植物が育ちやすい土とは?育ちのよい土の条件や改良方法まで解説

植物が育ちやすい土とは?育ちのよい土の条件や改良方法まで解説

植物を育てるときに便利な、植物別の専用培養土の利用が増えています。すぐ植えつけられ、土を改良しながら育てる手間も減りました。しかし、土を知っていると植物にあわせた土づくりができます。この記事では、土についての知識や土の改良方法を紹介します。

記事の目次

  1. 1.土の役割とは
  2. 2.植物がよく育つ土の条件
  3. 3.土の改良方法
  4. 4.土の再利用方法
  5. 5.土の見分け方
  6. 6.まとめ

改良方法③庭の土は掘り起こす

出典:写真AC

庭の土の場合、掘り起こすだけでも土の改良ができます。掘り起こすと硬い土が柔らかくなり、空気を含んだ土になるためです。また、土の中にひそんでいる害虫を外気にさらし、害虫駆除もできます。

庭仕事に土の改良も加える

植え替えをしない庭木に、土への肥料のすきこみは栄養を与えるための大切な作業です。そのとき、根に影響がない範囲の土を掘り起こすと、空気が含まれ植物の育ちがよくなります。庭の管理はやらなけばならない作業が多く大変ですが、土の掘り起こし作業も行いましょう。

土の再利用方法

出典:写真AC

鉢植えやプランターに植えている植物は、定期的に植え替えを行います。また、庭の土も掘り起こしたり穴を掘ったりします。そのあとにでる使用していた土は、どのように処分したらよいのでしょうか。少し手間をかけるだけで、使用していた土は再利用できます。

手順①日に当て乾燥する

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まず、再利用する土を地面やビニールシートの上に薄く広げます。土を乾燥させながら、日光消毒と害虫駆除を行います。使用後の土には病気の原因となる細菌が繁殖しており、消毒作業は大切です。効果を高めたいときには、土の温度が上がりやすい黒いごみ袋に入れて日に当てます。

手順②ごみを取り除く

出典:写真AC

次に、乾燥した土をふるいにかけ、害虫の卵や育てていた植物の根や葉を取り除きましょう。根が残っていると再利用した土に残った根から芽が出て、せっかく植えた植物の育ちを悪くします。鉢植えの場合は、鉢底石も忘れず取り除きましょう。ごみを取り除いた土は、植物が根を張りやすくなり育ちもよくなります。

手順③改良剤を混ぜ込む

出典:写真AC

最後に、土の改良方法で紹介した用土や薬剤を混ぜ込みます。このとき、石灰と腐葉土を同時に混ぜ込むとそれぞれの効果が落ちてしまいます。石灰を混ぜて1週間ほどしてから、腐葉土を混ぜ込みましょう。肥料は植え付け当日に混ぜ込んでかまいません。

土の見分け方

出典:写真AC

植物を育てている土がどのような状態なのか、見分ける方法があります。水分を含ませた土を手で握り、水はけと保水性を見分けられます。土の栄養状態や保肥性は植物の育つ様子で、酸性度はpH測定器で確認しましょう。

土の保水性と水はけの見分け方

出典:写真AC

水分を含ませた土を手で握ります。手をひろげて塊になっていない土は、保水性がよくありません。また、塊を軽く指で押して崩れる土は、水はけがよい土です。押しても塊が崩れず指の跡が残っている土は、水はけがよくありません。土の保水性や水はけを確認したいときに、ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

フリー写真素材ぱくたそ

植物にあった土に植えると、病気や害虫に強い植物に育てられます。また、土に改良を加えると弱った植物も元気になります。植物を育てるとき水やりや日当たりも大切ですが、土も見直しながらガーデンライフを楽しんでくださいね。

OGAWA
ライター

OGAWA

今はベランダガーデニングを楽しんでいます。

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