ミニトマト栽培86日目:芽かき・下葉かき
成長が旺盛な時期はわき芽がよく出ます。大きくなる前に芽かきをし、残る枝に栄養を集中すると甘い実になります。また、下葉かきをしたり、地面近くの枝を切ると地面から病気がうつるのを予防できます。
86日目(7月1日)
ボタニ子
わき芽はあっという間に成長します。週に何度か点検しましょう。
下葉かきでは、しおれた葉や枯れた葉も取ります。
ミニトマト栽培94日目:追肥
94日目(7月9日)
一番下の段の花から青い実が出始めたら、初回の追肥を行います。追肥により肥料切れを防ぎ、甘いトマトを継続して収穫できます。初回の追肥は100円ショップの有機肥料を使用したのですが、トマトには合わず葉が繁り過ぎましたので、「ネクスコート」に変更しました。
液肥は即効性ですが水と共に流れますので、10日~2週間に1度程度追肥します。
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参考価格: 1,652円
ミニトマト栽培108日目:収穫
108日目(7月18日)
ミニトマト(プチトマト)の実に完全に色がつき、ヘタが上方にバンザイすると収穫の合図です。完熟した実は触れると簡単に取れます。
ボタニ子
見た目は悪くても、どれも甘い味になりました。
甘いミニトマトを作る方法
甘いミニトマトを作るには、品種を選ぶことはもちろん、管理も大切です。
甘いミニトマトを作るコツ
- 芽かき、下葉かきをする。
- 雨が当たって水分過多にならないようにする。
- 実がついたら、水やりは控え目にする。
ミニトマト栽培108日目:実食
いよいよ実食します。
108日目(7月18日)
ミニトマトとモッツァレラチーズ 塩味のオリーブオイル仕立て
ここにバジルとコショウを追加すれば、カプレーゼになりますね。
ボタニ子
イエローアイコはミニトマトの中でも甘い品種です。家庭菜園向きのミニトマトはたくさんありますので、栽培前の品種選びも楽しみの一つです。
ミニトマト栽培(番外編):トラブル・生育不良
成長の過程で、いくつかトラブルがありました。
気根
トマトは気根の出やすい植物です。成長が順調であれば心配は不要です。
挿し木に活用できる
尻腐れ病
7月初旬、実のお尻が黒ずみ、腐り始めました。尻腐れ病にかかった実は摘果するしかありません。
尻腐れ病の予防方法
尻腐れ病は予防をすることができます。
ミニトマトの病害虫対策
最も有効な害虫対策は、ミニトマトの株を虫除けネットで覆うことです。また家庭菜園向けに、水あめや除虫菊などの天然由来成分を使った予防薬や駆除薬も販売されています。
実際の虫被害
果実や茎の汁を吸う虫(カメムシ)
7月上旬の梅雨明け前にミニトマトがうなだれ、調べると4、5匹ほどのカメムシが活発に動いていました。駆除は、臭いがつかないよう割り箸を使います。汁を吸われて変色した果実は、触れると落ちました。
果実を食べる虫(タバコガ)
7月中旬の梅雨明け前、ミニトマトの果実に黒い穴が開き、半透明の小さなフンが穴周辺に盛り上がっていました。オオタバコガ、またはタバコガの幼虫です。駆除は、食べられた実を取り除きます。
葉を食べる虫(オオニジュウヤホシテントウ)
たくさんの点模様を持つオオニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)は葉を食べます。姿はテントウムシに似ています。
ミニトマトの栽培まとめ
ミニトマト(プチトマト)を種から収穫し、実際に食べるところまでをご紹介しました。ミニトマトは家庭菜園向けに育てやすく、見た目も味も異なる品種がたくさんあります。ぜひお試しください。
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わき芽を摘むことを芽かきといいます。親指と人差し指でつまみ取ります。