秋の北海道はお花畑へ行こう
北海道は、都道府県別魅力度ランキングでも高い人気を誇る観光地の王様です。グルメに観光にショッピングにと魅力はつきませんが、秋の北海道へのお出かけで注目なのが「お花畑」の観光です。
魅力①広大な大地に広がる一面のお花畑
北海道は本州にはない「広大な土地」がたくさんあります。水平線はもちろん、地平線まで見られるのは、北海道ならではですね。地平線まで見渡せる広大な土地にどこまでも広がる色とりどりのお花畑は、一度みたら生涯忘れられない思い出になるでしょう。
魅力②秋の北海道は過ごしやすい
本州では、9月といえばまだまだ夏を感じる時期です。東京の10月の例年の平均気温は最高22℃、最低は15℃です。一方、北海道札幌市の10月は最高16℃、最低7.5℃と比較的涼しい気候です。朝晩は薄手のコートやダウンジャケットがあると安心です。日中は軽やかな服装で気持ちのいい気候の中、汗ばむことなく美しいお花畑を楽しめそうです。
魅力③場所によって見頃が違う
北海道は南北にも東西にも広がる地形をしています。そのため、一口に9月といっても土地によって気温に大きく開きがあります。同じ花でも訪れる土地やタイミングによって開花時期が違います。
ボタニ子
ボタ爺
花は自然のもの。その年の気候によって開花期は変わるから事前に問い合わせてから旅行プランを考えるのがよいじゃろう。
秋の北海道で人気のお花畑【9月】
9月の北海道は秋を迎えます。開花時期を迎えるものとしてはアネモネ、サルビア、秋バラなど数多くありますよ。標高の高い場所では樹木が赤く色づき始め、紅葉も一緒に楽しめる気持ちのよい季節です。
①展望花畑「四季彩の丘」
美瑛は「日本一美しい村」にも登録されている絶景スポットを多く持つ町です。広大に広がる丘を「キャンパス」に例え、まるでパッチワークのようにさまざまな花を植えています。どこまでも広がるなだらかな丘に四季折々の花が咲き乱れる様子は、まさに「お花畑」と呼ぶにふさわしい景色です。9月に開花時期を迎える花は、マリーゴールド、パンジー、ハナビシソウ、サルビア、ケイトウなどで、ビビッドな色合いの花がお目見えします。
基本情報
住所 | 〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星第三 |
電話番号 | 0166-95-2758 |
駐車場 | 大型バス30台、乗用車300台 |
入場料 | 200円(募金) |
②上野ファーム
「上野ファーム」の所在地は旭川市です。北海道の中でも北部に位置するため、冬の訪れは早く、9月のお花畑は秋の終わりを感じるといったところでしょう。夏の花のように色鮮やかでパキッとした色合いではありませんが、スモーキーがかった花畑も非常に美しいですよ。上野ファームの見どころはも多種多様の宿根草たちの共演です。一瞬の美しさを切り取った絶景を見にお出かけしてみましょう。
基本情報
住所 | 〒079-8431北海道旭川市永山町16丁目186番地 |
電話番号 | 0166-47-8741 |
駐車場 | 乗用車80台、バス6台 |
入場料 | 大人1000円、小学生以下無料 |
③十勝ヒルズ
「十勝ヒルズ」はその名のとおり、一大酪農地である十勝平野にあるガーデンです。コンセプトは「素晴らしい自然をこころゆくまで」で、豊かな自然が生み出す花々の美しさや、動物たちがもたらしてくれる食の恵みを子どもたちへ伝えていこうとしています。園内には約1000種もの植物が次々に花を咲かせ、9月に開花期を迎えるものもたくさんありますよ。旅行で上質な時間を過ごしたい方にはおすすめのガーデンです。
基本情報
住所 | 〒089-0574 北海道中川郡幕別町字日新13-5 |
電話番号 | 0155-56-1111 |
駐車場 | 乗用車150台 |
入場料 | 大人1000円、中学生400円、小学生以下無料 |
ボタニ子
北海道のお花畑といえばラベンダーというイメージがありますね。ラベンダーを北海道で見るおすすめの時期などを紹介した記事はこちらから。
