ランタナとは?
ランタナは、咲き進むにつれて、徐々に花色が変わっていく植物です。ホームセンターなど販売店では、鉢花や挿し木として流通し、ガーデニングや寄せ植えで広く楽しまれています。オレンジ・ピンク・赤・紫など、多彩な花色があるため、ほかの花とも合わせやすい花です。
基本情報
別名 | 七変化(しちへんげ)、紅黄花(こうおうか) |
学名 | Lantana camara |
原産地 | 熱帯・亜熱帯アメリカ |
園芸分類 | 常緑低木 |
形態 | 半つる性植物 |
花色 | 白、赤、紫、オレンジ、ピンク、黄色など |
開花時期 | 5月~10月 |
名称・原産地
名称の由来
諸説ありますが、ランタナの名称は、ラテン語の「lantare(レンタレ)」を語源とし、つる性の特徴である「曲げる」を意味しています。
原産地から現在
ランタナは、熱帯・亜熱帯に150種以上分布している熱帯植物です。園芸用として注目されたのは、ガーデニングやランドスケープが流行していた中世ヨーロッパ。原産地の中南米から伝わり、ルネサンス期の庭園で盛んに栽培されていました。日本では江戸時代末期に伝わり、現在まで園芸用として親しまれています。
ランタナの開花時期
ランタナの開花は、5月~10月の初夏から秋にかけて続きます。日差しにも強く、開花時期がとても長いため、庭や花壇の色どりとして重宝されています。
ランタナの花の特徴
花の色が変わる
最も知られた特徴が、この花色の変化。黄色から白やピンク、オレンジや赤に変わったり、白色からクリーム色へ変わる花もあります。例外で、色の変わらないコバノランタナという別種も存在します。
小さい花の集合体
ランタナは、アジサイと同じように小さい花が集まって咲きます。アジサイよりも小振りで、手毬のような花姿はとてもかわいらしいです。
開花時期が長い
夏の日差しや気温にも耐えるランタナ。初夏から秋まで長い期間咲き続ける、息の長い花として知られています。熱帯原産だからか寒さには弱い面もあり、育てるときは注意が必要です。
ランタナの花言葉
花言葉①「心変わり」
徐々に花色が変わっていくことが、人の心の移り変わりを準えています。よい意味では使われづらい言葉ですが、明るい花色からは「心を入れ変える」ような「心変わり」も感じられます。
花言葉②「合意」「協力」
小さい花が集まって、1つの花姿を形作っていることに因んでいます。信頼できる友人や仲間に贈りたい言葉ですね。
花言葉③「厳格」
英語での花言葉は、「rigor(厳格)」。初夏から秋にかけて長く咲かせ続けることから、計画性のある堅実さを意味する花言葉です。