ブロッコリーはいろいろな切り方で料理が楽しめる!
ブロッコリーはサラダやシチューなど、いろいろな料理に活用できる身近な野菜です。切り方によってさまざまな楽しみ方があります。購入するときには、切り口がみずみずしく濃い緑色をしたものを選んでください。栄養が豊富で捨てるところがない野菜なので、切り方をマスターしましょう。
ブロッコリーの切り方【つぼみ】
ブロッコリーの小さいつぶつぶは花のつぼみです。つぼみの中には虫が入り込みやすいので、切る前によく洗ってください。ブロッコリーを長期間放置すると花が咲きます。花が咲いた後のブロッコリーも食べられますが、本来の美味しさや見た目の美しさが損なわれるため、できるだけ花が咲く前に食べましょう。
切り方:小房に分ける
ブロッコリーのつぼみを食べやすいサイズに切ることを「小房に分ける」といいます。切ったつぼみは、お弁当のおかずやシチューやポトフなどにおすすめです。つぼみは茹ですぎると色が悪くなるので注意しましょう。シチューやポトフに使うときにはほかの野菜と一緒に煮込まず、あらかじめ鍋で茹でておいたものを最後に加えてください。
ボタニ子
鍋で茹でる代わりに、少量の水を振りかけてラップをし、レンジで加熱(500Wで約4分)してもOKです。
①ブロッコリーを洗う
②葉を包丁で切る
葉は「ブロッコリーの切り方【葉】」で使います。
③茎を包丁で切る
茎は「ブロッコリーの切り方【茎】」で使います。
④外側の束を分ける
上手に切るコツはつぼみを包丁で切らないことです。包丁で切るとバラバラになるため、つぼみは手でさいて分けます。
⑤中央の茎を切る
⑥残りの束を分ける
⑦束のサイズを揃える
ブロッコリーの切り方【茎】
茎は、つぶつぶとしたブロッコリー特有の食感が苦手な人でも食べやすく、栄養価も高い部分です。固い部分を取れば皮まで食べられます。茎はつぼみよりも加熱時間がかかるため、料理によってはつぼみと分けて加熱しましょう。切った茎は、きんぴらやザーサイに使用したり、つぼみと一緒にシチューやポトフに入れたりすると美味しいです。
切り方:皮をむいてから切る
茎の中心部は柔らかく、好きな形に切ってさまざまな料理に使用できます。上手に切るコツは、厚めに皮をそぎ落とすことです。皮が固いので、むくときに怪我をしないよう気をつけてください。皮をむいた後の茎は好きなサイズに切ってさまざまな料理に使えますが、せん切りにしてきんぴらや肉巻きにするのが特におすすめです。
①ブロッコリーの茎を用意する
②皮を包丁でむく
③茎の中心部を包丁で切る
切り方:皮付きのまま切る
茎は繊維を断つ方向に切れば皮まで食べられます。上手に切るコツは、なるべく薄く輪切りにすることです。輪切りにした茎はザーサイ漬けに使ったり、好きな型で抜き、料理やお弁当の飾りに使ったりできます。型抜きをした周りの部分は、みじん切りにして野菜スープなどに入れて使い切るのがおすすめです。
①ブロッコリーの茎を輪切りにする
②お好みで型抜きする
③型抜きした周りの部分をみじん切りにする
ブロッコリーの切り方【葉】
捨ててしまいがちな葉も栄養豊富で美味しい部分なので捨てずに利用しましょう。つぼみや茎同様、加熱してから食べてください。ブロッコリーの葉は食感や味にあまり癖がないので、ほかの葉物野菜の代わりに使うのもおすすめです。細い茎も食べられるので葉と一緒に調理してください。
切り方:好きな長さに切る
葉の切り方はとても簡単で、好きな長さに切るだけです。葉は柔らかく食べやすいので、切るときに特別なコツもいりません。切った葉や細い茎は、炒めものやみそ汁、野菜スープなどに入れると美味しいです。細い茎の部分は、加熱後もシャキシャキとした適度な歯ごたえを楽しめます。
①ブロッコリーの葉を用意する
②ぶつ切りにする
次のページでは「つぼみと茎を分けない切り方」や「茎まで使える美味しいレシピ」などを紹介します。
出典:筆者撮影