メネデールの特長と使い方！発根促進剤としての効果を詳しく解説！

メネデールは正式名称を「植物活力素メネデール」という植物の活力剤です。元気のなくなった樹木や野菜、植物に活力を与える効果を持つので、「植物のサプリメント」と呼ばれています。ほぼ無色無臭の液体なので、室内栽培の観葉植物などにも気軽に使えます。液肥によく似ていますが、肥料成分は含まれていません。あくまでも肥料の補助的役割を果たす活力剤です。

メネデールの名前は、弱っている植物に活力を与え、発芽率・発根率を上げる効果に由来しています。「芽と根が出る」から「メネデール」となりました。ちなみに英語表記だと「MENEDAEL」ですが、スペルの由来は不明です。

前に触れたように、メネデールは活力剤であって液肥ではないので、窒素、カリ、リン酸といった肥料成分は一切含んでいません。その代わり、植物の成長を補助する成分を含み、肥料成分の吸収を助ける働きがあります。ゆえに、適切な施肥に加えてメネデールを与えると、植物の生育がよくなるという訳です。「植物のサプリメント」と呼ばれているのも、このことに由来しています。

メネデールに含まれている有効成分は「二価鉄イオン（Fe²⁺）」です。この二価鉄イオンは、植物が光合成をする際に必要な葉緑素の生成に、重要な働きをします。この成分が不足すると葉緑素が十分に作られないため、「白化現象」と呼ばれる症状を起こしてしまいます。この症状が出ると光合成も十分にできないので、当然植物の生長にも悪影響を及ぼすという訳です。

メネデールには植物の切り口や傷ついた箇所を保護する効果があります。二価鉄イオンには、切り口や傷ついた箇所から出る分泌物と結合して、膜のような作る性質があるからです。この効果は切り口や傷口を保護すると同時に、新しい根の発生を促します。この効果を利用して、発根促進剤として使うこともあります。

まずは、一般的な「植物活力素メネデール」を紹介します。規格は100ml、200ml、500ml、2L、5Lが販売されています。

メネデールはシリーズ化されている商品です。一般的な「植物活力素メネデール」の他にも、複数の商品が販売されています。ここでは、メネデールシリーズの商品とその特長を紹介しましょう。

こちらは、いわゆる「液肥」となります。肥料成分の三要素である窒素・リン酸・カリを配合した液肥のシリーズで、活力剤のメネデールとは効果が全く異なることなりますので、その点は注意が必要です。

オールマイティーな「活力液肥」の他、野菜の生育にピッタリな成分配合の「やさい肥料」、芝生やグラウンドカバーなど下草の栽培向けの「芝肥料」といった特化型の液肥があります。自分の育てたい植物に合わせて選んでくださいね。

ドリルの推奨サイズは直径9mmです。土にもメネデール希釈液を使うと、さらによく効きますよ。効き目は抜群ですがドリルを使うので、上級者向きの活力剤であると言えるでしょう。