ブロッコリースプラウトの育て方!室内で簡単に栽培するポイントは?

ブロッコリースプラウトの育て方!室内で簡単に栽培するポイントは?

ブロッコリースプラウトは豊富な栄養成分で注目を集めている野菜です。最近はスーパーでも手軽に購入できますが、自宅にあるもので簡単に育てられます。育て方はとても簡単で、初めての家庭菜園にもぴったりです。ブロッコリースプラウトの室内での育て方のポイントを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ブロッコリースプラウトの育て方
  2. 2.ブロッコリースプラウトの栄養素
  3. 3.ブロッコリースプラウトの効果的な食べ方
  4. 4.ブロッコリースプラウトのおすすめレシピ
  5. 5.スプラウトの種類
  6. 6.まとめ

ブロッコリースプラウトの育て方

栄養価の高さから話題をよび、テレビなどでも紹介されているブロッコリースプラウトですが、実は自宅の室内でも簡単に育てられます。水耕栽培で育てるため培土なども必要なく、種子以外は自宅にあるもので栽培可能です。広いスペースも不要で、キッチンの空いているスペースで育てられます。育てる期間も1週間~10日と短いので、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

育て方①生育環境

ブロッコリースプラウトの生育適温は20~25℃です。冬は気温の下がりすぎに注意し、夏は直射日光の当たりすぎに注意しましょう。

育て方②準備するもの

  • ブロッコリースプラウトの種(ブロッコリーの種を購入しないよう注意してください)
  • キッチンペーパーまたはコットン(スポンジでもかまいませんが、メラミンスポンジは不可です)
  • 深めの容器(食べた後の豆腐の空き容器でもかまいません)
  • 光を遮断するための箱(段ボール箱でかまいません。アルミホイルでも代用可能です)
  • 霧吹き、水差し(勢いよく水やりをすると種が流れてしまうことがあるため)

専用栽培容器を使えばもっと簡単

今回は自宅にあるもので栽培する方法をご紹介しますが、ブロッコリースプラウトは家庭で栽培するための専用容器が販売されています。専用の栽培容器を購入すると最初のコストはかかってしまいますが、水の交換も簡単で繰り返し使えるので大変便利です。栽培容器はホームセンターやインターネットで購入できます。

育て方③種まき

まず、キッチンペーパーやコットンを容器の大きさに合わせてカットし、容器の底に敷きます。その後キッチンペーパーやコットンがちょうど浸かるくらいの水を注いでください。水を注いだらキッチンペーパーもしくはコットンに種をまいていきます。種を敷き詰めるようにまいていきますが、重なり合わないように注意してください。種をまいたら段ボール箱などに入れるか、アルミホイルで包むなどして遮光します。

スポンジでも栽培できる

キッチンペーパーやコットンのかわりにスポンジを使って育てる方法もあります。100円均一などでも購入できる食器洗い用のスポンジでかまいませんが、メラミンスポンジは栽培に適していません。使用方法はキッチンペーパーと同じです。

育て方④管理方法

ブロッコリースプラウトはおよそ3日ほどで発芽します。発芽までの間に種が乾きそうだったら、霧吹きで水を与えてください。発芽したら水を交換し、その後2日に1回のペースで水交換を行ってください。水交換の際は種が流れないよう気を付けましょう。水を交換しないとカビが発生するおそれがあります。

育ったら光を当てよう

種まきから1週間~10日ほど経過すると、スーパーで売られているものと大体同じくらいの大きさに成長します。成長したら段ボール箱から取り出し、光に当ててあげましょう。屋外に出す必要はなく、室内でかまいません。ずっと段ボール箱に入っていたスプラウトは葉の色が黄色いので、光に当てて緑色にしていきます。このとき、あまり強い日差しを浴びると枯れてしまうことがあるので気を付けてください。

ブロッコリースプラウトの栽培に肥料は必要?

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ブロッコリースプラウトの栽培においては、基本的に肥料は必要ありません。ただし栽培農家は生産を安定させるために液体肥料を使うこともあります。水のみの栽培でうまくいかないときは、液体肥料を使用してみてもよいでしょう。おすすめはハイポニカの液体肥料です。

育て方⑤収穫方法

十分に成長し、緑色になったら地上部をハサミなどで切って収穫します。種まきから収穫まではおよそ10日程度です。生のままで様々な料理の付け合わせやトッピングに利用できるので、ちょっと色味が足りないというときにも大変便利です。

ブロッコリースプラウトは再生しない

スプラウトの仲間である豆苗は、切った後に種を水につけておくと再生することが知られています。豆苗はエンドウ豆のスプラウトであり、根の近くにわき芽があるためその芽を残して収穫すれば再生します。一方でブロッコリースプラウトはアブラナ科で、根の近くにわき芽はないので再生はしません。

ブロッコリースプラウトの栄養素

Photo byShutterbug75

ブロッコリースプラウトには、たんぱく質や糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素、スルフォラファンといった栄養素が含まれています。栄養素の種類としてはブロッコリーとほとんど変わりませんが、ブロッコリーよりも栄養成分を豊富に含んでいるといわれています。

注目の栄養素"スルフォラファン"

ブロッコリースプラウトの栄養素で特に注目されているのがスルフォラファンです。スルフォラファンはブロッコリーに含まれているフィトケミカル(ファイトケミカル)のひとつです。フィトケミカルとは、身体に必ず必要なものではありませんが、身体に影響を及ぼす可能性がある植物性の化合物のことです。ブロッコリースプラウトには、このスルフォラファンがブロッコリーの7倍含まれているといわれています。

スルフォラファンの働き

スルフォラファンには、人体の解毒酵素の生成を助けたり、活性酸素を除去したりと、健康増進に役立つ働きがあるといわれています。この働きによって、がんや生活習慣病の予防、肝機能の向上も期待できます。その他にもピロリ菌の除菌や便通の改善など、さまざまな可能性について研究がすすめられている成分です。

http://www.murakamifarm.com/about/functional/sulforaphane/
出典:村上農園

次のページでは、ブロッコリースプラウトの効果的な食べ方とおすすめレシピ、スプラウトの種類をご紹介します。

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ブロッコリースプラウトの効果的な食べ方

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