ブロッコリーを栽培しよう
栄養豊富で、鮮やかなグリーンが料理のアクセントになるブロッコリー、新鮮でより安全なものを安心して食べたいですよね。家庭菜園で気軽にブロッコリーを作ってみませんか?ブロッコリーについて学び、種まきから管理、収穫まで、失敗の少ない王道の方法をみていきましょう。
ブロッコリーについて学ぼう
ゆでてサラダにのせたり、味にくせがないのでパスタ料理やアヒージョなどに入れたりなど、万能なブロッコリーはどんな料理にも合います。ブロッコリーは体にとてもよいといわれていますが、詳しい知識を持っている方はなかなかいないのではないでしょうか。
花蕾を食べる
ブロッコリーは国内でもいろいろな場所で栽培されており、基本的に一年中購入できる野菜ですが、一番おいしいのは初冬から春です。アブラナ科アブラナ属で、菜の花の仲間です。ケールやカリフラワーも同じ仲間になります。普段食べているのは、花蕾(つぼみ)の部分とその周辺です。
ブロッコリーの栄養素
ブロッコリーにはさまざまな栄養素が含まれていますが、特筆すべきはビタミンCの量です。レモンよりも含有量が多く、100グラム食べればビタミンCの一日の必要量を摂ることが可能です。また、妊娠前後の女性に必要な葉酸、ビタミンEやKも豊富に含まれています。
ブロッコリースプラウト
また、ブロッコリーはスプラウトとしても食べられています。カイワレのようなピリッとした辛さはなく、くせもありませんが、抗酸化物質「スルフォラファン」が肝機能を改善したり、血管を修復する作用があるといわれており、生活習慣病の改善に役立てようと研究されています。
ブロッコリーの新芽成分に抗酸化作用 血管や肝臓のダメージを修復
スティックセニョール
最近では、従来出回っている花蕾を中心に食べるブロッコリーの他に「スティックセニョール」といわれる茎の長いブロッコリーが売られています。これは、ブロッコリーと中国の野菜「カイラン」をかけ合わせたもので、もちろん茎も食べられ歯ざわりもよく、おいしく食べられます。
ブロッコリーの育て方①育苗の方法
家庭菜園やプランターでも栽培できるブロッコリーの育て方をみていきましょう。ブロッコリーの特徴を学んで下準備をしっかりしておけば、豊作の近道になりますね。
種の選び方
ホームセンターなどに行くとブロッコリーの種だけでもたくさんの種類があるので迷ってしまいますが、初心者におすすめの種は定番の品種です。定番品種は、育て方のノウハウが確立しているほか、一般的な野菜全般の植え方に沿って育てていけば、家庭菜園でもある程度の収穫量が見込めます。
ブロッコリー ピクセル 2000粒サカタのタネ
参考価格: 5,500円
- 春まき・夏まきのできる、早生種
- 比較的病気に強く管理しやすい
- 茎の中の空洞ができくく、柔らかいので収穫がしやすい
【ブロッコリー】次々とれるブロッコリー 緑笛(りょくてき) 【サカタのタネ】(1ml)野菜種[秋まき][春まき]922503
参考価格: 396円
- 春まき・夏まきのできる早生種
- 比較的病気に強く管理しやすい
- 形の乱れが少なく、つぎつぎに収穫できる
ブロッコリー種子 サカタ交配・・・緑嶺・・・<サカタのブロッコリー種子です。種のことならグリーンデポ>
参考価格: 5,040円
- 春まき・夏まきができる早生種
- 比較的病気に強く、管理しやすい
- 頂花蕾・側花蕾ともにたくさん収穫できる
ブロッコリー種緑帝(1ml)サカタ芽花椰菜 メハナヤサイ めはなやさい
参考価格: 385円
- 春まき・夏まきができる早生種
- 比較的病気に強く、管理しやすい
- 寒さに当たっても、紫色になりにくい
ブロッコリーの品種は、種まきの時期や栽培の場所の気温、湿度など条件によっておすすめの種が違うので、種の裏の植え方の手順や注意書きをよく読んで確認してください。また、品種によって種まきから収穫までの期間がどれくらいかかるかが違うので、栽培計画をよく練ってから種を購入するとよいでしょう。
種まきの条件と時期
ブロッコリーは秋(9~10月)に種まきして初夏までに収穫する方法と、夏(7月頃)に種まきして秋冬に収穫する方法の2パターンがあります。発芽温度が20~25℃必要なため、夏に種まきする方が温度管理が楽で育てやすいです。日光は十分当てますが、暑さには弱いため風通しに注意してください。
自分で種まきをして育てれば手間は少しかかりますが、苗を購入するよりも割安なので、家庭菜園でもたくさんの収穫を楽しむことが可能です。種まきからの管理が不安な場合や、より手軽にブロッコリーの栽培を始めたい場合は苗の購入がおすすめです。苗を選ぶ場合は、茎が太くしっかりしていて緑の濃いものを選ぶとよいでしょう。
ボタニ子
次は種まきと苗の育て方についてです。