三つ葉のクローバーの花言葉は？その意味合いは葉の枚数によって違うの？

さまざまな場所で見かける「三つ葉のクローバー」ですが、そもそもどんな植物なのでしょうか？気がつかない方も多いかもしれませんが、同じ三つ葉でも形や大きさが違うものも多く、実は三つ葉のクローバーではない植物の場合もあるんです。

日本で三つ葉のクローバーといえば、和名で「シロツメクサ（白詰草）」と呼ばれている植物のことを指すのが一般的です。繁殖力が強く整備されていない場所でもよく育ちます。「庭の芝生がいつの間にかクローバーだらけになっていた」というような話を、ご近所の方から聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

三つ葉のクローバーの特徴は、楕円形の葉と白くて丸いかわいらしい花が咲くことです。繁殖力もさることながら、地面を這うように伸びる茎がとても丈夫なため、芝生の管理をする人にとっては少し厄介な植物かもしれません。

三つ葉のクローバーと間違われることが多い、シロツメクサによく似た植物がいくつかあるのでご紹介します。

一番よく間違われるのがカタバミ科カタバミ属の「カタバミ」です。カタバミは花が黄色いので開花時期になればわかるのですが、葉だけ比べるとそっくりです。よく見ると葉の形が違っていて、カタバミはきれいなハート型の葉が特徴です。シロツメクサの葉は楕円形です。

濃い紫色の三つ葉ときれいな薄紫の花が特徴的で、育てやすさからも人気のオキザリス。カタバミ科に属するオキザリスもさまざまな種類があります。その中でも「デッペイ・アイアンクロス」という品種は四つ葉で、別名「ラッキークローバー」という名前でも販売されていることがあります。

三つ葉の花言葉は「愛・信仰」「私を思い出してください」「約束」ですが、もうひとつ「復讐」という少しネガティブな花言葉もつけられています。愛や幸福など前向きな花言葉が多いなか、復讐という花言葉がつけられた意味は諸説あります。

• 信仰心を裏切ったり約束を破ったりしたことへの「復讐」という説
• 幸福の裏にあるのは不幸でこの世は表裏一体という考え方からつけられたという説

「見つけると幸運が訪れる」といわれる四つ葉のラッキークローバー。四つ葉につけられている花言葉はそのイメージ通り「幸運」と「私のものになって」です。そして、4枚の葉にはそれぞれ「愛・希望・誠実・幸運」という意味があります。

二つ葉のクローバーには「平和」「調和、バランス」「出会い」というような花言葉がつけられています。対になっている2枚の葉から、平和や調和といった言葉は連想しやすいかもしれませんね。

四つ葉のクローバーより見つかる確率は相当低くなりますが、五つ葉・六つ葉・七つ葉のクローバーも存在し、花言葉もきちんとつけられているのをご存じですか？

五つ葉には「財運や財産、繁栄」といった経済的豊かさを意味する花言葉が、六つ葉には「地位・名声」、そして七つ葉には「無限の幸福」という壮大な花言葉がつけられています。

よく目にする三つ葉のクローバー（シロツメクサ）は、葉の枚数によってそれぞれつけられている花言葉が違います。全体的に「夢や希望、幸福」といった前向きな言葉が多くつけられていますが、三つ葉のクローバーには「復讐」といった少し怖い花言葉もついているのを覚えていますか？四つ葉のクローバーばかりに気を取られ、三つ葉のクローバーを踏みつけて荒らさないようにしたいですね。