パーライトとは?土壌改良剤としての特徴や適切な使用方法をご紹介!

パーライトとは?土壌改良剤としての特徴や適切な使用方法をご紹介!

園芸をするにあたって重要な作業の一つに「土づくり」はありますが、パーライトは土の性質を調整する土壌改良剤として使用することができ、花壇など、使い古した土を使いたいときなどに便利です。今回はそんなパーライトの選び方や使い方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.バーライト(pa-raito)って何?
  2. 2.パーライトの特徴
  3. 3.パーライトの種類
  4. 4.パーライトの購入
  5. 5.パーライトの使い方(使用量)
  6. 6.パーライトの使い方(方法)
  7. 7.パーライトを挿し木の用土に使用する
  8. 8.パーライトを使う際の注意点
  9. 9.パーライトのデメリット
  10. 10.まとめ

パーライトの使い方(使用量)

Photo by OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)

正しく使うことでパーライト本来の効果を発揮することができます。適切な使用方法を見てみましょう。

パーライトの適切な使用量

パーライトの適切な使用量は、土の量に対して1~2割程度が良いと言われています。いくつかの種類を混ぜて使用する場合は、混ぜるものの性質を見極めて、同じ性質のものがある場合はパーライトを減量するなど、調整する必要があります。必ずしも土にパーライトや他の改良土を混ぜなければならないということではないので、全体で見て、土の成分を育てる植物に合うように改良できるように調整するとよいでしょう。

パーライトの使い方(方法)

性質の違う二つのパーライト使い方の基本と、便利な代用の方法をいくつかご紹介します。

黒曜石パーライトの場合

主な使い方

よく見かける細かいサイズのものは、用土に混ぜ込んで排水性を調節します。性質に違いのある土壌改良剤や肥料も一緒に混ぜ込むことが多いです。

サイズの違うパーライトの場合

粒の大きいタイプの黒曜石パーライトも販売されています。これはプランターなどの底に敷く鉢底石として代用できます。特に水はけを良くしたい場合は鉢底に大きめのパーライトを敷き詰め、その上に細かいパーライトなどで改良した土を乗せることで、水はけと通気性の良い環境を作ることができます。

特に排水性の悪い土への使い方

特に排水性が悪い性質の土の場合(粘土質など)は、パーライトだけでなくバーミキュライトや木炭チップなど、排水性の良いものや、(代用品としてよく使われる)川砂を混ぜて使用すると、状態が改善されていきます。

真珠岩パーライトの場合

真珠岩パーライトの場合は、主に、水持ちを良くしたい場合に使用します。また、水枯れに弱い植物や、芝生を造成する際の下地にも使用します。水持ちが良くなり、水はけも保たれるので、水はけの良すぎる場所をちょうどよく調整してくれるのが真珠岩パーライトの利点です。成分は違いますが性質だけをみれば、バーミキュライトの代用品として使うこともできます。

パーライトを挿し木の用土に使用する

植物の茎などを挿し木して発根させようと思う場合、その用土にも悩むことがありますよね。

挿し木する際は、大体の場合、水を切らさないようにしなければなりませんので、使用する用土に対して、水持ちを良くする真珠岩パーライトを混ぜ込んで使用すると良いでしょう。また、水耕栽培が可能な植物を育てようと思う場合は、真珠岩パーライトのみを水の代わりに代用するという使い方も可能です。水持ちが良いので発根もしやすく、水やりの頻度も減らせるため管理もしやすくなります。

パーライトを使う際の注意点

パーライトを使う際、注意すべき点をいくつか紹介します。

注意点① 土に対して適正な量を使用する

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パーライト(pa-raito)は土に適切な量を混ぜて使うものですので、パーライトだけで使用したり、土全体に占める割合が多すぎると、軽いために植物が上手く根を張れずに倒れてしまったり、水やりをするとパーライトが浮いて流れてしまうということもあります。使用する環境や土の性質によって適量を混ぜて使用するようにしましょう。

注意点② 土の改良を焦らない

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粘土質など、特に水はけの良くない土の改良にしようする場合は、土同士が馴染みにくく、一度混ぜた程度では改良はできません。特にパーライトなどの軽いものは、雨などが溜まるだけでも浮いて来てしまうので、何度も混ぜ直し、時間をかけて改良をする必要があります。

注意点③ 安定性のある鉢を使用する

Photo bysilviarita

鉢底石として代用する場合、本来使用する軽石よりもさらに軽いので、上に乗せる土の方が重くなり鉢の安定性に多少不安を感じるかもしれません。底面の広い、安定感のある鉢の底に平たくパーライトを敷き詰めて使用すると良いです。

パーライトのデメリット

①パーライト自体に栄養成分はない

パーライト(pa-rait)は軽く非常に扱いやすい用土ですが、これ自体に栄養成分は全くないため、これだけで使用することはおすすめできません。必ず、メインの土が必要になること、これ以外にも土壌改良剤や肥料などを合わせれる必要があるという点はデメリットといえるのかもしれません。

②他剤との配合の知識が必要

また、粘土質が強い土の場合、パーライトだけでは改良することは難しく、他の改良剤も一緒に混ぜるという使い方をする必要があり、育てる植物によって好む土の成分も違いますので、少し知識が必要になります。

まとめ

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パーライトの特徴や選び方、使い方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 粘土質の土の水はけを良くするために使用したり、水耕栽培の際に水を含ませ代用したり、選ぶものによっていろいろな使い方ができることがお伝えできたと思います。適した状態の土を作ることで園芸の幅も広がりますし、土自体の成分や、混ぜて使う改良剤の成分、肥料の成分もきちんと把握して、バランスの良い土を完成させましょう。

sai9ha18207
ライター

sai9ha18207

家族をこよなく愛するママライターです。分かりやすい情報をお届けできるように頑張ります。

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