バーミキュライトとは?用土としての特徴・性質や効果的な使い方を解説!

バーミキュライトとは?用土としての特徴・性質や効果的な使い方を解説!

バーミキュライトは鉱石を加工した人工土です。用土に効果的な性質をたくさんもっているため、目的にあわせていろいろな使い方ができます。そこでバーミキュライトの効果的な使い方とともに、用土としての特徴や性質について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.バーミキュライトってなに?
  2. 2.バーミキュライトの性質
  3. 3.用土としてのバーミキュライトの特徴
  4. 4.種まき用バーミキュライトの効果的な使い方
  5. 5.挿し木用バーミキュライトの効果的な使い方
  6. 6.ハンギング用バーミキュライトの効果的な使い方
  7. 7.土壌改良用バーミキュライトの効果的な使い方
  8. 8.まとめ

ハンギング用バーミキュライトの効果的な使い方

Photo by T.Kiya

ハンギングの用土は壁や柱にぶら下げて飾るため、草丈にあわせて軽量化することが重要です。草丈が低い植物の用土は、バーミキュライトのような軽量タイプの土を使います。草丈が高い植物の用土は、赤玉石などで重さのバランスを整えるのが軽量化する際のポイントになります。

①種まき用のハンギング用土

ハンギングに種まきする場合の用土は、バーミキュライトを単体で使うのではなく、軽量タイプのピートモスと一緒に使う方法がおすすめです。ピートモスは軽量タイプの土で、水はけがよくなるため種まきの用土に適しています。配合は「バーミキュライト:ピートモス=1:1」を目安にするとよいでしょう。

②挿し木用のハンギング用土

ハンギングに挿し木するには「バーミキュライト単体で使う方法」と「基本用土にバーミキュライトを混ぜる方法」の2種類があります。草丈の短い挿し木の場合は、バーミキュライトを単体でつかいます。草丈が長い挿し木はバーミキュライトだけだと支えられないため、赤玉石や鹿沼石などにバーミキュライトを混ぜます。

③栽培用のハンギング用土

栽培用のハンギング用土は、基本用土にバーミキュライトを混ぜるのがおすすめです。草丈の低い場合は「バーミキュライト:パーライト:ピートモス=3:3:2」、草丈が高い場合は「バーミキュライト:パーライト:ピートモス:赤玉石=3:3:2:1」がおすすめです。

土壌改良用バーミキュライトの効果的な使い方

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バーミキュライトを土壌用に使う場合は、基本用土とのバランスに注意しましょう。バーミキュライトは保水性・保肥性・断熱(保温)性が高いですが、肥料としての効果はありませんし、殺菌作用もありません。またバーミキュライトは軽すぎて飛散しやすいため、使い過ぎにも注意が必要です。

①硬い土を柔らかくしたい場合

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古くなってか高くなった土をふかふかにする場合は、バーミキュライトの固結防止作用が効果的です。硬くなった土を掘り返したら、バーミキュライトを土壌の30%程度加えます。さらにバーミキュライトと同量の腐葉土を加え、全体をしっかりと混ぜて1週間~10日程度寝かせます。

②鉢植えの場合

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鉢植えの土壌改良の場合は、バーミキュライトの使い過ぎで鉢の重心バランスが悪くならないように注意します。バーミキュライトの配合の目安は鉢の重さ・植物の草丈によっても変わりますが、草丈が低くある程度重量のある鉢の場合は、土壌の20%を目安にバーミキュライトを加えるのがおすすめです。

まとめ

Photo bywalkersalmanac

バーミキュライトは、植物や野菜の栽培などに使えるおすすめの土です。バーミキュライトは無菌化された土なので室内栽培や水耕栽培にも使えますし、管理が難しい種まきや挿し木にも適しています。ただしバーミキュライトは軽すぎるのがデメリットなので、使い過ぎによる転倒や飛散には注意しましょう。

Akemi
ライター

Akemi

自然や植物と楽しく暮らすヒントを、わかりやすく紹介していきます。

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