カルーナとは?人気の理由や品種&上手な管理方法・育て方をご紹介!

カルーナとは?人気の理由や品種&上手な管理方法・育て方をご紹介!

女性に人気の高いピンク系の花苗カルーナ。最近ではホームセンターの花苗コーナーでも見かけるほどになりました。カルーナは病害虫や寒さに強く育てやすい花です。カルーナの人気の理由、どんな品種があるのか、上手な育て方や管理のポイントなどを、わかりやすくまとめています。

記事の目次

  1. 1.カルーナが人気の理由
  2. 2.カルーナの人気の品種
  3. 3.カルーナの上手な育て方
  4. 4.カルーナの花後の管理
  5. 5.カルーナの寄せ植え
  6. 6.まとめ

カルーナが人気の理由

カールーナ写真
Photo bycongerdesign

①白〜ピンク系の小花が可愛い

カルーナのかわいい色合いは、女性に人気の理由のひとつです。白・薄紫・淡いピンク・濃いピンク・赤系、ガーデンガールズなどのカラーバリエーションがあります。寒さとともに花数が少なくなる時期にも、カルーナの白~ピンク系の小花が華やかさをプラスしてくれます。ひとつひとつはとても小さいのですが、たくさんの花がついた枝が穂のように風に揺れる姿も、秋らしくていいですね。

②葉のまとまりがよく扱いやすい

まとまりがよいので、寄せ植え作りや植え込みとの相性がよく、作業がしやすいのも人気のポイントです。シュッと上に伸びた感じが、コニファーにも似ています。冬の時期、カルーナの成長は緩やかで、枝が大きく伸びて乱れることがありません。ホームセンターや園芸店で見かけるカルーナの草丈は、20㎝前後とコンパクトです。まとまりがよくて、扱いやすいのはうれしいですね。

ピンクのカルーナ画像

③寒さにも病害虫にも強く育てやすい

カルーナは病害虫に強く丈夫で育てやすい、というのも人気の理由ですね。もとは冷たい風のあたる荒野で育つ植物です。特別な薬剤や専用肥料などに頼らなくても、病気でダメになったり害虫にやられてしまう心配がほとんどありません。カルーナは手間がかからないので、手荒れの心配な寒くなる時期にも助かりますね。

④庭植えも寄せ植えも花持ちがよい

カルーナは花のついた状態を維持して、長く楽しむことができるのが人気です。冬の寒さが増す時期になると花の種類も少なくなって、花壇や寄せ植えも単調になりがちですね。カルーナは寒さに強く丈夫で、冬越しの心配もありません。庭植えも寄せ植えも花持ちがよく、とにかく長く楽しめるのはうれしいポイントです。

カルーナ写真

カルーナ基本情報

科名/属名 ツツジ科/ギョリュウモドキ属
その他の名称 ヒース、ヘザー
原産地 ヨーロッパ、北アフリカ、シベリア
土壌 酸性土壌を好む
耐寒性 とても強い
耐暑性 弱い
草丈 10〜60㎝
育てやすさ ★★★★☆

カルーナの人気の品種

花苗売り場写真

カインズホームの店頭に並んだ、ガーデンシクラメンとカルーナ。秋の雰囲気を感じるわ♡

ボタニ子

ボタニ子

カルーナの人気の理由は、色や種類の多さにもあるのね☆人気の品種とその特徴がわかれば、庭植えや寄せ植え作りがもっと楽しくなりそう!

カルーナ ガーデンガールズ

ガーデンガールズは、グリーンの葉に、白や明るいピンク系、鮮やかな赤系の細かい小花が特徴のカルーナです。カラーバリエーションも多くあり、最近人気の品種です。大きくなりすぎずコンパクトでまとまりがよく、寄せ植えやプランター作りだけでなく庭植えにもおすすめです。園芸店やホームセンターでもよく見かけるようになった、特に人気の高い品種です。

カルーナ ビューティーレディーズ

出典: http://layhouse.co.jp/index.php?id=146

園芸王国オランダで育成された花持ちのよいカルーナ

ビューティーレディーズは、しなやかな枝がスラリと伸びるやや背丈の高い品種です。花は白・薄黄色・赤紫・紫系の色があり、ガーデンガールズよりも大きく、花もボリューム感があるので、庭植えにもおすすめです。動きのある枝ぶりを活かした、ワイルドな雰囲気の寄せ植え作りも楽しめますよ。園芸の盛んなヨーロッパで人気のある品種です。

八重咲きカルーナ アルバプレナ

アルバプレナは、八重咲き品種のカルーナです。花色は白・ピンク・赤系などがあり、かすみ草のようなコロッとした小さくて丸い花をいくつもつける、とてもレアな品種です。ガーデンガールズなどの他のカルーナに比べると開花期間が短いのが特徴ですが、存在感があるので個性的でおしゃれな寄せ植えができます。園芸店やネットで、探してみてください。

カルーナ ブルガリス(紅葉タイプ)

ブルガリスは、秋には花の咲かないタイプのカルーナです。夏に開花した後、秋の日照時間と気温の変化で、美しく紅葉するのが魅力です。葉色は黄色・オレンジ・赤だけでなく、グリーンもシルバーリーフのような浅い色から、フォレストグリーンのような深みのある色まで豊富です。石垣やフェンスなどのちょこっとした隙間や、寄せ植えのいろどりにも秋らしさをプラスしてくれます。

カルーナの上手な育て方

カルーナ写真

用土と肥料

カルーナは酸性土壌を好む植物ですが、日本の土壌はもともと弱酸性なので問題なく育てられます。寄せ植えの場合は、園芸用の培養土をそのまま使うことができます。庭植えで石灰を混ぜ込んでいる場合は、ピートモスや鹿沼土を混ぜて土壌のpHを調整してください。肥料は次の花芽の出をよくするために、春に1度有機質肥料か化成肥料を少量与えるだけでよいです。

水やり

秋から春先までの時期は、土が乾いたらしっかりと水やりをしてください。秋に出回る花付きカルーナの多くは、開花途中の状態です。花をしっかりと維持させるためには、根に水分が必要です。冬は土の乾き具合や葉の硬さなどを見てから、乾いていたらしっかりと水やりをしましょう。夏の時期は株が蒸れないようにするため、日が落ちてからの水やりもいいですよ。

置き場所

カルーナを育てるポイントは、夏の置き場所にあります。カルーナは梅雨時期の蒸れと夏の強い暑さが、とても苦手です。蒸れ対策の剪定作業をしたら、風通しのよい明るい日陰に置きましょう。秋から冬はきれいな色を保つために、なるべく日当たりの良いところに置いてください。寄せ植えの場合はカルーナ以外の植物に合わせて、霜が避けられる明るい軒下などもいいですね。

ボタニ子

ボタニ子

明るい日陰ってなあに?

ボタ爺

ボタ爺

ジリジリした直射日光ではなく、反射光などの柔らか〜な光が届くところだよ

冬越し

雪とカルーナ写真

冬の寒さにも負けないカルーナ

冬越しは◎夏の蒸れが苦手

-10℃以下の寒さにも耐えられるほど耐寒性が強く丈夫で、冬越しに特別な対策は必要ありません。ですが、夏の暑さと蒸れがとても苦手なので、暖かい地域では1年草扱いとなってしまうことがあります。花後の剪定や夏の置き場所を工夫することで、カルーナを上手に「夏越し」させて長く楽しみたいですね。

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カルーナの花後の管理

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