ミニトマトを常備すると便利!
ミニトマトは、5g~30g程度の小さなトマトの総称です。とてもカラフルなうえに一口で食べられる大きさなので、メイン料理の付け合せやサラダの彩りにぴったりです。弁当のおかずにも使いやすいほか、大量のミニトマトを煮詰めてソースにもできます。ぜひ常備しておきたい野菜の一つですね。
ミニトマトを日持ちさせる保存方法<常温保存>
ミニトマトを長持ちさせる方法というと、冷蔵庫保存のイメージが強い人も多いかもしれません。しかし実は、暑い夏以外の時期には常温保存もできます。通気性のよい状態なら、パックのままで野菜室に入れるよりずっと長持ちしますよ。賞味期限は、寒い冬場には1週間、春や秋なら3~4日です。
ざるにあげる
ミニトマトを常温保存するためのコツは、ざるにあげておくことです。買ってきたままパックに入れておくと、通気性が悪く蒸れてしまいます。その結果、トマト同士が触れているところから傷み、カビが生えてしまうのです。ヘタを取り、ざるにあげて通気性のよい場所に置きましょう。
追熟もざるの上で
ミニトマトを買ったり家庭菜園で収穫したりすると、まだ熟しきれていないものが入っていることがあります。熟しきっていないミニトマトを冷蔵庫に入れると、低温障害をおこして傷んでしまいます。そんなときは、常温で追熟させるといいでしょう。常温保存をするときと同じように、ざるに広げて通気性のよい場所に置いておきます。2~3日もすると、きれいに熟しますよ。
夏場は避ける
ミニトマトを長持ちさせるには、夏場の常温保存は避けましょう。ミニトマトは、25℃を超えるととたんに傷みはじめます。暑い夏の間は、冷蔵庫などに保存するようにします。また涼しい季節であっても、冷蔵庫の上や暖房の近くなど温度が上がりやすい保管場所はさけましょう。
ミニトマトを日持ちさせる保存方法<冷蔵保存>
ミニトマトは、もちろん冷蔵庫でも保存できます。ヘタを取り、水気を失わないような状態にして保存することで、みずみずしさを保てます。ただし、野菜室は避けたほうがいいでしょう。賞味期限は1週間~10日です。
冷蔵室で保存する
ミニトマトはタッパーに入れ冷蔵室で保存します。冷蔵庫の野菜室は、野菜の鮮度を保つために湿度が高めになっています。また、野菜によっては低温に弱いものもあるため、温度も冷蔵室より高めです。しかし、ヘタを取りタッパーに入れたミニトマトは、低温障害を起こしにくくなるため、野菜室より冷たい冷蔵室のほうが保存期間が長くなります。
ボタニ子
タッパーの中は湿度が一定に保たれるので、冷蔵室に入れていても湿度をコントロールできますね。
①水につけて
ミニトマトを水につけて保存することで、みずみずしさを保てます。タッパーにミニトマトを重ならないように入れ、かぶるくらいの水を入れて蓋をします。冷蔵室で保存している間、1日おきに水を替えましょう。水につける場合、ヘタをとらずに保存してください。ヘタの緑色をいかしたいときにおすすめの方法ですよ。
②水につけずに
水につけずに冷蔵保存する場合は、キッチンペーパーを使うとみずみずしさを維持できます。ヘタをとり水で洗ったミニトマトは、しっかりとキッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。タッパーの底にキッチンペーパーを敷き、重ならないようにミニトマトを並べます。最後にもう1枚キッチンペーパーをのせ、蓋をして保存します。
ミニトマトを日持ちさせる保存方法<冷凍保存>
大量のミニトマトをもらったときや、もっと長持ちさせたいときには、冷凍保存がおすすめです。ヘタを取ったらきれいに洗い、水気をよく拭き取ります。そのまま、ジッパーつき保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけです。金属製のバットなどにのせて凍らせると、トマトの劣化も抑えられますよ。保存期間は約1カ月です。
凍ったまま調理
冷凍したミニトマトは、解凍すると水気が出すぎてしまうため、凍ったまま調理します。冷凍するとうま味が増すため、特にソースなどの煮込み料理がおすすめです。半解凍の状態で湯むきをすると、シャーベットのように食べられます。暑い夏には、はちみつとあわせてデザートにするのもおすすめです。
ボタニ子
次のページでは、ミニトマトをそのまま保存するのではなく、乾燥させたり保存食にしたりしておいしく長持ちさせる方法をご紹介します。
出典:写真AC