コツボゴケとは?テラリウムで人気?その特徴や育て方をご紹介!

コツボゴケとは?テラリウムで人気?その特徴や育て方をご紹介!

コツボゴケは、見た目もかわいい明るいグリーンの苔です。SNSでも癒される!と人気上昇中の、テラリウムやアクアテラリウム作りにおすすめです。アレンジ自在なコツボゴケの特徴や育て方を、わかりやすくご紹介します。合わせて、簡単な苔テラリウムの作り方もお伝えします。

記事の目次

  1. 1.コツボゴケとは?
  2. 2.コツボゴケの特徴とは?
  3. 3.コツボゴケの選び方
  4. 4.コツボゴケの植え方・増やし方
  5. 5.コツボゴケの育て方
  6. 6.コツボゴケの楽しみ方
  7. 7.苔テラリウムを作ろう!
  8. 8.まとめ

コツボゴケとは?

コツボゴケの基本情報

苔庭の写真
Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)


 

苔には蘚類(センルイ)・苔類(タイルイ)・ツノゴケ類、3つのグループがあります。日本に自生する苔は、約1700種!というから驚きです。最も種類の多い蘚類の一つが、コツボゴケです。冷たく乾燥した冬でも茶色く枯れることなく休眠し、春になると再び成長を始めます。苔は究極のエコプランツです。

科名/属名 チョウチンゴケ科/ツルチョウチンゴケ属
生育地 日本/東南アジア
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
日当たり(屋外) 半日陰/明るい日陰
育てやすさ(屋外) ★★★★☆
日当たり(室内) 明るい場所
育てやすさ(室内) ★★★☆☆

ボタ爺

ボタ爺

「こけ」と呼ばれる植物でも、水中で育つのは藻類で「苔」とは違うんだ。藻(も)はガラスを緑に覆ってしまうから、アクアテラリウムの天敵なんだよ!

コツボゴケの生育する環境

苔ときのこの写真
Photo byadege

コツボゴケは寺社仏閣や山間部、市街地など日本中に自生する苔の一種です。半日陰や明るい日陰で育ちます。寒さや乾燥に強く、冬は色が暗くなり縮みますが、枯れることなく冬越します。夏の暑さが苦手で、蒸れて茶色く枯れることがありますが、環境が合えば群生して広がります。

コツボゴケの特徴とは?

ボトルテラリウムの写真

出典:Unsplash

コツボゴケの特徴を、より具体的にわかりやすくご紹介していきす。

特徴①透き通るような色ツヤ

コツボゴケ画像

出典:写真AC

コツボゴケはとても明るいグリーンが特徴です。実際にルーペを使って見てみると、左右均等についた葉には透明感があって、表面はツヤツヤとしています。テラリウムで照明を当てると、コツボゴケがきれいに見えるのは、つやがあって透明感があるからなんです。

特徴②アレンジ自在な楽しみ方

テラリウム写真

出典:Unsplash

コツボゴケは盆栽や苔玉・テラリウムなど、和洋問わず様々な楽しみ方ができる、アレンジ自在な苔です。他の植物と合わせやすく、扱いやすさも魅力です。癒し系インテリアグリーンとして、ギフトにも人気です。

特徴③花言葉

花言葉は「母性愛」

ハクチョウ親子の写真
Photo bypixel2013

苔の花言葉は、『母性愛』。大地をふんわりと優しく覆う苔の姿は、まさに『母性愛』を感じさせます。日本の国歌にも出てくる、唯一の植物が「コケ」です。私たち日本人にとって、古くからあるとても身近な植物です。

コツボゴケの選び方

コツボゴケ写真
Photo by harum.koh

色が明るくて、こんもりとしている株を選びましょう。暗い色や茶色のコツボゴケは、乾燥や劣化も考えられるので避けた方がよいでしょう。小さなパックに入ったものや、大きなシート状のものが販売されています。ホームセンターや園芸店では取り扱い量が少ないので、観賞魚を扱うアクアショップやネット販売で探してみましょう。

ボタニ子

ボタニ子

身近な苔だからと言って、野山に自然に生えている苔を勝手に採取するのは違法です!

コツボゴケの植え方・増やし方

植え方・増やし方①蒔き苔法

蒔き苔とは、苔を小さく分けて植え付ける植え方/増やし方です。挿し芽のイメージでコツボゴケを細かくちぎって、用土に挿していきます。増やす場合は、明るい日陰で週に2〜3回のペースで水やりをします。2ヶ月ほどで新芽が増えてきます。コツボゴケを増やすおすすめの時期は、成長期の春と秋になります。

植え方・増やし方②移植法

出典:写真AC

移植法は、コツボゴケを少しづつ隙間を広げて植え付ける植え方/増やし方です。コツボゴケを優しく引っ張りながら、広げて隙間をあけて用土の上に置きます。上から軽く目土で抑えて、明るい日陰で週に2〜3回のペースで水やりをします。1〜2ヶ月で新芽が出てきます。広いスペースにおすすめの育て方/増やし方です。

植え方・増やし方③置き苔

ミニテラリウムと猫の写真
Photo by t.nz

文字通り植えつけたい場所に苔を置いていく植え方/増やし方です。他の草花と違って、苔は根が着生するまでに2〜3ヶ月かかります。ただ置くのではなく、上からしっかりと抑えつけるのがコツです。流木や苔玉のような立体的な物には、絹糸で巻きつける植え方もあります。

コツボゴケの育て方

育て方①置き場所と日当たり

室内ではレースのカーテン越しに日が入る、明るい場所に置きます。コツボゴケのきれいな明るいグリーンが保てます。密閉したテラリウムはフタを開けて、時々換気しましょう。屋外では半日陰か明るい日陰に置きましょう。熱に弱く暑さで蒸れると、茶色く枯れることがあります。夏は直射日光が当たらない、風通しの良い場所がおすすめです。寒さや乾燥には強く、屋外で冬越しできます。

育て方②霧吹きで水やり

出典:写真AC

コツボゴケへの水やりは、霧吹きで行います。コツボゴケは葉から水分を吸い上げます。根は岩場や樹木に着生する役割があります。表面が乾燥してきたら、たっぷりとスプレーしましょう。夏の暑さで蒸れて、茶色く枯れることがあります。夏の水やりは、早朝や夜の涼しい時間帯がおすすめです。苔玉や盆栽はたっぷりの水で、浸水させるのもよいです。

育て方③元気に育つ用土

用土と土入れの写真

出典:Unsplash

苔が元気に育つ用土は、通気性がよく保水力のある土です。ブレンドするには、赤玉土や鹿沼土の細粒をメインに、川砂やピートモスを混ぜて作ります。市販の培養土では、山野草の土や盆栽の土で、目の細かいものを選びましょう。苔テラリウムにはハイドロボールや富士砂を、アクアテラリウムには専用のソイルやマットを使います。カビの発生を防ぐためには、有機物を含まない物がおすすめです。

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コツボゴケの楽しみ方

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