の特徴や用途について紹介します。
大菊
大菊は「菊花展覧会」という菊の品評会でも使用されている大輪の菊で、見事な咲き姿が魅力的な品種です。花の直径が18cmを超えるものもあり、育てるのが難しい上級者向けの菊といわれています。ポンポンのように咲く「厚物」や、花弁が筒のように細く伸びる「管物」など咲き姿もさまざまです。
野生菊
野生菊は、野原や山などに自生している菊で、日本列島や東アジアに広く分布している品種です。茎はまっすぐと上に伸びていき、成長すると木質化して固くなっていきます。枝をたくさん伸ばして、こんもりとした咲き姿になるのが特徴です。花や葉からは優しい芳香がするため人気があります。
ポットマム
ポットマムは、アメリカで園芸用に品種改良された菊の種類です。咲き姿はそのままですが、鉢植え用に品種改良されたため「植木鉢(ポット)菊(マム)」と呼ばれています。「洋菊」に分類され、「スプレーマム」や「ガーデンマム」もポットマムの仲間です。スプレーマムについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ
小菊の特徴や育て方、栽培の注意点や菊の種類などを紹介しました。赤色やピンク色、黄色や白色など花色もたくさんあり、自分好みの小菊を見つけるのも楽しみの1つです。育て方も簡単で、花壇の寄せ植えや盆栽だけでなく、切り花にしてお供えとしても利用できます。そんな魅力的な小菊をぜひ育ててみてくださいね。