レッドチェリーシュリンプとは
レッドチェリーシュリンプはアクアリウムファンに人気の淡水エビです。ヌマエビの仲間で本来の姿は黒っぽい地味な色をしていますが、鮮やかな赤色に変異したものが観賞用として出回っています。観賞価値の高さや飼育しやすさ、値段の手ごろさなどから、アクアリウムやエビ飼育の初心者にも挑戦しやすい生き物です。
レッドチェリーシュリンプの特徴
レッドチェリーシュリンプは体調が通常2~3cm、最大でも4cmほどの小型のエビで、体の色は観賞用のエビのなかでもひときわ鮮やかな赤色です。雑食性で水槽内の水草やコケ、魚の食べ残した餌などを食べて生活します。水質や水温の変化にやや弱い面もありますが、基本的に丈夫で飼いやすいエビといえるでしょう。
寿命
レッドチェリーシュリンプの寿命は1年~長くても2年ほどです。この短い寿命の間に確実に子孫を残すため繁殖力が強く、飼育下でも簡単に繁殖を楽しめますが、初心者はまず一匹の寿命をなるべく長く伸ばす努力をすることが、飼育に最適な環境を作り出す近道になるでしょう。
脱皮
レッドチェリーシュリンプは脱皮を繰り返しながら成長します。脱皮期間中はとてもデリケートな時期なので、落ち着いて脱皮できるように隠れ家や水草など水槽内のレイアウトを整えておくことが大切です。また脱ぎ捨てた脱皮殻はカルシウム源として食べてしまうため、取り除く必要はありません。
飼育目的
レッドチェリーシュリンプは主にそれ自体を観賞する目的で飼育されます。水槽内のコケなどを食べてくれる、いわゆる「掃除屋」としての導入も可能ですが、体が小さく食べる餌の量も限られるため、目にみえるほどの効果は得にくいでしょう。せっかく美しいエビなので、アクアリウムの「主役」として飼うことをおすすめします。
ボタニ子
次はレッドチェリーシュリンプの飼い方について解説します。