ポインセチアの特徴や花言葉を紹介!クリスマスといえばポインセチア?

ポインセチアの特徴や花言葉を紹介!クリスマスといえばポインセチア?

クリスマスシーズンに見かけることが多くなるポインセチア。赤い花が咲くように見える様子から「クリスマスフラワー」として親しまれています。今回は、ポインセチアの花言葉や特徴を紹介します。なぜクリスマスに欠かせない植物なのかも見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.クリスマスシーズンを彩るポインセチア
  2. 2.ポインセチアの特徴
  3. 3.ポインセチアの花言葉
  4. 4.クリスマスをポインセチアで盛り上げよう!

クリスマスシーズンを彩るポインセチア

出典:BOTANICA

11月~12月のクリスマスが近づくころになると、ポインセチアが生花店やホームセンターに並び始めます。「クリスマスといえばポインセチア」と連想する人も少なくありません。毎年、赤く色づいたポインセチアがクリスマスを華やかに彩っています。

別名は「クリスマスフラワー」

ポインセチアの別名は「クリスマスフラワー」です。クリスマスに贈るお花の代表格で、まさに12月の季節に欠かせない人気の植物です。また、原産地のメキシコでは、ポインセチアを「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼んでいました。クリスマスを連想させる呼び名です。

ボタ爺

ボタ爺

ポインセチアの特徴でもある大きな苞(ほう)や葉の形状は、ベツレヘムの星の形に似ているといわれておるぞ!

ボタニ子

ボタニ子

だからクリスマスフラワーって呼ばれているのかしらね。

ボタ爺

ボタ爺

ほかにも、クリスマスフラワーといわれる理由があるんじゃ!

クリスマスカラーが当てはまる

人気のクリスマスカラーは赤と緑と白の3色
出典:BOTANICA

クリスマスのカラーとは、赤(イエス・キリストが流した血)、緑(エバーグリーン、永遠の命)、白(純潔)の3色を指します。ポインセチアは赤い苞と緑の葉っぱ、白い樹液と色合いがクリスマスカラーと重なります。偶然とはいえ、この要素もクリスマスフラワーと呼ばれる理由の一つといえそうですね。

キリストの誕生祭で使うお花

17世紀ごろ、メキシコに降り立った宣教師たちは、赤く色づくポインセチアを目にします。その赤い色はまるでキリストの血のようだとたとえられ、キリストの誕生祭で使われたといわれています。メキシコでポインセチアが「ノーチェ・ブエナ」と呼ばれる理由でしょう。

原産国はメキシコ

Photo by1966666

メキシコ国旗に使う色は赤と緑と白の3色です。クリスマスカラーですね。

ポインセチアの原産地はメキシコです。名称の由来は、初代駐メキシコ大使であるポインセット氏です。ポインセット氏がメキシコ国内でよく目にした美しい植物(ポインセチア)に魅了され、母国のアメリカに持ち帰り、「ポインセチア」と名づけられました。その後、アメリカ国内でもポインセチアの存在が広く知れ渡るようになります。

日本には明治時代に入ってきた

出典:BOTANICA
 

明治時代に、ポインセチアは日本に入ってきました。当初、ポインセチアは「猩々木(しょうじょうぼく)」と呼ばれます。「猩々」とは架空の動物のことで、大酒飲みのせいか顔が赤いといわれます。その目立つ特徴とポインセチアの赤色の苞が似通っているため、猩々木と名づけられました。

ポインセチアの特徴

特徴①鮮やかな赤い苞(ほう)

Photo bycjgrider2923

中央の黄色い部分が花です。

ポインセチアの赤いお花のように見る部分は、花を守る苞(ほう)です。苞の中心・付け根の小さな黄色い部分がお花です。花芽がつくと、苞がまるで花びらのように鮮やかに色づき始めます。近年では品種改良が進み、白色、ピンク色、淡い黄緑色の種類も苞も販売され、人気を集めています。

特徴②短日処理を施す

Photo byceskyfreund36

ポインセチアの花芽は、日光を浴びる時間が短くなると作られます。花芽を作り苞が色づくのを促すには、栽培下では「短日処理」という処置を施すのが一般的です。日光が当たる時間を調整します。うまく冬を越して、翌年のクリスマスに赤く色づけたい場合は、短日処理を実践しましょう。日光を遮るために、段ボールを使うのがおすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

秋になったら、夕方から朝まで段ボールですっぽり覆うんだよ。

特徴③耐寒性が低い

出典:BOTANICA

クリスマスシーズンに定番の植物であることから、ポインセチアは高い耐寒性を誇っていると考えられがちです。しかし、実際は寒さに弱く、10℃以上の環境での栽培が適しています。冬に屋外でクリスマス用の装飾に使うのは難しいといえるでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

原種は寒さに強いといわれるけれど、園芸用の種類は寒さに弱いものが多いの…。

ボタ爺

ボタ爺

人に贈るときも、この点は伝えたほうが安心じゃぞ!寒い屋外では、一晩でかれることもあるんじゃ…。

ポインセチアの花言葉

赤いポインセチアの花言葉

出典:BOTANICA

ポインセチアの花言葉は「聖夜」「聖なる願い」「祝福」「私の心は燃えている」などです。クリスマスとの関連性の深さを感じられるかもしれません。また、「私の心は燃えている」という花言葉はには、恋する気持ちが込められています。クリスマスの告白にポインセチアを贈るのもよいアイデアです。

ピンクのポインセチアの花言葉

出典:BOTANICA

かわいらしいピンクのポインセチアの花言葉は、「思いやり」や「純潔」です。赤よりも控えめで優し気な様子に、「思いやり」の花言葉はぴったりといえますね。また、ほんのり頬をピンクに染めるような苞は、「純潔」がイメージさせるでしょう。

ボタ爺

ボタ爺

ピンクのポインセチアは「プリンセチア」とう種類じゃ。なかでも八重咲きの「ローザ」は豪華じゃぞ!

白いポインセチアの花言葉

Photo by8926

白い苞のポインセチアは、近年人気の種類です。緑の葉とのコントラストが見事な白いポインセチアの花言葉は、「祝福を祈る」「慕われる人」です。家族へのクリスマスプレゼントにふさわしい花言葉といえますね。

ボタニ子

ボタニ子

お世話になった人に贈るのもおすすめだよ!

クリスマスをポインセチアで盛り上げよう!

Photo byErikaWittlieb

12月のクリスマスシーズンは、街中にクリスマスツリーやイルミネーションが設置され、祝福ムードが一気に高まります。ポインセチアは、その華やかな装飾の一つです。部屋に飾るだけで、12月の特別感を味わえます。今年は、赤だけでなくピンクや白のポインセチアにも目を向けてみましょう。

クリスマスの花「ポインセチア」の育て方!赤くする方法や管理のコツのイメージ
クリスマスの花「ポインセチア」の育て方!赤くする方法や管理のコツ
ポインセチアは、クリスマスの定番花として人気が高い植物です。一方で「じつは耐寒性が低い」「花を赤くするには特別な手入れが必要」など、美しく育てるためには少しコツが必要な植物でもあります。ポインセチアの育て方のポイントや赤くする方法について解説します。
bellNFT
ライター

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