シダ系観葉植物の育て方のコツ
育て方のコツ①用土
シダを栽培する際の用土は、市販されている観葉植物用の土で問題ありません。とくに配合する必要もないので、気軽に栽培してみましょう。鉢植えの場合は、鉢底ネットと鉢底石も用意するとよいです。着生性のシダを流木や岩に着けて育てる場合は、水苔がおすすめです。
育て方のコツ②肥料
シダ類は基本的に肥料がなくても育つため、無理に肥料を与える必要はありません。どうしても肥料を与えたい場合は、梅雨時と真夏を避け4月~8月の間にしましょう。液体肥料を薄めたものを、月に1回水やりの代わりに与えてください。
育て方のコツ③置き場所
耐陰性の強い種類
シダ類の多くは耐陰性が強く直射日光を嫌う特徴があるので、レースのカーテン越しに光が当たる場所がよいでしょう。トイレや浴室など日が当たりづらく湿度が高めの場所は、風水的には陰の気が溜まりやすいといわれます。植物は邪気を吸い取り浄化してくれるとされているため、耐陰性が強く多湿を好むシダ類を置くのは、風水的にもおすすめです。
光を好む種類
シダは直射日光が苦手というのが一般的ですが、直射日光や日当たりのよい場所を好む品種もあります。人気のコウモリランやへゴ、クサソテツなどは育った環境によっては、直射日光にも負けずに元気に育ちます。室内から庭へ出す場合は、時間をかけて徐々に日光にならしましょう。
ボタニ子
育て方のコツ④水やり
春~秋
シダは湿度の高い環境を好みます。とくに葉が薄かったり小さい葉の集合体だったりする種類は、水分が不足すると葉先が枯れることがあります。葉には毎日たっぷりと葉水を与え、鉢植えには表面が乾いてから水やりしましょう。用土がまだ濡れているのに水やりしすぎると、根腐れを起こし葉が枯れる原因になるため注意が必要です。
冬
冬の水やりは、用土が乾いてさらに2日~3日してからにしましょう。冬は休眠期に入るため水の吸い上げが鈍くなるので、与えすぎると根腐れの原因になり葉が枯れることがあります。品種や栽培環境によって変わってくるので、葉や用土の様子をよく観察して適度に調節してください。
育て方のコツ⑤増やし方
シダ類の増やし方は、胞子での増やし方と株分けでの増やし方、挿し木での増やし方があります。自然界で自生しているシダ類は胞子をまくことで増えますが、栽培下では胞子での増やし方は難しいでしょう。
株分け
シダ類の増やし方でおすすめなのは、株分けでの増やし方です。適期は品種によって違いますが、植え替えの時期に子株が出ている際そっと株をはずします。新しい植木鉢を用意し、鉢底ネットと鉢底石を底に敷きます。観葉植物用の用土にはなにも配合せずそのまま入れ、子株を植え付けてたっぷり水やりしてください。
挿し木
シダのもう一つの増やし方は挿し木です。シダの中には土の中に根茎がある種類があるので、そこから根をつけた状態でカットし挿し木をすれば増やせます。根がしっかり出るまで水耕栽培してもよいですし、そのまま植えつけてもよいでしょう。しかし、葉の茎だけをカットして挿し木しても発根せず増やせないため注意してください。
シダ系観葉植物を育てて素敵な空間を作ろう
シダ類の観葉植物は有名な品種から、レア種まで幅広く出回っています。有名なものは生花店や、100円ショップでも手に入ることがあります。ふんわりと優しいシルエットでしだれるシダ類は、風水的にも悪い気を鎮めてくれる働きがあるので、シダ類を育てながらリラックスできる空間を作ってみましょう。
- 1
- 2
観葉植物全般にいえることだけれど、夏も冬もエアコンやヒーターの風が直接当たる場所は避けたほうがいいわね。