プレミアムモスを使ったコケリウム
コケリウムとはガラスなどの容器の中にコケをレイアウトしたものです。同じくガラスの中に植物を入れて陸上の世界をレイアウトしたものをテラリウムと呼びますが、コケリウムはコケのテラリウムということです。同じような言葉でパリダリウムというものもありますがこれはテラリウムの中でも熱帯雨林をイメージしたものです。プレミアムモスはこれらにも利用できます。
コケリウムの作り方
コケリウムの作り方は簡単で市販のガラスの容器の中に苔(こけ)を好きなようにレイアウトするだけです。容器は特別なものでなくても100円ショップで売られている物や家にある空き瓶なども使えます。活着(かっちゃく)の項目でご紹介した方法で流木や石に活着させてレイアウトするのもおすすめです。容器の大きさに合わせてお好きなものを選んでみましょう。容器の底に粘土質の土を入れるとレイアウトを固定できます。
コケリウムの管理
プレミアムモスを利用したコケリウムの管理はプレミアムモスを水上で活着させる方法と同じです。直射日光に当てないように半日陰に置き、ときどき霧吹きで水を与えるだけで大丈夫です。容器を密閉してしまうと曇ってしまい、中が見えなくなるので容器を密閉しないようにしましょう。プレミアムモスは成長が遅いのでお気に入りの風景を長く楽しめます。
プレミアムモスにおすすめの生き物
プレミアムモスは魚などとも一緒に育成できます。プレミアムモスは流木や岩に活着(かっちゃく)させると苔むしたような風景になりますし、大きく育ったものですと木のようにも、森のようにも見せられるのです。魚が森の中を飛んでいるような風景も演出できます。ここでは生き物と一緒に育成する場合のコツをご紹介しましょう。
金魚とプレミアムモス
プレミアムモスは観賞魚と一緒に育成できますが、金魚と一緒に育成する場合はその金魚が何を食べるかに注意してください。金魚にはプレミアムモスを食べてしまう品種があります。
エビとプレミアムモス
育て方の項目でも書きましたが、エビとプレミアムモスは相性がよいです。ミナミヌマエビやヤマトヌマエビはプレミアムモスについた藻や枯れた葉を食べます。また、プレミアムモスは成長が遅いので人の手があまりかかりません。その分水槽の中が安定しやすいのです。汚れが舞い上がるような環境はエビが好まないので手入れのために水槽をかきまわす必要のないプレミアムモスはエビにはよい相棒であるといえるでしょう。
まとめ
プレミアムモスは水槽を美しく飾れる、管理も簡単な苔(こけ)です。観賞魚と一緒に育成してもまるで魚が森を飛んでいるような美しい風景も作れます。また、コケリウムやテラリウムにプレミアムモスを使って、小さな地球のような風景を楽しむことも可能です。プレミアムモスはきっとあなたの思い描いた自然の風景を現実に作る手伝いをしてくれるでしょう。ぜひ、プレミアムモスのきれいなグリーンに癒されてください。
出典:写真AC