アイリスの種類と花言葉④ジャーマンアイリス
ドイツやフランスのヨーロッパで、品種改良によって誕生した『ジャーマンアイリス』はアヤメ属の中で最も華やかさがあります。色は寒色系から暖色系までさまざまで、フリルのような花びらが特徴的です。花自体もアヤメなどと比べると大ぶりで、花束にしても喜ばれる品種です。
ジャーマンアイリスの基本情報
和名 | ドイツ菖蒲 |
英名 | German iris |
学名 | Iris germanica |
開花時期 | 5月〜6月 |
生育環境 | 日当たりがよく、乾燥した環境を好む |
ジャーマンアイリスの花言葉
ジャーマンアイリスの花言葉には『素晴らしい出会い』『恋の便り』『燃える思い』『エキゾチック』など愛に関連づけられた意味合いを持ちます。見た目が華やかなので気になるお相手に、花束にして贈るのもいいかもしれません。
ボタニ子
少し強めの愛を意味する花言葉になるから、贈るお相手には注意したいね!
アイリスの種類と花言葉⑤ダッチアイリス
オランダでスパニッシュアイリスを品種改良した花が『ダッチアイリス』として誕生し、1番外側の花びらの綺麗な曲線が特徴的です。ジャーマンアイリスと比べると少し控えめな佇まいですが、色鮮やかなものが多く、花束にもよく用いられます。
ダッチアイリスの基本情報
和名 | オランダ菖蒲 |
英名 | Dutch iris |
学名 | Iris hollandica |
開花時期 | 4月〜5月 |
生育環境 | 日当たりがよく、やや乾燥した環境を好む |
ダッチアイリスの花言葉
ダッチアイリスの花言葉には『使命』『伝令』などがあります。他の花言葉に比べると、力強さや責任などを感じる花言葉かもしれません。ギリシャ神話のイリスが忠実な侍女であったというお話から来ているようですね。
アイリス色別の花言葉3つ
続いてはアイリスの色別の花言葉をご紹介していきます。種類別では怖い花言葉は出てきませんでしたね?『復讐』という怖い意味があるのは色別にした場合です。『復讐』のような怖い花言葉は、アイリス全般の花言葉にはありません。現在、花言葉がある青、紫、白のアイリスと、黄色のアイリスにつけられた怖い花言葉をご紹介します。
青のアイリス
『信念』『強い希望』『大きな志』など、アイリスが上に向かって伸びる、凛とした立ち姿を思わせる花言葉が並びます。時期は限られますが、何かに向かって頑張っている人へ贈る花としても、青のアイリスはおすすめです。
紫のアイリス
『知恵』『叡智』などの花言葉は、神話にも出てくる『イリス』が、美しいだけでなくとても聡明な女性だということから、『知恵』や『叡智』の花言葉が付いています。年上の方や、お世話になった恩師の方へ贈る花束としてもいいですね。
白のアイリス
『純粋』『思いやり』『あなたを大切にします』など優しさや、誠実さを表す花言葉があります。バラなどの豪華な花束もいいですが、つつましく上品な花姿の白のアイリスを誠実な気持ちや、優しさを表す場合に花束として贈るのも良さそうですね。
アイリスの怖い花言葉
『復讐』の意味を持つのは、黄色のアイリスです。始めにもご紹介しましたが、花言葉はヨーロッパで生まれたものが多く、宗教的な背景がもとになっていることも多いのです。黄色のアイリスに『復讐』という怖い花言葉が使われるのには、ヨーロッパでの黄色は、イエス・キリストを裏切った者が着ていた服の色という捉え方があり、ポジティブな印象だけでは無いということが関係しているようです。
黄のアイリス
黄色のアイリスには代表的な『キショウブ』があります。『ショウブ』とつくので『ハナショウブ』の仲間かと間違われやすいですが、キショウブはヨーロッパが原産のアイリスです。ジャーマンアイリスなどにも黄色のものがあるので、花束や贈り物などの場合には『復讐』という怖い意味を持つ黄色のアイリスは避けた方がよさそうですね。
まとめ
アイリスの色別・種類別の花言葉はいかがでしたか?花言葉には、発生した土地の背景などが大きく関係しています。いろいろな解釈がありますが、選ぶときには自分の好みや、花言葉を切り取って考えるといいかもしれません。贈る花を花言葉で選んだときには、渡す際に花言葉の意味を添えてあげると、想いが伝わりやすくなりそうですね。花言葉は、隠れたメッセージとして素敵ですが、黄色い花には『復讐』などの怖い花言葉がつくものが多いので、注意が必要ですね。
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出典:写真AC