種から発芽させる方法
種から発芽させる方法は、初心者のキュウリの育て方としてはやや難易度が高いです。ただし1度に多くの苗を育てる場合や成長観察を楽しみたい人には、苗から栽培するよりも種から栽培する方法がおすすめです。そこで初心者でもチャレンジできるよう、種から発芽させる方法をわかりやすく解説します。
種まき時期の計算方法
種から発芽させる場合、種まきの時期は植え付け時期から計算します。種から発芽までにかかる期間は1週間が目安ですが、25℃~30℃の環境下では4日前後で発芽できます。ただし植え付けに適したサイズまで株が成長するには約30日かかりるので、植え付け時期の30日前を目安に種まきをするとよいでしょう。
種まき
種から発芽させる場合(地這い品種のキュウリを除く)、植え付けの時期までは発芽ポットまたは育苗箱を使います。どちらを使っても発芽に大きな影響はありませんが、少量の種まきには発芽ポット、大量に種まきする場合は育苗箱を使った方が管理がしやすいです。
発芽ポットに植える方法
発芽ポットを使う場合は、直径約3cm深さ約1cmの穴を作ります。そこにキュウリの種を2粒~3粒いれるのですが、入れるときに種がくっつかないよう間隔をあけて種を植えましょう。種を植えたら土をかぶせ、上から軽くおさえてから水やりを行います。
育苗箱に植える方法
育苗箱に種まきをする場合は、深さ1cm幅2cmの溝を掘ります。複数の溝を作る場合は、溝と溝の間隔を8cm~10cmあけてください。種は横向きにし、約2cmの間隔で並べていきます。種を並べたら5mmほど土をかぶせ、上から軽くおさえてから水やりをします。
発芽までの手入れ
種まきをした後にたっぷりと水やりをしたら、発芽するまでは水やりをしません。ただし種から発芽するまでに約1週間かかるので、乾燥を防ぐ対策は必要です。なお濡れた新聞紙を上からかけるだけでも、種から発芽するまでの乾燥防止に効果があります。
間引き
間引きのタイミングは、発芽ポットの場合と育苗箱の場合で違います。発芽ポットの場合は、小葉が出るタイミングで2本立ちに間引きします。なお育苗箱の場合は、最初に本葉が出たタイミングで1本立ちになるようにします。ちなみに植え付けは、どちらの場合も本葉が3枚~4枚になった時期を目安にしてください。
風通しのためにも間引きは必要
キュウリは、種から発芽すると葉もどんどん大きくなります。そのため植え付け時期前に隣のキュウリと葉が重なるようになったら、間引きを行い風通しをよくしてください。なお風通しの悪い状態が続くと厄介な病気や害虫が起こりやすくなり、成長速度にも影響が出ます。
グリーンカーテンとしてのキュウリの育て方
グリーンカーテンとしてキュウリを栽培する方法は、比較的初心者でも失敗が少ないです。キュウリの葉は大きいので日差しを遮るのにピッタリで、グリーンカーテンとして栽培してもキュウリの収穫ができます。そこで初心者でも失敗しないよう、苗から育てるキュウリのグリーンカーテンづくりを紹介します。
準備するもの
グリーンカーテンとして栽培する場合は、プランター栽培がおすすめです。ただし苗は株間を開けて植え付ける必要があるので、苗数からプランターを準備する数量を判断してください。なおツルを誘引するためのネットと、ネットを支える支柱も一緒に準備しましょう。
ボタ爺
次はキュウリをグリーンカーテンにする場合の用土について紹介します。