種まき用バーミキュライトの効果的な使い方
バーミキュライトは高温加工で無菌化されているので、デリケートな管理が必要な種まきの用土におすすめです。種まきとしてのバーミキュライトの使い方は、「バーミキュライトを単体で使う方法」と「成長にあわせてバーミキュライトの量を変える方法」の2種類があります。
①単体で使う方法
バーミキュライトで種まきの用土を作る場合、「バーミキュライト単体を用土に使う使い方」が初心者におすすめです。バーミキュライトは無菌化された土なので、発芽に悪影響を及ぼす微生物が発生しません。さらに保水性・保肥性が高いので、種まきの初心者でも管理がしやすくおすすめです。
②成長にあわせて量を変える方法
バーミキュライトの量を成長にあわせて調整する方法では、種まきの基本用土にバーミキュライトを加えます。種まきの基本用土には赤玉土と腐葉土のブレンドが一般的ですが、軽さが特徴のビートモスやパーライトもおすすめです。なおバーミキュライトは、基本用土に種まきをした後の覆土(ふくど)に使います。
成長にあわせて量を調整すると効果的
バーミキュライトを種まきの用土にする場合は、種まき後の覆土にする使い方が簡単です。ただしバーミキュライトは非常に軽い土なので、強風で飛ばされたり発芽した苗を支えきれず不安定になったりします。そのため成長にあわせてバーミキュライトを基本用土に加えていき、覆土に重さのある土を使うのがおすすめです。
挿し木用バーミキュライトの効果的な使い方
挿し木に適した用土の条件は「病原菌がいない」「保水性が高い」「肥料を含んでいない」の3つです。バーミキュライトは挿し木に適した用土の3条件をすべて満たしているため、初心者には難しい挿し木もバーミキュライトなら簡単にできます。ただしバーミキュライト単体での使い方は、挿し木の発根がポイントです。
挿し木の発根には発根剤を使うと効果的
バーミキュライトだけでも挿し木の用土になりますが、挿し木は発根させるまでが難しいため、初期段階の挿し木に発根促進剤を使うのが成功のコツです。挿し木の発根促進剤は、発根に特化した「発根促進剤」と元気な根を育てる「発根活性剤」があるので、目的や成長にあわせて使いわけると挿し木の成功率がアップします。
おすすめ①ルートン
挿し木 挿し苗 発根 ルートン 15g 住友化学園芸
参考価格: 305円
ルートンは、粉末タイプの発根促進剤(植物ホルモン剤)です。挿し木の断面にルートンをまぶすだけなので、液だれの心配もなく使いやすいです。ルートンは粉末タイプなので球根や種芋にも使えますし、種に使っても発根効果がアップします。
おすすめ度 | ★★★ |
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参考価格 | 305円(税込) |
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容量 | 15g |
効果 | 発根の促進 |
タイプ | 粉末タイプ |
おすすめ②メネデール
■植物活力剤■植物活力素 メネデール 500ml
参考価格: 1,215円
メネデールは、発根を促進させるだけでなく根を上部に育てる活力剤でもあるので、挿し木を成功に導く万能アイテムといえます。さらにメネデールは、挿し木をした後も薄めて散布することで丈夫な根が育ちます。
おすすめ度 | ★★★★ |
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効果 | 発根の促進/根の滋養強壮 |
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タイプ | 液体タイプ |