クリスマスローズの育て方!水やり・剪定・増やし方など管理のコツをご紹介!

クリスマスローズの育て方!水やり・剪定・増やし方など管理のコツをご紹介!

クリスマスローズは育て方が比較的簡単なことから、ガーデニングでも人気の高い植物です。冬から春という色彩の乏しい時期に咲く点も大きな魅力でしょう。今回はクリスマスローズの特徴、水やりや剪定などの育て方や増やし方など栽培管理の方法についてまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.クリスマスローズの概要
  2. 2.クリスマスローズの特徴
  3. 3.クリスマスローズの種類
  4. 4.クリスマスローズの花言葉
  5. 5.クリスマスローズの育て方
  6. 6.育て方のポイント①:植え方
  7. 7.育て方のポイント②:水やり
  8. 8.育て方のポイント③:肥料
  9. 9.育て方のポイント④:剪定
  10. 10.育て方のポイント⑤:古葉取り(無茎種)
  11. 11.育て方のポイント⑥:病害虫対策
  12. 12.クリスマスローズの増やし方
  13. 13.まとめ

クリスマスローズの概要

出典:BOTANICA

クリスマスローズとは、「ヘレボルス」と呼ばれている植物の一種で、「ヘレボルス・ニゲル」と呼ばれている種類を指します。クリスマスの時期に開花するので、クリスマスローズと呼ばれるようになりました。ただし、日本の園芸市場では、他のヘレボルス属の植物もクリスマスローズと呼んでいます。ローズの名前が付けられていますが、バラ科ではなくキンポウゲ科の植物です。

別名の由来

出典:BOTANICA

日本で最も流通しているクリスマスローズは、ヘレボルス・オリエンタリスという種類です。このオリエンタリスは、ヨーロッパでは「レンテンローズ」と呼ばれています。オリエンタリスがヨーロッパで開花する時期が、キリスト教で「レント(四旬節)」と呼ばれていることが由来です。

クリスマスローズの基本データ

学名 Helleborus, Helleborus niger
科名 キンポウゲ科
属名 ヘレボルス属
別名 レンテンローズ、寒芍薬(カンシャクヤク)
開花時期 12月~4月
花色 白、ピンク、緑、紫、黄、茶、黒、アプリコット、複色など多数

クリスマスローズの特徴

出典:BOTANICA

日本ではヘレボルス属全般をクリスマスローズと呼ぶこともあって、非常に種類が豊富です。開花時期も種類によって異なります。日本で最も流通しているのは、早春から春にかけて咲く「ガーデン・ハイブリッド」と呼ばれている園芸品種です。原種のヘレボルス・オリエンタリスを主要な交配親として生み出された品種が多いため、以前は「オリエンタリス・ハイブリッド」と呼ばれていました。

日陰が大好き

出典:BOTANICA

植物には珍しく、適度な日陰を好みます。そのため庭植えの場合、条件が合えば面倒な手入れがいりません。また、冬から春という花の少ない時期に咲くのも、ありがたい特徴でしょう。草丈が低いので、庭植えでも鉢植えでもOKという点も魅力です。花色も花形も豊富なので、栽培スペースや好みに応じて選べます。

やや下向きに咲く性質もあって、奥ゆかしく清楚な印象が強い花です。シックな花色が多いこともあって、和風の庭にも洋風の庭にもよく合いますよ。

日陰でも育てられるくらい丈夫で、手入れも楽な点は園芸初心者にとっても嬉しいよね。ガーデニングで人気が高いのも納得だよ。

クリスマスローズの種類

出典:BOTANICA

クリスマスローズは大別すると「有茎種」と「無茎種」の二種類になります。さらに、どちらの種類なのか判別が難しい品種もあり、それらは「中間種」と呼ばれています。ここではこの三種類を紹介しましょう。

クリスマスローズは種類によって性質や生育期のサイクルなどが違います。当然、栽培方法も種類によって違ってきます。

自分が育てたいクリスマスローズが、どの種類に該当するのか、きちんと確認しておこうね。

①有茎種

株元から太い茎をのばしながら葉を展開し、茎の先端に花をつけるのが有茎種です。ほとんどが常緑性という特徴があります。

②無茎種

根茎から葉柄と花柄とが、別々に伸びていくのが無茎種です。葉柄の付け根にできる芽から、新しい葉柄や花柄が伸びていきます。そのため、上へ向かって伸びる太い茎がありません。常緑性と落葉性の両方の品種があります。

