セラギネラとはどんな植物?
セラギネラとは、イワヒバ科のシダ植物で寄せ植えに使いやすい観葉植物としても人気です。パッと目をひくような緑色の葉が地面を這うようにフワフワと育つ姿は、苔の仲間と間違われることもあります。
セラギネラの基本情報
科名 | イワヒバ科 |
属名 | セラギネラ属 |
種類 | 常緑多年草 |
原産地 | 東南アジア 南アメリカ アフリカ |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 高い |
別名クッションモス
セラギネラはクッションモスとも言います。とてもきれいな緑色の葉は、単体でも十分に存在感のある観葉植物です。
別名セイヨウイワヒバ
日本にはイワヒバというシダ植物が自生しています。葉の形が桧(ヒノキ)の葉に似ており、主に岩場にくっついて生えていることから「岩桧葉(イワヒバ)」と呼ばれています。よく似ているセラギネラは、間違えやすいので別な呼び方でセイヨウイワヒバとも呼ぶことにしたといわれています。
シダ植物と苔植物の違い
シダ植物は、葉・根・茎の区別があり葉で光合成を行いますが、苔植物は葉・根・茎の区別がなく、体全体で光合成を行うという大きな違いがあります。
セラギネラの種類
セラギネラは、日本に流通している品種は少ないですが、世界中に広く分布しており数多くの品種があります。
アポダ
日本に流通しているセラギネラの品種のスタンダードタイプで、クッションモスとして販売されている品種は主にこの「アポダ」です。セラギネラの特徴でもあるフワフワ感が強くこんもりした形が魅力です。植え方は、寄せ植えでも良いですが、ボリュームがあるので単体で植えるのもおすすめです。
ボタニ子
クッションモスと言う別名がついたのがよくわかる形ね。
アポダは丈夫だから初心者でも育てやすい観葉植物よ!
オーロラ
アポダに比べると葉色が明るめのライムグリーンが特徴のオーロラ。アポダ同様、背丈は低くこんもりした形がかわいらしく、オーロラもクッションモスと呼ばれることが多いです。植え方は単体でも他の植物と寄せ植えしてもキレイです。単体でも部屋がパッと明るくなるような観葉植物です。
ボタニ子
日陰でも大丈夫なので、日光が当たりにくい玄関やトイレの窓辺に飾るのもおすすめよ。
オーロラは耐陰性が高いけど、あまり暗い場所だと葉色が悪くなるので気をつけてね。
ピクタ
流通数が少なくレアな品種のピクタです。アポダやオーロラのように背丈が低くこんもりとした外見とは違って、よりイワヒバらしい姿が特徴です。ピクタは成長すると背丈が30cm近くに成長するものもあり存在感抜群です。
ボタニ子
ピクタは葉に白い模様が入っていて、アポダやオーロラとは違った魅力がある品種だよ。
セラギネラの特徴
セラギネラは、形や色がインテリアとしても取り入れやすく人気の観葉植物です。明るい日陰であればどんな場所でも育つ丈夫さがあるのが特徴です。植え方や増やし方も簡単です。切り戻し剪定でコンパクトに育てることもできますよ。
葉の特徴
アポダやオーロラの葉は、密集しているのでわかりにくいのですが、よく見るとちゃんとシダの葉の形をしています。また、深い味わいのあるモスグリーンや、輝いているようにも見える明るいライムグリーンなど、インテリア映えする葉色も特徴です。
耐陰性が高い
シダの仲間でもあるセラギネラは耐陰性に優れています。日が入りにくい玄関やトイレなどに飾れる植物としても人気があります。
ボタニ子
窓辺に面していないキッチンに飾っても大丈夫だよ!
寄せ植えにも最適
単体でも十分存在感がありますが、背丈が低く地面を這うように広がるため、他の植物と寄せ植えしても邪魔にならず丁度良いアクセントになります。背丈が高くなるピクタを、アポダやオーロラなど他のセラギネラと寄せ植えしても素敵です。
次のページでは、セラギネラの育て方や増やし方、管理のコツなどをご紹介します!
ふかふかで苔のじゅうたんのような姿からクッションモスという呼び方がされるようになりました。