ヒカゲヘゴの利用法
ヒカゲヘゴは食べられる?
実は、ヒカゲヘゴの新芽は食べられます。80cm程度に成長した新芽が食用に適しており、生で食べることも可能です。味は淡白でぬめりがあり、サクサクした食感です。食べ方には、唐揚げや天ぷら、炒めるなどがあります。
調理方法
比較的簡単に作れるのがおひたしです。シンプルにヒカゲヘゴのおいしさを味わえます。ご飯のおかずにも、お酒のつまみにも向いているためおすすめです。ヒカゲヘゴの新芽を手に入れたときにぜひチャレンジしてください。
ヒカゲヘゴの育て方
ヒカゲヘゴは、家の中でも観賞用として栽培できます。家で南国のワイルドな雰囲気を楽しめるのはうれしいポイントです。ほかにも似た植物で「ヘゴシダ」や「マルハチ」というヘゴの木が観葉植物として人気があります。
入手方法
なかなか手に入れられなかったヒカゲヘゴも、近年では大型のガーデニングセンターで取り扱っています。品ぞろえの豊富さならば、オンラインショップで購入するのがよいでしょう。手のひらサイズの小さいものから少し大きいポット苗など、さまざまな大きさのものがあります。部屋や庭のスペースにあわせて選びましょう。
置き場所
ヒカゲヘゴを育てるうえでのポイントは、置き場所です。ヒカゲヘゴは日当たりがよく、暖かい場所を好みます。したがって夏場は屋外に置きます。冬場は最低でも5℃以上ないと成長しないため、室内の日当たりのよい場所に置きましょう。また、葉を大きく広げて成長するため、空間的にも余裕のある場所が望ましいです。あまりにも多く葉が生えたら、剪定しながら調整することも有効です。
水やり
もう1つのポイントは、水やりです。ヒカゲヘゴは乾燥に弱いため、水やりするときは鉢の底から水が出るまでたっぷりと水をあげましょう。土と幹が乾燥しないようにこまめに水をあげてください。冬場は暖房の風で乾燥することもあります。水切れを起こしていないか、チェックを怠らないようにしましょう。
まとめ
ヒカゲヘゴは、日本では奄美大島以南でしか見られない植物です。日本最大のシダ植物であり、1億年前からその姿をとどめ続ける貴重な植物です。南の地方や海外にいくときは、ぜひヒカゲヘゴを探してみてください。きっと太古の情景が思い起こされるでしょう。
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