③中間種

有茎種と無茎種のどちらにも分類できない品種群です。クリスマスローズは非常に交配が簡単な植物だったため、どんどん交配が進みました。その結果、有茎種なのか無茎種なのか、はっきりと判別できない品種が多く誕生します。それらをまとめて「中間種」に分類するようになりました。

園芸品種名がない

出典:BOTANICA

クリスマスローズは株分けが可能です。しかし株分けだと大量に増やすことが難しいので、基本的には種で増やします。ところがクリスマスローズには、種で増やしても花の色や形が安定しないため、同じ花が咲かないという特徴があります。園芸品種名は、子孫が同じ花をつけることが絶対条件です。そのためクリスマスローズには園芸品種名をつけることができないという訳です。

同じ花をつけないからこそ、自分で好みの花を探したり、理想の花を目指して、新しく交配させていったりという楽しみ方もありますよ。

クリスマスローズの花言葉

出典:BOTANICA

クリスマスローズの花言葉は「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」「労わり」「慰め」です。花言葉の由来は、中世ヨーロッパの騎士たちにあるとされています。当時の騎士たちは戦場に赴く際、恋人に「自分のことを忘れないで欲しい」という思いをこめて、クリスマスローズを贈っていました。切ない意味の花言葉が多いのは、この逸話が由来となっているからでしょう。

その他の由来

古代ギリシャではクリスマスローズの香りには、高ぶった精神を鎮める効果があると信じられていました。これが「私の不安を取り除いてください」や「慰め」「労わり」という花言葉の由来になったと言われています。

古代ヨーロッパでは、クリスマスローズの香りには病人から悪臭を取り除く効果があると信じられていたんだよ。

ネガティブな花言葉

出典:BOTANICA

クリスマスローズには、「中毒」「悪評」「中傷」「スキャンダル」といったネガティブな意味の花言葉もあります。由来はクリスマスローズの根に毒があることからです。クリスマスローズに毒があることは昔から知られており、紀元前のギリシャで起こった「第一次神聖戦争キラ包囲戦」において、クリスマスローズの毒を用いた戦略で敵国を落とした記録が残っています。

クリスマスローズの学名「ヘレボルス(Helleborus)」も、毒を持つ植物であることに由来しています。

ギリシャ語の「殺す(Helenin)」と「食べ物(bora)」という言葉を合わせたのが、クリスマスローズの学名なんだよね。

使い方次第では薬にもなる

クリスマスローズの毒は、少量なら薬になるとされています。実際に中世ヨーロッパでは利尿剤や下剤、堕胎薬として使用されていました。花言葉の由来で少し触れたように、精神を鎮める効果があると信じられていたことから、精神安定剤として使用されることもありました。

クリスマスローズの育て方

出典:BOTANICA

ここでは、クリスマスローズの育て方を紹介します。クリスマスローズは日陰でも育つ丈夫な植物ですが、夏に休眠期を迎えることや毒性を持つことなど、注意する点が複数あります。逆に言えば、それらをしっかりと抑えて手入れできれば、初心者の方でも育てられるでしょう。鉢植えでも庭植えでも好みの植え方で、お家の庭やベランダを素敵に演出しましょうね。

クリスマスローズの一年間の栽培スケジュール

行う作業 適期
開花時期 12月~3月
植え付け・植え替え 10月~3月
肥料(庭植え) 10月
肥料(鉢植え) 10月~4月
増やし方(種まき) 5月~6月・10月
増やし方(株分け) 10月~1月

クリスマスローズの一年間の栽培管理方法を大まかにまとめた表です。ただし、これらの作業の適期は、地域や気候条件などによって、ズレる場合があります。あくまでも、目安程度にとどめておきましょう。植え方や水やりや剪定、種まきや株分けの仕方など、手入れ方法の詳細は下記をご覧くださいね。

続いて、育て方のポイント①:植え方

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