コウモリランの育て方
コウモリランは独特で個性的な姿から、他の観葉植物より育て方が難しそうに感じる人も少なくないのではないでしょうか。育て方がわからずに、観葉植物としてコウモリランを迎えられないのは残念ですよね。コウモリランは、インテリアとして人気があるだけでなく、育てやすさも魅力の観葉植物です。育て方のコツをつかめば、初心者でも元気なコウモリランに育てられるでしょう。
育て方①植え付け
コウモリランは「鉢植え」「板付け」「ハンギング」などで育てられます。コウモリランの魅力を存分に楽しみたい場合は、着生植物の特徴でもある、板付けのような活着タイプがおすすめです。植え付け時期は、5~9月が適しています。また、2~3年に1度を目安に植え替えも行ってください。植え替えも植え付けと同じように行いましょう。
コウモリランの植え付け
- 「鉢植え」の場合は、ピートモス8:パーライト1:軽石1で植え付ける
- 「板付け・ハンギング」の場合は、水苔で植え付ける
育て方②環境
コウモリランは日光が好き
コウモリランは日当たりを好むため、日当たりのよいところ~明るい日陰で育てます。ただし、夏の直射日光には注意しましょう。葉焼けで株が弱ってしまいます。直射日光対策として、室内の場合はレースのカーテン越しで管理するとよいでしょう。屋外の場合は、遮光ネットなどを利用して直射日光を遮ります。
ボタニ子
日当たりのよいところで育てることで、元気で丈夫な株になりますよ!
日陰で育てるとどうなる?
室内の明るくない場所でもコウモリランは育てられるのでしょうか。しばらくは元気よく成長していますが、そのうち元気がなくなり弱々しい株になってしまいます。また、長い間日陰に置いておくと、葉が黄色く変色することもあります。明るい日陰に移動させて育てるようにしてください。
温度管理は10℃を保つのがコツ
コウモリランは熱帯地域に生育する植物なので、暑さにとても強いという特徴があります。その反面、寒さにとても弱く、10℃を下回る気温になると屋外で育てるのは難しくなります。品種によって差はありますが、基本的には気温が10℃を下回るようであれば、室内へ移動させたほうが安全です。
ボタ爺
気温は「10℃」以上を心がけることがコツじゃ!冬越しは室内でさせたほうがよいぞ。
ボタニ子
室内でも、冬の窓際は温度が下がるため注意が必要ですね。
ボタ爺
次ページから、水やりや肥料の与え方などを説明するぞ。
出典:写真AC