ウォーターバコパとは?
ウォーターバコパの基本情報
学名 | Bacopa Caroliniana |
科名 / 属名 | ゴマノハグサ科 / ウキアゼナ属 |
原産地 | 北アメリカ |
開花時期 | 5~9月 |
必要な光量 | 20W蛍光灯 2つ |
CO2添加 | 必須ではない |
ウォーターバコパとはバコパの仲間で、水生植物の一種です。かわいらしい葉の形と花色からガーデニングはもちろん、水草としても人気があります。成長が早く新芽が次々と伸びてくるため、水槽に入れておくとあっという間に立派なアクアリウムが出来上がります。強めの光量があれば二酸化炭素がなくても、元気に育ってくれる植物です。
ウォーターバコパの特徴
水生植物のウォーターバコパには、光に向かってまっすぐ成長するという特徴があります。ほぼ一直線を保ったまま水面に向かうので、水槽内で他の水草と一緒に配置してもごちゃごちゃとしません。アクアリウムでは、魚にとってよい遊び場となってくれます。また環境適応力が高く、水質や土質を選ばないので育てやすいです。
ウォーターバコパの葉
バコパの葉は明るい緑色で丸い形をしており、茎を中心として十字に付きます。ウォーターバコパの場合、葉が上よりも横に広がるように成長していきます。常緑で耐寒性はありますが、冬になると少し葉が色あせてきます。
ウォーターバコパの花
ウォーターバコパの花は水上にのみ開花し、水中には花が付きません。4~5枚の薄い青色の花弁が十字に付き、丸くて厚みのある小さな葉と相まってかわいらしいシルエットの水草です。開花時期は、春の終わり頃から真夏にかけて開花します。
ウォーターバコパの根
ウォーターバコパの根は水中の土に張りますが、栄養吸収のほとんどをその根からおこなっています。成長も葉や花だけ見るとゆっくりに見えますが、根の成長速度はとても早くすぐに根付きます。増やし方の詳細については後述しますが、挿し木で増やす方法がポピュラーです。
ウォーターバコパを使ったアクアリウム
光量と二酸化炭素について
ウォーターバコパは日向で育てれば、二酸化炭素添加はほぼ必要ありません。室内で育てる場合は20Wの蛍光灯2本分ほどの光量が必要です。強い光量のもとで二酸化炭素を添加して育てると、葉がより大きく明るい緑色に育ちます。大きい水槽に入れる場合は、二酸化炭素を添加することをおすすめします。
必要なお手入れ
ウォーターバコパの葉が増えたまま放置するとと水中の酸素が減り、一緒に入れている魚が酸欠になってしまいます。ウォーターバコパの葉が増えてきたと感じたら、酸欠を防ぐために時々水槽から取り出し間引きをしてあげましょう。
ウォーターバコパと相性がよい魚
ウォーターバコパは、メダカやエビはもちろん、ベタなどの熱帯魚とも非常に相性のよい水草です。メダカはウォーターバコパを隠れ家に利用し、ウォーターバコパはメダカの糞を肥料にします。また、ウォーターバコパの葉はエビの餌にもなります。庭の近くなどに置いていると虫が寄ってくる場合があるため、気を付けましょう。
メダカとの相性が抜群!
ウォーターバコパは特にメダカとの相性がよく、ビオトープにもよく利用されます。互いに利用し合うというのもありますが、メダカは黄色っぽい色をしているので、外観的にもウォーターバコパはぴったり合うのです。以上の理由からメダカを育てようと考えている方には一緒に入れる水草として、ウォーターバコパをおすすめします。
ボタニ子
それでは次のページから、育て方について見ていきましょう!