バークチップとは?用途やメリットをご紹介!ウッドチップとは違う?

バークチップとは?用途やメリットをご紹介!ウッドチップとは違う?

「バークチップ」をネット検索すると、驚くほど膨大な商品や情報が、ずらっと出てきます。この記事では、ガーデニングで役立つバークチップの情報を、意味や役割その効果から使い方まで、わかりやすくお伝えしていきます。合わせて、ウッドチップとの違いもご紹介します。

記事の目次

  1. 1.バークチップとはどんなもの?
  2. 2.バークチップの使い方①コンテナカバー
  3. 3.バークチップの使い方②グランドカバー
  4. 4.バークチップのメリット
  5. 5.バークチップのデメリット
  6. 6.ウッドチップとはどう違うの?
  7. 7.ウッドチップの使い方
  8. 8.その他のコンテナカバー
  9. 9.まとめ

バークチップとはどんなもの?

バークチップ写真

バークチップ

バークの素材は松の樹皮

バークとは、「樹皮」という意味で、バークチップとして販売されている商品は、主に赤松や黒松の樹皮を加工した物になります。色は赤茶色から濃茶色で、角が丸くなっているのが特徴です。ウッドチップ=木片と違い、素手で触ってもトゲが刺さる心配もなく、扱いやすいのがうれしいですね。ガーデニングだけではなく、鉢やプランターでも花や緑のある暮らしを楽しむ方に、ぜひ使って欲しい注目のエコ素材なんです。

バークチップ | 株式会社プロトリーフ
「観葉植物などの装飾はもちろん、マルチング材としてもお使いいただけます。」

園芸資材メーカーのサイトで、リンク先にはわかりやすい動画もあります!

種類の違いは粒の大きさ

まず基本となるバークチップの種類ですが、それは粒の大きさです。ひとつひとつのチップの大きさによって、サイズがS・M・Lと分かれているのです。原料の違いや販売元によって基準もまちまちで、さらには容量の違いもあります。花にはSサイズを、ガーデニングにはMサイズ、ワイルドな観葉植物にはLサイズをおすすめします。いろいろな種類が販売されていますので、使う目的に合わせて、上手に選んでくださいね。

バークチップの使い方①コンテナカバー

ポトスの比較写真

左はコンテナカバー未使用、右はコンテナカバーをしたポトスの鉢植え

葉っぱがイキイキして見える!清潔感もあっていいわね♡

見た目もおしゃれにナチュラルに

自然素材で用土をカバー

コンテナカバーとは、鉢やプランターの土をおおうものという意味です。バークチップを寄せ植えの仕上げや、観葉植物の株元に使うと、自然で上質な雰囲気にしてくれます。もちろんおしゃれなだけではなく、乾燥を防いで土はねが抑えられるという効果もあります。

土を隠してきれいをキープ

お部屋で植物を育てる時には、土を使っているので衛生面も気になるところですね。リビング・キッチン・ランドリーなど、バークチップは清潔に保ちたいところにも、ナチュラルなカバー材として役割を果たしてくれます。プランター栽培のいちごに使用すれば、せっかくの果実が土にベチョ!という心配もありませんね。

エアプランツや多肉とも相性◎

このエアプランツ、色がとってもキレイ!

インテリアグリーンとしても人気の、エアプランツや多肉植物にもおすすめです。カバー材としてはもちろん、大きなサイズのバークチップをオブジェとして、多肉の植え込みに使うのも面白いですよ。

エアプランツへの使用もおしゃれ

またバークチップにエアプランツを植えつけて、吊るしたり壁に掛けることもできます。インテリアディスプレイの小物として、キャンドルやドライフラワーと組み合わせるのもステキです。「インテリアバーク」で、検索してみてくださいね。

バークチップの使い方②グランドカバー

ピンクのポリゴナム(ヒメツルソバ)とバークチップが印象的、ナチュラルなグランドカバー!

お庭の雑草対策におすすめ

いつの間にか茂った雑草で、雨の後に足元が濡れて不快な思いをした、そんな経験はありませんか?雑草対策はしたいけれど、薬品に頼るのはイヤ、そんなときもバークチップです。雑草を生やしたくないところに、防草シートを敷いてからバークチップをしっかりと厚めにまくのがコツですよ。日光が当たらず雑草の発芽を抑える役割があるのです。

宿根草やバラにもおすすめ

バークチップは宿根草やバラを育てている方にも、ぜひおすすめしたいポイントがあります。水やり・肥料・剪定に病害虫対策、ガーデニングには気を使うことが多いですよね。大切にしている植物の株元にバークチップをまくことで、泥はねを防いで植物を美しく保ちます。ローズガーデンや園芸のプロも使用している、お役立ちアイテムなんです。庭植えだけでなく、鉢植えやプランターどちらにも有効ですよ。

手入れ不要なグランドカバー15選!手間いらずで管理が簡単な植物は?のイメージ
手入れ不要なグランドカバー15選!手間いらずで管理が簡単な植物は?
庭を美しく見せるために、グランドカバーは必要不可欠です。手入れが簡単で、雑草よりも強い常緑の植物が望まれます。この記事では、理想的なカバープランツを紹介します。手入れが簡単、手間いらずな植物で、おしゃれなグランドカバーを目指しましょう。

バークチップのメリット

ローズガーデン写真
Photo byshell_ghostcage
ボタニ子

ボタニ子

バークチップのうれしいメリットを紹介します

メリット①袋を開けてまくだけ

軽くて取り扱いやすいので、袋を開けたらまくだけ、そんなお手軽さも魅力です。鉢植えやプランターのカバー材として使うなら、SまたはMサイズが2Lぐらいあれば十分です。お庭で使う場合は、Mサイズで10L以上の大袋がお得です。このように、バークチップには商品としてたくさんの種類があり、目的に合わせて選ぶことができるのもうれしいポイントのひとつです。

メリット②刺さらないから安心

バークチップは松の樹皮を加工したものです。素のままの木片と違って角がなく、トゲが刺さる心配もありませんから、小さな子どもやペットと暮らす家庭でも安心して使用できます。お庭や菜園の周りに沿ってバークをまいて、マイドッグランを作るのもいいですね。バークチップは家族やペットにもやさしい園芸資材と言えます。

とってもおしゃれなエントランス!

メリット③温度・湿度変化をやさしく

レイズドベッドガーデンをご存知でしょうか。木材やレンガなどでスペースを囲った高さのあるお庭(菜園)で、日当たりよく水はけもよいことから、最近注目のガーデンスタイルです。そんなレイズドベッドガーデンだけなく鉢やプランターも、真夏の土の表面温度はぐんぐん上昇してしまいます。バークチップをまくことで急激な用土の温度・湿度変化を和らげる、バークチップはそんな役割を持つとても賢い素材なのです。もちろん冬の霜対策にも、効果的です。

メリット④虫や病気の対策にも◎

水やりや雨による泥はねは、見た目の問題だけではなく、土の中の細菌による病気の発生につながります。つぼみを食い荒らすコガネムシなど、庭や菜園の害虫はどこからともなくやってきて、土の中で産卵・成長します。バークチップをしっかりとまくことで、病気や虫の予防効果を発揮してくれます。

ボタニ子

ボタニ子

カバー材としてだけではなく、バークチップにはたくさんの意味や役割があるわけですね。

続いては、バークチップのデメリット

次のページ

バークチップのデメリット

関連記事

Article Ranking