ブロッコリーの栽培スケジュール
季節ごとにすること
春には春まき苗の植え付けを
寒さが和らぎ始める3月中旬~4月にかけてが春まき苗の植え付け時期です。用土を準備し植え付けたら、水やりや追肥をしながら収穫時期を待ちましょう。早くて5月ごろから収穫を楽しめます。
夏には夏まき品種の種をまこう
7月~8月が夏まき品種の種まき時期であり、8月は植え付け時期でもあります。肥料を与え暑さに気をつけながら、秋の収穫時期を待ちましょう。春まき品種の収穫は、側花蕾も含めると7月ごろまで続きます。
秋は夏まき品種の収穫スタート
追肥を続けながら花蕾を大きく育てていくと、早くて10月ごろには夏まき品種の収穫時期を迎えます。側花蕾を収穫したいのなら、追肥を続けましょう。11月にすでに寒さが厳しい地域では、寒さ対策も忘れずにしてください。
冬は春まき品種の種をまこう
春まき品種の種まきの適期は2月ごろです。気温がまだ低いため、暖かな場所で管理し発芽を待ちます。また、冬は夏まき品種の側花蕾の収穫時期でもあります。寒さに当たったおいしい側花蕾を楽しみましょう。
ブロッコリーのプランターでの育て方【準備】
必要なもの
- ブロッコリーの種(または苗)
- プランター
- 用土
- 鉢底ネットと鉢底石
- 肥料
- 支柱
ブロッコリーのプランター栽培は、種からでも苗からでもできます。種から育てるほうが難易度が高いため、家庭菜園初心者の方には苗から育てることをおすすめします。苗は茎が太くてしっかりしており葉の緑色が濃く、害虫被害を受けていないものが、丈夫で育てやすいです。湿気を嫌うため、鉢底石の準備も忘れないように気をつけてください。
品種の選び方
ブロッコリーには大きく分けて、収穫まで120日以下の中生種と145日以上の晩生種の2種類ありますが、どれを選んでもよいわけではありません。生育適温の15℃~20℃で収穫を迎えるように、種まきや植え付けから日数を逆算して選びましょう。花芽をつける条件として、中生種は16~18℃、晩生種は12~15℃と違いがある点も注意すべきポイントです。
プランターの選び方
サイズ
プランターの選び方で大事なのはサイズです。ブロッコリーは株の直径が50cm以上にも成長するため、幅60cm以上のものを選びましょう。根がしっかりと張るためにも、浅型ではなく深型タイプがおすすめです。目安としては、幅60cmのタイプで2株育てられます。1株のみ育てたい場合は、直径も深さも30cm以上の深型の植木鉢を使っても構いません。
ボタニ子
材質
ブロッコリーの栽培期間は比較的短めなこともあり、材質は特に気にしなくても大丈夫です。素焼きタイプなら重量感はありますが、安定性と通気性に優れています。プラスチックタイプは素焼きのものに比べると通気性は劣りますが、軽くて移動がさせやすい点がメリットです。好みにあわせて選びましょう。
【アップルウェアー】楽々菜園 深型600
アップルウェアー 楽々菜園
参考価格: 1,190円
アップルウェアーの楽々菜園深型600は、さまざまな野菜を育てられる22Lのたっぷり用量のプランターです。サイドスリットが入っているため通気性がよく、支柱用のフレーム付きで支柱が設置しやすいのが特徴です。スノコ付きで鉢底石がいらない点も魅力で、貯水機能を使えば水枯れの心配もありません。ベランダでも場所をとらず、家庭菜園初心者の方でも安心して使えます。
サイズ | 幅60cm×奥行き32.4cm×高さ32.4cm |
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材質 | ポリプロピレン |
土容量 | 22L |
貯水容量 | 5.2L |
土作り
プランターでブロッコリーを栽培する場合、地植えほど多くの用土を必要としないことから、市販の野菜用培養土を使うのが簡単でおすすめです。水はけのよい用土を好むため、自作する場合は赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混ぜましょう。さらに、用土10Lに対して苦土石灰と化学肥料をそれぞれ10~20gずつ混ぜてください。
ボタ爺
酸性度の強い土壌では、根こぶ病などの病気が発生しやすくなるんじゃ。自作する場合は苦土石灰で中和しておくんじゃ!
ボタニ子
苦土石灰は馴染むのに時間いるから、種まきの2週間前までに土作りを済ませて!家庭菜園初心者の人は特に取り扱いに注意が必要よ!
ボタ爺
次も引き続き、ブロッコリーのプランターでの育て方について説明していくぞ!
あまり大きすぎると、ベランダでは場所をとりすぎちゃうかも。ベランダの広さにあわせることも大事だよ!