水耕栽培におすすめの肥料5選！効果や使い方について詳しく解説

土を使わない水耕栽培では、植物を健康に育てるための肥料選びが大切です。種類により栄養成分が多少異なるため、肥料選びに迷う人も多いかもしれません。ポイントを押さえて、水耕栽培にぴったりの肥料を選びましょう。

肥料を植物の種類で選ぶときには、栄養成分に注目しましょう。たとえば葉野菜は、葉や茎によい栄養成分であるチッソ（窒素）が多いほうが大きく育つからです。カリ（加里）が多いと茎や根を丈夫にします。植物の種類にあわせて、必要な栄養分の入った肥料を選びましょう。

植物を育てるには、窒素・リン酸・カリウム・カルシウム・マグネシウム・酸素・炭素・硫黄・水素・マンガン・ほう素・鉄・亜鉛・銅・塩素・モリブデン・ニッケルの17種類の栄養素が揃う必要があります。植物の生成に最も多く必要とする多量要素（リン酸・カリ・窒素）以外にも、ミネラルバランスのよい肥料を選びましょう。

自分にとって使いやすい肥料を選ぶこともポイントです。たとえば原液タイプは水で薄めて大量の肥料を作ることがありますが、希釈タイプは水で薄めずにそのまま使えます。希釈タイプのほうが液肥を調合する手間が省けるため、使いやすいと感じる人も多いでしょう。

肥料の種類は豊富です。植物が育つ栄養が1液にすべて入っているものや2液を混ぜて使うタイプのもの、粉状のものや土壌でも使えるものなどがあります。使用目的にあった肥料を選びましょう。

肥料を製造しているメーカーにより特徴に違いがあるため、口コミなどを参考に肥料を選ぶこともおすすめです。メーカーにより、どの種類の植物によく使用されている肥料であるかなどをチェックしておきましょう。

肥料は、土の代わりに栄養を補う重要な栄養成分です。とくに栄養の三要素の窒素、リン酸、カリが植物の成長には不可欠です。それぞれの肥料の成分・特徴・使い方を知って、水耕栽培に活用しましょう。

草花・観葉植物・果樹などは500倍に薄めて使うため、1Lの水に2gの計量スプーンの2杯（4g）を1週間に1回与えます。ラン・プリムラ・ベコニアなどの鉢花・球根類などには、1000倍の水に薄めて使用するため、2Lの水に2gの計量スプーン1杯を1週間に1回追肥します。

水耕栽培では、水50mLにハイポニカ液体肥料をA液、B液をキャップ1杯（1mL）ずつ入れて、よくかき混ぜて使用します。成長段階を問わず同じ配合量で希釈が簡単なこともおすすめポイントです。

使用前によく振ります。トマト・ミニトマト・きゅうりなどには200倍希釈、ビーマン・しし唐・メロン・スイカは100倍に薄め、パセリ・バジルなどのハーブには300倍に希釈して使用しましょう。2週間に1回、半量減らした分液肥を足します。

使用前によく振っておきます。水耕栽培では200倍希釈のため、水1Lに備え付けのカップ1杯5mLを混ぜて使用します。

水を入れたペットボトル1Lに、おうちのやさい液体肥料のAを2mL、BをmL入れて混ぜて使用します。

栽培している野菜に必要な栄養成分や種類を比較し、適切な水耕栽培の肥料を選びましょう。（※価格は2021年4月現在のAmazon価格です）