タンクブロメリアとは?おすすめの種類&植え替えなど育て方を解説!

タンクブロメリアとは?おすすめの種類&植え替えなど育て方を解説!

タンクブロメリアは、壺のような形が特徴的な観葉植物で近年注目されています。種類によって葉の色、草木の形、花などの特徴が異なり、種類が豊富にあるのも特徴です。タンクブロメリアは比較的管理がしやすい品種もあり、ガーデニング初心者にもおすすめです。

記事の目次

  1. 1.タンクブロメリアとは?
  2. 2.タンクブロメリアのおすすめの種類
  3. 3.タンクブロメリアの育て方【栽培環境】
  4. 4.タンクブロメリアの育て方【植え付け】
  5. 5.タンクブロメリアの育て方【管理】
  6. 6.タンクブロメリアの育て方【増やし方】
  7. 7.タンクブロメリアを育ててみよう!

タンクブロメリアの育て方【栽培環境】

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タンクブロメリアは中南米が原産の植物ですが、国内で流通しているタンクブロメリアの多くは日本の気候に適しています。寒さに強い種類や丈夫で育てやすい種類もあるので、育てる種類によっては初心者でも栽培可能です。ただし栽培環境が整っていなければ、初心者向けの種類でも枯れることや腐ることがあります。

栽培温度

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タンクブロメリアを育てるには、栽培に適した環境を整えることが重要です。栽培適温は25~30℃なので、気温が低いと育ちにくく、高すぎても枯れる原因となります。寒さに強い種類では気温15℃までは成長に問題ありませんが、冬越し中や気温が13℃以下になる場合は温度の管理が必要です。

栽培場所

タンクブロメリアは寒さに弱い種類が多いですが、日当たりがよい場所でなければ育ちにくいため、春~秋は屋外、冬越し中は屋内で育てるのが一般的です。室内で栽培する場合、日差しの当たる明るい部屋で栽培すれば葉の変色や株が腐るのを防げます。

夏は直射日光を避ける

原産国では厳しい環境でも自生します。その場合も木陰に自生していることが多いです。タンクブロメリアにとって光は成長に欠かせない要素ですが、夏の強い日差しは成長を阻害します。そのため屋外に木陰がない場合は、遮光シートなどを活用して木陰と同じ状況を再現するのがおすすめです。

用土

タンクブロメリアの植え付けには、栽培する種類によって栽培に適した用土は違います。広く流通している種類の場合は、適度に湿度が保てる用土がおすすめです。ただし乾燥に強い種類の場合は、保湿性の高い用土を使うと腐ることがあります。

バークチップはほとんどの種類におすすめ

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バークチップは、松の樹皮から作られた植え込み材です。適度に水分を保てるため、タンクブロメリアの用土に適しています。しかもバークチップは腐ることが少ないので管理がし易く初心者にもおすすめです。しかし、ホヘンベルギアのように乾燥を好む種類や、粒の大きなバークチップでは安定しにくい小型種には不向きです。

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タンクブロメリアの育て方【植え付け】

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タンクブロメリアの植え付け方法は、主に3つあります。種類によって植え付け方にも向きや不向きがあり、植え付け方法を選択するには熟練者でないと難しい種類もあります。そこでタンクブロメリアの代表的な3つの植え付け方法を、やり方、メリット・デメリットなどとあわせて紹介します。

用土に直接植え付ける方法

準備した用土に直接植え付ける方法は、植え替えや植え付け後の管理がしやすいのが特徴です。用土は基本用土に砂利や川砂を混ぜると、適度な通気性と保湿性が確保できます。植え付け作業では、根を傷つけないように気をつけてください。鉢にいれた用土に溝を作り、株を入れて覆土したのちに上から軽く押し固めれば完了です。

適する種類 ホヘンベルギア、エクメア、ビルベルギア、一部のチランジア
適さない種類 ネオレゲリア、チランジア、フリーセア
メリット 植え付け次第で個性が出る/再利用可/腐りにくい/植え替えしやすい
デメリット 重量があるため移動させにくい/種類選びが難しい

