ブロッコリーが黄色くなった
買い置きのブロッコリーが花が咲き始めて黄色に変色し始めました。このブロッコリーは調理して食べられるのでしょうか?少し心配になってきますよね。よく春先の畑でいわゆる「とう立ち」して花が咲いてしまったキャベツをみかけることがあります。そういうキャベツは割れて腐ってしまっているものがほとんどです。黄色く変色したブロッコリーは大丈夫なのでしょうか?
とう立ちとは花を咲かせるために花茎が伸びた状態をいいます。このようにキャベツの中から伸びてくるので、キャベツの本体を破壊してしまいます。
黄色くなって食べられる?食べられない?
花が咲いてしまって黄色くなったブロッコリーも食用になります。キャベツとは違い「緑はなやさい」の別名通りに、ブロッコリーは実がなるのではなくつぼみや花を食べる野菜だからです。ただ、みどりいろで花蕾がしまった状態で食用にした方がおいしいのは事実です。大丈夫なのですが花が咲いてしまっているということは、本来のつぼみを食用にするという点からは、食べられるのですが時期をすぎているということです。
ブロッコリーの変色は他にもある
ブロッコリーが茶色に変色
ブロッコリーが黄色に変色して数日たちますと、今度は茶色に変色してきます。常温でキッチンに放置していないかぎりは腐っているわけではありません。つぼみが枯れてきたということなのです。このように茶色に変色したブロッコリーは、食べられないわけではありませんが枯れる寸前なので栄養価はないでしょう。
ブロッコリーが紫色に変色
ブロッコリーの色がみどりではなく、濃いい紫色に(黒っぽい)になってお店の野菜の冷蔵ケースに陳列されていることがあります。この変色は食べられる?大丈夫なのかと少し気になりますが、紫色の変色はブロッコリーが寒さにあうとなる防衛本能で「アントシアニン」という紫色の色素が出ます。こちらは甘みが増しておいしいので、もちろん食べられます。
ブロッコリーの変色
- 黄色くなったのは開花がすすんだ状態で食用可
- 茶色の変色は花が枯れる寸前で栄養的にはNG
- 紫色の変色は甘みもましておいしくなっている
ボタニ子
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PHOTO by C.Nishizawa