ブロッコリーはどんな野菜?
ブロッコリーは鮮やかなみどり色の緑黄色野菜で、ビタミンCが豊富なことで知られています。味にくせが少ないので、お弁当の彩りやサラダやシチューの具材として調理することが多い野菜です。買い置きしておくと便利なのですが、食べようとしたら黄色く変色して、よく見ると小さな黄色の花が開いていることがあります。そんなブロッコリーに花が咲いたり、黄色くなってしまった場合は食用にして大丈夫なのでしょうか?いろいろな疑問をくわしく調べました!
ブロッコリーの基本データ
ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の野菜でキャベツなどが仲間で、別名みどり花やさいと呼ばれ、カリフラワー(別名花やさい)の品種改良の野菜です。一年中栽培されていますが、旬は11月から3月上旬の寒い時期が甘みも大きさもよく保存にも適しています。
ブロッコリーの産地
ブロッコリーはすずしい気候を好み、寒さには強い野菜です。全国的に栽培の上位は1位北海道、2位埼玉県、3位愛知県となっていますが、秋から冬の出荷は埼玉県と愛知県が中心となっています。夏場はほとんど北海道産のものです。
ブロッコリーの食用部分
一般的に食べる部分は、ブロッコリーのみどり色の帽子のような部分で花蕾(からい)と呼ばれる開花まえのつぼみを食べるのが中心です。もちろん茎も葉も食用にできますので、捨てるところがない素敵な野菜です。
ボタニ子
ブロッコリーに花が咲いた
良くご覧になるとブロッコリーの花蕾(からい)に、小さな黄色い花がみえ花びらが開く直前です。ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ科なので、黄色かクリーム色の花が咲きます。ブロッコリーの食用部分の花蕾は、花が開くまえのつぼみを食べているわけです。
ボタニ子
ブロッコリーのつぼみを食べていたのね
花が咲くメカニズム
花が咲く過程
植物に花が咲くのは仲間をふやして子孫を残すためで、花が咲き種ができて翌年につなげるためです。それには適温で開花して種をつけていきますが、植物は自分では動けないので虫や鳥などに食べられることもあるリスクをかかえながら受粉してもらいます。
花が咲く条件
食用部分である花蕾はすべてつぼみですから、条件が整うと花が咲きます。秋から冬、そして早春までは虫の活動も少なく、受粉のチャンスもすくないので開花はおそくなります。春あたたかくなってきますと、つぼみから黄色の花が開いてきます。そうなりますと、黄色に変色したようにみえるブロッコリーになってしまいます。
花を咲かせないためには
野菜を長持ちさせる保存方法にはいくつかのポイントがあります。栽培されている条件に、なるべく近い状態で保存しますと長持ちします。
ブロッコリーの保存方法
- 冷暗所で保存する(涼しい気候を好むため)
- 植わっている状態とおなじに花蕾を上にして保存する(横向きや下向きはNG)
- 乾燥をさけ光をさけるために新聞紙でくるむ(日光にあたると開花が早まる)
- 野菜保存ふくろを活用する(老化ホルモンのエチレンガスが発生すると劣化するため)
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ブロッコリーを黄色くしない保存方法
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
- 花蕾を上にして立てるように保存する
- 乾燥をふせぐため新聞紙でくるむ
- 野菜の鮮度維持ふくろを活用する
ボタニ子
それでも黄色になった!食べられるの???
たいへん!ブロッコリーに花が咲いてしまった・・・