シノブゴケの特徴と育て方!水やりなどの基本管理から増やし方まで解説!

シノブゴケの特徴と育て方!水やりなどの基本管理から増やし方まで解説!

シノブゴケは林の中や川沿い、木の下などの湿った環境を好み、日本では北海道から沖縄まで広く分布している植物です。横に葉を広げて成長する様子が美しく苔玉やテラリウム、苔庭や盆栽などに利用されています。そんなシノブゴケの特徴や育て方、増やし方などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.シノブゴケとは
  2. 2.シノブゴケの育て方
  3. 3.シノブゴケの増やし方
  4. 4.シノブゴケの病気と害虫
  5. 5.まとめ

シノブゴケの増やし方

シノブゴケは「まきゴケ法」と「はりゴケ法」という方法で増やせます。移植して増やすのは定着しにくいといわれており、移植法は向いていません。まきゴケ法とはりゴケ法のそれぞれの増やし方について詳しくご紹介します。

増やし方①まきゴケ法

まきゴケ法は植え付けや植え替えの方法と同じで、用土を準備しシノブゴケをまいて重ならないように広げていきます。屋外の場合は風で飛ばされてしまわないように、土を薄くかぶせておくのがポイントです。たっぷりと水を与えて根付くのを待ちましょう。

増やし方②はりゴケ法

はりゴケ法はシート状で販売されているシノブゴケを購入し、用土にギュッと押し付けて固定させ増やしていく方法です。しっかりと固定しないとシノブゴケが定着できず、乾燥して枯れてしまう恐れがあるため注意しましょう。とても丈夫で、足で踏みつけて固定させても問題ありません。

シノブゴケの病気と害虫

湿った環境を好むため、カビや害虫が発生しやすくなります。テラリウムとして使用する場合には蓋がついている容器を選ぶと、害虫の侵入が防げますよ。シノブゴケのかかりやすい病気や害虫被害をご紹介します。

白絹病

白絹病は名前のとおり、白色の絹のような菌糸が株元から発生しシノブゴケを弱らせてしまう病気です。伝染病の一種で、白絹病に感染してしまった部分は薬剤を散布しても治せません。他の部分への感染を防ぐためにも、早めに切り取って処分してください。

ガガンボ

シノブゴケに小さな黒い粒状の卵があったり、虫のフンがあったりしないかしっかりと確認してください。ガガンボという大きな蚊の幼虫が葉の中に隠れている可能性があります。そのまま放っておくとガガンボが次々と羽化し大量発生します。卵やフンを見つけ次第すぐに殺虫剤を散布して駆除してください。

まとめ

シノブゴケの特徴や育て方、増やし方や病気と害虫などについてご紹介しました。育て方も簡単で、テラリウムや盆栽などさまざまな活用方法があります。園芸店や通販などで500円〜1,000円ほどで購入可能です。みずみずしくて美しいシノブゴケをぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

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