そうめんカボチャとは?
そうめんカボチャは、ウリのように細長い形をしたカボチャの仲間です。夏が収穫の時期ですが、スーパーで見かけることはあまりない、珍しいカボチャです。しかし、中国地方から東北地方まで幅広く栽培されており、最近では道の駅などで販売されています。日本では春に植え付けを行い、開花後40日ほど経ったそうめんカボチャを収穫します。
基本情報
学名 | Cucurbita pepo |
別名 | キンシウリ(金糸瓜・錦糸瓜) |
科名 | ウリ科 |
属名 | カボチャ属 |
特徴
そうめんカボチャは「金糸瓜」「錦糸瓜」「素麺瓜」「糸南瓜」とも呼ばれています。名前に糸や麺(めん)とあるように、ゆでると果肉が黄色い糸状にほぐれる特徴があります。見た目は戻した切り干し大根のようで、食感はシャキシャキ、味はあっさりと、何にでもあう食材です。そうめんカボチャは、カボチャと同じように保存性が高く、丸ごとのまま冷暗所で数ヶ月保存できます。
おいしいそうめんカボチャの見分け方
おいしいそうめんカボチャの見分け方るときは、全体的に色むらがなく傷が少ないものを選びましょう。そうめんカボチャは寝かせて追熟でき、色は少し薄い緑から黄色のものまでありますが、黄色になるほど熟している状態です。軸の根元の星形が締まってきたら食べごろのサインです。
そうめんカボチャの下準備
そうめんカボチャは、黄色に熟し軸の根元が締まってきたものを用意してください。本格的なレシピを紹介する前に、下ごしらえの方法を見ていきましょう。
下準備①切り方
そうめんカボチャの切り方はかぼちゃとは違い、まず両端を切りおとします。4cmほどの輪切りにしたあとに、ワタと種を取り除きます。硬いカボチャを無理に切ると、ケガをすることがあるので、切るのが難しいときはレンジで少し加熱し、様子をみながら切ってください。切って種とワタを除いたカボチャは、切り口を空気がふれないようにラップすると1週間ほど冷蔵保存できます。
下準備②ゆで時間・ゆで方
輪切りにしたそうめんカボチャを鍋に入れ、しっかり水をかぶせましょう。カボチャが浮くときは、落としぶたをして沸騰するまで加熱します。ゆで時間は沸騰して約15分ほどです。ゆで上がりの目安は、果肉部分を少しほぐして糸状になったころです。レンジで先に温めたときや、輪切りでないときはゆで時間を調整してください。ゆで上がったそうめんカボチャは水につけます。
ボタニ子
下準備③ほぐし方
水につけたそうめんカボチャは、冷めたらほぐし始めます。ほぐし方は皮と果肉押しつぶすようにし、少しずつ糸状の果肉を手で取って水にさらしていきます。もし果肉のほぐし方が上手にいかないときは、鍋に戻しもう少しゆでてください。水にさらした糸状の果肉はざるで水切りします。
ボタニ子
ゆでててほぐした果肉は、空気を抜いてフリーザーバッグに入れると冷凍保存できます。
ボタ爺
次はそうめんカボチャを「サラダ」にする調理法を紹介するぞ!
そうめんカボチャはシャキシャキ食感がおいしさの秘密ですよ、ゆで過ぎに注意してくださいね。