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水苔に植え付ける方法

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水苔に植え付ける方法は、手軽で初心者でも失敗しにくい方法です。準備した鉢に水で戻した水苔を詰め、その中にブロメリアを植え付けます。植え付け後の水持ちは、使用する鉢によって違うため、初心者は管理がしやすい駄温鉢か素焼き鉢がおすすめです。

適する種類 エクメア、ネオレゲリア、ビルベルギア、チランジア、フリーセア
適さない種類 ホヘンベルギア、一部のエクメア
メリット 作業が簡単/初心者でも失敗が少ない/作業後も栽培管理がしやすい
デメリット 水苔の植え替えが必須/雑草が生えやすい/過湿になり腐ることがある

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流木に植え付ける方法

流木に植え付ける方法は、水やりのし過ぎで株が腐ることもなく、土を使わないぶん管理が簡単です。植え付ける際は、株の根元を水苔など保湿できるものでくるみ、その上から園芸用ワイヤーなどを利用して流木に固定します。

適する種類 エクメア/ネオレゲリア/ビルベルギア(主に小型種)/チランジア/フリーセア
適さない種類 ホヘンベルギア
メリット 管理がしやすい/インテリアになる/植え替え不要/腐ることはほぼない
デメリット 植え付けが難しい

タンクブロメリアの育て方【管理】

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タンクブロメリアの管理で重要になるのが、水やりと冬越しです。水やりは保湿性のある土を好むタンクブロメリアでは重要なポイントですが、水やりのし過ぎは腐る原因になります。また基本的に寒さに弱い特徴があるので、冬越しでは温度の管理が重要です。

水やり

水やりは、3日に1回を目安にするのがおすすめです。植え方によっても用土の乾燥具合が変わるので、株の根元の状態を見て水やりの目安にするとよいでしょう。ただし水苔は保水力が高いので、頻繁に水やりをすると腐ることがあります。

冬越し

タンクブロメリアは寒さに弱いので、気温が15℃以下になる前に室内へ移動させましょう。室内では用土の乾燥を防ぐため、ヒーターの風が直接当たらない場所を置きます。冬越し中は急激な温度低下を回避するため、5日に1回を目安にするとよいでしょう。

タンクブロメリアの育て方【増やし方】

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タンクブロメリアの増やし方は、株分けが基本です。株分けの作業は、定期的な植え替えの際にするのが、失敗をしない増やし方のポイントです。もちろん種からの増やし方もありますが、技術と経験が必要なので、一般的な増やし方とはいえません。

増やし方①株分けの時期

株分けは、初夏の植え替えるときに作業をすることをおすすめします。株分けをするには、子株が株分けに適した大きさに成長していることが前提条件です。しかも子株は土の中にあるので、大きさを確認するには掘り起こす必要があります。そのため植え替えと一緒に行うのが一般的です。

株分けの作業の進め方

株分けは子株が親株の半分の大きさまで成長したときに行います。株分けの前には園芸用ハサミの消毒をしてください。準備が整ったら根元にハサミの刃をあて、慎重に切り離せば作業は終了です。切り離した子株は親株とは別に植え付け、土の乾燥に注意しながら根が生えるまで管理します。

種からの増やし方が難しい理由

種からの増やし方が難しい理由は、そもそも花から種を採取することが難しいからです。タンクグロメリアには草木や葉の形を観賞する種類と、花を観賞する種類に分けられます。種がとれる確率は、花付きがよい種類のほうが高いです。ただし受粉には最低2株必要ですし、受粉を成功させるには技術と経験が必要になります。

タンクブロメリアを育ててみよう!

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タンクブロメリアは、どの種類を栽培するかで楽しみ方が変わるのが魅力です。形、色、花付きだけでなく、植え付け方でも印象は大きく変わります。しかも初小型種なら、管理しやすく寒さに強いので初心者におすすめです。さらに増やし方も株分けは失敗が少ないので、初心者でもチャレンジしてみましょう。

Akemi
ライター

Akemi

自然や植物と楽しく暮らすヒントを、わかりやすく紹介していきます。

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