カラーとはどんな花?
独特なファルムのカラーは、ウエディングシーンで人気の高い花です。結婚式のシーンだけでなく、贈りものとして渡すときにもぴったりの花言葉を持っています。今回はカラーの特徴と花言葉、花の咲く時期についてご紹介します。花言葉の意味を知って、プレゼントの選択肢の一つに加えてください。
カラーの咲く季節と特徴
カラーの咲く時期をご存知でしょうか。開花時期は4月~6月です。春~夏が始まるまでの季節に見られます。最盛期は6月、ジューンブライドに合わせてカラーが用いられることが多いようです。長く太い茎が特徴で、大きな花びらを1枚巻いたかのような独特の花の形をしています。これは、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変化したものです。仏炎苞の中から顔をのぞかせている黄色い部分が花の部分です。
色は白・黄色など種類が豊富
カラーの花と呼んでいる部分は、実は仏炎苞と呼ばれるガクの部分です。色は、白・黄色・赤・オレンジ・ピンク・紫とさまざまあります。珍しいものから定番のものまで、カラーは100種類以上存在するのです。春の季節にこれだけ色とりどりの花を見せてくれるため「カラー」という名前にも納得する人もいるのではないでしょうか。
カラーの花言葉①色別
カラー全般の花言葉は「乙女のしとやかさ」「華麗なる美」「清浄」です。カラーの名前の由来はギリシア語の「カロス=美しい」が語源です。カラーの名前の由来をイメージさせる花言葉がそのままつけられているといえます。また、6月27日・10月31日の誕生花がカラーです。誕生日プレゼントにカラーを贈るのもよいでしょう。カラーには色別の花言葉もあります。チェックしていきましょう。
白いカラーの花言葉
白いカラーの花言葉は「愛情」「乙女の清らかさ」「清浄」「清純」「凛とした美しさ」です。カラーの代表色が白であることから、カラー全般の花言葉と共通する言葉もあります。混じりけのない白から純粋な愛を連想できます。結婚式でのブーケ、髪飾りにも使われることが多いです。ストレートに愛を表現したいときには定番の白を選ぶのがよいでしょう。
黄色いカラーの花言葉
黄色いカラーの花言葉は「壮大な美」で、7月28日の誕生花です。些細なことで悩まず、何事も広い心で受け止める「寛大な年上の女性像」をイメージした花言葉といえます。お世話になっている年上の女性へのプレゼントに、黄色のカラーを選ぶのもよいのではないでしょうか。
ピンクのカラーの花言葉
ピンクのカラーの花言葉は「情熱」です。情熱と聞くと赤のイメージが強いですが、カラーの場合はピンクです。赤よりは色合いがソフトなこともあるため、思い切って愛情の気持ちを伝えたいときの選択肢の一つになるでしょう。開業・開店祝いのギフトとして贈るのも喜ばれます。
紫のカラーの花言葉
紫のカラーの花言葉は「夢見る美しさ」です。夢を追う若い女性にピッタリの花言葉ですね。黄色が年上の女性をイメージしているのに対し、紫は年下の女性をイメージしています。何か目標に向かってまっすぐに頑張っている女性には紫のカラーをプレゼントし、激励の気持ちを伝えてみるのもよいでしょう。
カラーの花言葉②種類別
カラーには「湿地性」と「畑地性」の2種類があります。水を好む湿地性か、水はけのよい土地を好む畑地性かの違いです。それぞれの特徴と種類別の花言葉があるのかみていきましょう。
湿地性のカラーの特徴と花言葉
湿地性のカラーは、耐寒性が強く水辺でも育ちます。仏炎苞の先が広く開いているのが特徴です。湿地性のカラーは「エチオピカ(和名:オランダカイウ)」の1種類のみで白かピンクの花を咲かせます。エチオピアの国花であることからこのような名前がつけられています。オランダ船で運ばれてきたサトイモに似た根をもつ花という意味で和名がつけられました。花言葉は「乙女のしとやかさ」「歓喜」「凛とした美しさ」「夢のような恋」です。
畑地性のカラーの特徴と花言葉
畑地性のカラーは、湿地を嫌い水はけのよいところで育ちます。花壇で育つのが畑地性のカラーです。葉に白い斑が入るのが特徴です。乳白色の花の「アルボマクラタ(和名:シラホシカイウ)」、黄色い花の「キバナカイウ」、ピンクの花の「モモイロカイウ」があります。畑地性ならではの花言葉はなく、カラー全体の花言葉か色別の花言葉が用いられます。
まとめ
カラーの色・種類はさまざまで、いずれの花言葉も美しさや情熱を秘めて凛と咲くイメージが持てるものばかりでした。プレゼントに選ぶときには相手のイメージに合った色をチョイスするとよいですね。結婚式や開店などのお祝いごとにピッタリのカラーの花を添えてみてはいかがでしょうか。