臭いを防ぐブロッコリーの保存方法
ブロッコリーは呼吸量が多い野菜です。輸送時は呼吸を抑えるため低温で運ばれますが、保存状態により徐々にガスの発生が増えます。購入後、できるだけ早く食べきるとよいでしょう。しかし、すぐには食べられない、一度には食べきれないという場合には、臭いを防ぐためにも新鮮な状態で食べきるためにも、適切な方法で保存しましょう。
方法①冷蔵庫での保存
冷蔵保存1:チルド室で保存する
ブロッコリーは常温で保存すると劣化が進むため、冷蔵庫で保管しましょう。ブロッコリーの保存に適した温度は0℃が理想です。家庭の冷蔵庫なら、野菜室よりもチルド室が向いています。その際、買ってきたときに入っているビニール袋にも注意が必要です。買ってきたときに「高鮮度保持フィルム」に包装されていたなら、そのまま保存しておいてかまいません。
冷蔵保存2:容器に水を入れ立てて保存する
ブロッコリーは袋から出して、立てられる瓶などの容器に茎がつかるように水を少量入れて、立てた状態で保存します。つぼみ部分の乾燥を防ぐため、キッチンペーパーをかぶせ、上から軽くラップをすれば大丈夫です。この状態で保存し、3日程で食べきりましょう。
冷蔵保存3:加熱して保存
ブロッコリーは茹でると分解が進み、臭いをより強く感じるようになってしまいます。そこで、茹でずに電子レンジや蒸し器でまとめて加熱して保存しておくこともできます。加熱後はキッチンペーパーにのせてしっかり水分を切って、冷ましてから保存しましょう。お弁当やサラダにすぐ使えてとても重宝します。ただし加熱後の賞味期限は短く、2日ほどが目安です。
方法②冷凍保存
賞味期限が短いブロッコリーは冷凍保存に向いた野菜で、冷凍しても栄養を維持できます。小さくカットして冷凍しておくと大変便利です。生のままでも加熱後でもどちらでもかまいません。どちらも手間もかからず、簡単に解凍でき時短調理ができますので、朝のお弁当作りにも最適です。
冷凍保存1:生のまま冷凍
ブロッコリーを水を張ったボウルで丁寧に振り洗いし、水けを切り、使いやすい大きさに小房に切り分けてから、保存用ビニール袋に入れて冷凍保存します。茎(芯)も小さくカットして同様にします。使うときは解凍せずにそのまま調理可能なので、解凍する手間がかからず手軽です。加熱してからの冷凍より、食感が残ります。冷凍庫で1ヶ月程度保存が可能です。
冷凍保存2:加熱して冷凍
上記のように処理したブロッコリーを加熱して冷凍保存する方法もあります。その場合は加熱時間を短くし、固めに仕上げておくと解凍したときに「食感がなくなってまずい」「べちゃべちゃになった」が避けられます。時間があるときは自然解凍や流水解凍や、電子レンジで軽く加熱して解凍しましょう。加熱済みなので時短調理ができます。
気になるブロッコリーの臭いを抑えておいしく食べる
ブロッコリーからする異臭は腐っている場合を除くと、ブロッコリー本来のもつ成分によるものです。食べても問題ありませんが、できることならおいしく食べたいですね。ブロッコリーは色鮮やかで栄養豊富、見た目も鮮やかです。簡単な調理の工夫で臭いを抑えられるので、ぜひ参考にしてください。
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