秋の北海道で人気のお花畑【10月】
10月の北海道はすっかり秋へと様変わりします。本格的な紅葉が楽しめるようになり、朝晩は肌寒い日も多くあります。徐々に聞こえてくる冬の足音を感じながら、ガーデンの散策を楽しみましょう。
①ゆにガーデン
「ゆにガーデン」は夕張市にある園庭施設で、レストランをはじめ季節ごとのイベントも豊富で子連れ家族も安心して楽しめますよ。ゆにガーデンで10月に見頃を迎えるのがコキアです。北海道最大級の20000株のコキアが一斉に紅葉する様子はまさに絶景といえます。ほかの木々も紅葉しだす時期で、秋の訪れを全身で感じられるでしょう。コキアのほかにもバラやシュウメイギクといった花も見られます。
基本情報
住所 | 〒069-1218 北海道夕張郡由仁町伏見134-2 |
電話番号 | 0123-82-2001 |
駐車場 | 800台 |
入場料 | 大人400円(ハイシーズン700円)、小学生以下無料 |
②イコロの森
「イコロの森」は苫小牧市にある、プロのガーデナーたちが設計したさまざまなコンセプトの庭が人気の庭園です。ローズガーデン、ホワイトガーデン、グラスガーデンなど自分の家の庭づくりの勉強にもおすすめですよ。自然あふれる庭園には、野生動物も数多くおとずれます。営業は10月いっぱいまでです。
基本情報
住所 | 北海道苫小牧市植苗565-1 |
電話番号 | 0144-52-1562 |
駐車場 | 有 |
入場料 | 大人800円、小学生以下無料 |
秋の北海道で人気のお花畑【11月が見頃】
11月の北海道は降雪もはじまり、冬の始まりを迎えます。一面のお花畑を見るのは遅くとも10月までと思っておくのがベターです。11月に北海道を訪れるのであれば、ガーデンとワイナリー、牧場といった複合施設がおすすめです。冬を感じながら咲く花を眺めつつ、宿泊や旬の食事、牧場体験などを楽しむとよいでしょう。
ボタニ子
標高の高い場所や北部では路面の凍結も見られます。レンタカーで旅行する方はスタッドレスタイヤの装着を!
ボタ爺
特に朝晩は凍結しやすいぞ。訪れる先の降雪や凍結の状況を確認して準備するのじゃ。
①レークヒル・ファーム
レークヒル・ファームは洞爺湖にある体験型牧場施設です。羊蹄山を望む丘に広がるレークヒル・ファームでは、ジェラートづくりやバターづくり体験など牛たちとの触れ合い体験ができます。店の前には花畑と牧草地が広がります。11月上旬であれば、花を見られるかもしれません。紅葉が始まる羊蹄山を眺めながらジェラートやランチを楽しみましょう。
基本情報
住所 | 〒049-5724北海道虻田郡洞爺湖町花和127 |
電話番号 | 0120-83-3376 |
駐車場 | 有 |
入場料 | 無料 |
②NIKI-HILLS-Winery
「NIKI HILLS Winery」は、北海道仁木町にある2019年に誕生したばかりの宿泊・体験型ワイナリーです。ガーデナー福森久雄氏の構想のもと、ナチュラルガーデンをはじめとした庭づくりが日々進んでいます。ワイナリーツアーはもちろん、宿泊、果樹園見学と仁木町の魅力がぎゅっと詰まった今後要注目の施設です。
基本情報
住所 | 〒048-2401北海道余市郡仁木町旭台148-1 |
電話番号 | 0135-32‐3801 |
駐車場 | 有 |
入場料 | 無料(宿泊など料金別) |
まとめ
北海道の広大な花畑を目にすると、まるで絵本の世界に迷い込んだように感じることでしょう。秋の北海道は山の紅葉とのコントラストも実に見事ですよ。秋のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込みながらガーデンを散策する時間は、まさに贅沢な瞬間になりますね。数多くの絶景スポットを持つ秋の北海道へお出かけしてみましょう。
ここからご紹介する情報は2020年7月現在のものです。訪れる際にはホームページなど公式情報を確認してからお出かけしてくださいね。