安納芋の栽培方法(植え方)
安納芋の植え方
根から芋ができる
さつまいもは茎の節から根が出てきます。その根から芋ができます。そのため茎の節を土の中に埋める必要があります。また苗の植え方によってさつまいもの成長の仕方も変わってきます。茎を水平に植える方法や、斜めに植える方法、垂直に植える方法、船底のように両端を浅く植える方法など様々な方法があります。
植え方で芋のつき方が変わる
植え方によってさつまいもの形や収穫の数が違うため色々な植え方をしてみるのもさつまいもの栽培の楽しみの一つではないでしょうか。土の通気性が悪かったりや乾燥しすぎた状態では芋がうまく育ちません。ごぼうのように細くなったり細い根になったりすることがあります。
安納芋の栽培方法(プランターで)
プランターでの栽培方法
大きめのプランターで
プランターや家庭菜園でも植える時期や栽培方法は大きく変わりません。プランターを使用するときは深さがあり土がたくさん入るものを用意します。苗を植えてからしばらくは毎日水やりをします。
根付いたら土が乾いてから水やりします
根がついてからは土が乾いてから水やりをします。乾燥した土を好むため、根付いてからの多すぎる水やりは芋の発育を妨げたり病気の原因になることがあります。雑草が生えていると芋が育ちにくくなることがあるためこまめにとる必要があります。
安納芋の栽培方法(つる返し)
つる返しと雑草取り
芋を育てるためにする作業
さつまいもは植えて根が出たら、乾いたら水をあげるだけで育つと言われています。そのため初心者や家庭菜園でも比較的育てやすい植物とされています。しかし大きな芋を収穫するまでにはもう一つ重要なことがあります。それは芋がよく育つ夏の時期に行われるつる返しです。さつまいもは伸びたつるが土につくとそこから根が出て地表に芋ができてしまいます。それを防ぐためにつるを土につかないようにする必要があります。これをつる返しと呼びます。
雑草取りも大切な仕事です
雑草があると芋が育ちにくくなるため、つる返しの時にも雑草をみつけたら早めにとります。暑い時期ですがつる返しと雑草を手入れするだけで芋の育ち方が変わってきます。ツルの下に雑草が伸びてしまうと雑草をとることが大変になるため早い時期に気がついたら雑草を取ります。
安納芋の栽培方法(収穫)
安納芋の収穫
収穫まで約120日
気候や地域によっても変化しますが植えてから約120日前後で収穫できます。収穫の際は地面にある芋づるを先に取り除きます。そのあとにスコップやくわで芋を掘ります。
掘り立ては美味しくない
掘りたてのさつまいもは新鮮で美味しそうな気がしますが実はそうではありません。収穫後すぐに食べるとねっとりとした甘さが感じられずボソボソした食感がします。さつまいもは収穫後1〜2ヶ月保存することで熟成されることが特徴です。熟成することで、でんぷんが糖質に変わり甘さが増します。
収穫後の楽しみ
ご飯のおともにもスイーツにも変身
さつまいもはご飯の主役から、おかず、スイーツまで作り方によって様々な料理に変身します。さつまいもご飯、大学芋、さつまいものレモン煮、てんぷら、スイートポテト、そして代表的なものは焼き芋です。
家庭のオーブンでも焼き芋ができます
簡単な焼き芋の作り方を紹介します。焼き芋は家庭のオーブンでも作ることができます。作り方は収穫したさつまいもをアルミホイルに包み、160度のオーブンで90分焼くだけです。15分おきに熱の当たる場所を変えてあげます。さつまいもはじっくり火を通すことでより甘さが増して美味しくなります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
さつまいもは水はけのよくやせた土地を好むため家庭菜園でも気軽に栽培できる作物です。苗を植えたら、水やりと雑草取り、つる返しがメインで育て方もあまり難しくないのも特徴です。収穫後にも調理方法がたくさんあり楽しみですね。初夏に苗を植えれば、秋にはおいも掘りができます。プランターでも栽培することができるので試してみてはいかがでしょうか。
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出典:写真AC