ハイポネックス原液（液肥）の効果と使い方！適切な使用頻度はどれくらい？

それでは次に、ハイポネックス原液の効果について紹介します。栄養素が豊富で、使い勝手がよいハイポネックス原液ですが、植物にどんな効果があるのでしょう？

ハイポネックス原液は液肥であるため、速効性があります。吸収時間が短いため、与えてから効果が現れるまでがとても早いのです。植物によって効果はさまざまですが、早いものでは翌日に効果が出ることもあります。

植物に必須な3要素のうち、リン酸は花や果実の成長に必要とされています。ハイポネックス原液はその3要素のうち、特にリン酸が多いのです。そのため、ハイポネックス原液をあげると、花数が多くなり、実付きがよくなります。先ほど紹介した、速効性と相まって、植物の成長が分かりやすく観察できるでしょう。

ハイポネックス原液には、微量元素もしっかりと配合されていると紹介しました。微量元素の中でも、カルシウムは根の成長を促進します。また、根からのリン酸の吸収を促すマグネシウムも含まれています。そのため、根が成長し、成長した根がさらにリン酸を吸収します。だから植物がよく成長するのですね。

最後に、ハイポネックス原液の使い方について紹介します。どのような使い方をすれば、速効性や植物の生育がよくなるといった効果が出るのでしょうか。

ハイポネックス原液は、基本的に薄めて使いましょう。薄め方は植物ごとに異なります。例えば、庭植え植物は250倍、野菜や観葉植物は500倍に薄めて使います。薄め方はボトルに書いてあるので、しっかりと確認しましょう。

ハイポネックス原液を植物に与えるのは、土が乾いているときがよいでしょう。雨や水やりの後だと、水と一緒に養分が流れてしまうからです。やり方は、ジョウロであげても、霧吹きで散布してもいいです。また、根が弱っているときや冬場で根からの養分吸収が鈍っているときは、葉面に散布するという方法もあります。葉面散布のときも、薄め方はきちんと守りましょう。

ハイポネックス原液を与える頻度は、7～10日に1回がよいです。与えすぎると肥料やけを起こしてしまいます。もし与えすぎたという場合は、後から水を流して薄めましょう。固形肥料の場合、1度土に混ぜ込むとわからなくなりますが、液肥の場合は量を間違えても水で薄められるので、初心者でも扱いやすいですね。

ハイポネックス原液は、液肥の中でも定番商品といっていいほどの人気を誇っています。豊富な栄養素や幅広い植物や土に使えるといった特徴があるだけでなく、速効性や植物の成長を良好にするといった効果があります。使い方も水に薄めるだけと簡単で、葉面散布もできます。これを使えば、ガーデニングライフがさらに楽しくなるでしょう。