アダプトゲンってどんなハーブ?サプリとしての効果・効能をご紹介!

アダプトゲンってどんなハーブ?サプリとしての効果・効能をご紹介!

生薬(ハーブ)を使用した『アダプトゲン』というハーブサプリメントがあります。今回はこの『アダプトゲン』の解説をします。自律神経や不眠症等の日本の薬物療法に、代替療法として生薬(漢方)が有用かを紹介します。キーワードは不眠、自律神経、代替療法、漢方です。

記事の目次

  1. 1.ハーブサプリメント『アダプトゲン』とは?
  2. 2.心の病気の本当の原因『自律神経失調症』『不眠』
  3. 3.自然治癒を助ける代替療法(サプリメント)とホメオパシー
  4. 4.アダプトゲン「生薬 漢方 メディカルハーブ」の注意
  5. 5.まとめ:こころにやさしい植物のちから

ハーブサプリメント『アダプトゲン』とは?

Photo by NakaoSodanshitsu

不眠、自律神経失調の代替療法に注目されるハーブ『アダプトゲン』とは?あまり聞きなれない言葉ですが、一言で言うと不眠や自律神経失調症など、人間の恒常性が傾いているときに元のニュートラルな状態に戻してくれるようなハーブ(漢方)のことを指します。

「アダプトゲン」の有効成分としては

有効成分として挙げられるのはセスキテルペン類としてα-chamigreneリグナン、サポニン類、芳香族(いわゆるアロマ成分)などが代表的です。芳香族でいうと、オレンジなど柑橘類のリモネンのように心地よい香りもリラックスに一役買っているでしょう。

漢方の五味子(シサンドラ)もアダプトゲン

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シサンドラは韓方(漢方)で言うところのチョウセンゴミシです。五味というのは「甘い」「苦い」「辛い」「酸っぱい」「塩味」の意味で、古くから五味子茶や五味子酒として咳止めや滋養強壮に用いられてきました。宮廷ドラマ「大長今」で医女チャングムを主演されたイ・ヨンエさんは撮影の合間によくこのお茶を飲んでいたそうです。

代替療法を推奨する書籍と市販品サプリメント一例

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既製品のサプリメントとして『シサンドラ』というアダプトゲン製品が輸入サプリメントとして出回っているようです。シサンドラはカプセル錠剤とチンキ剤があり、チンキ剤は水や飲み物に数滴落として飲用します。

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心の病気の本当の原因『自律神経失調症』『不眠』

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自然治癒がどうしても無理で精神科や心療内科に通院している、または女性なら婦人科にカウンセリングを受けに行っているという人もおられるかもしれません。心の病気の診断が出て服薬されている人もいるでしょう。病院からもらう処方箋には、確かに寝落ちできるほどの強い睡眠薬や気分が安定する抗うつ剤はありますが、あとはお医者様のいう通りで本当に大丈夫でしょうか?

不眠、自律神経問題をハーブ(漢方)が救えるのか?

不調の原因となるストレス元も同じで、自分に圧力がかかる板挟みになる問題は取り除けることはあっても全く消滅するのは難しいかもしれませんね。自分らしくいられない時、ここはなんらかの凌ぎ方が必要になってきます。おだやかなれどホメオパシー(人体の恒常性)の復調が改善の鍵になります。

自然治癒を助ける代替療法(サプリメント)とホメオパシー

ハーブサプリメントイメージ
フリー写真素材ぱくたそ

『代替療法』というのは、既存の病院の処置や薬物療法による標準治療に代わって行う民間療法などを言います。そのなかには生薬 漢方による治療や体質改善、鍼灸、高酸素治療などがあり、病院でいうところの自由診療、保険外治療を指すことが多いです。病院の処方箋はあくまでもつなぎであり対処療法なのですから。

代替療法は不眠自律神経にすぐ効くわけではない

使用方法としては、眠れないときにハーブのサプリメントを代替療法として飲むなどがあります。急な展開はなきにしも心とからだのバランスをおだやかに調整するメディカルハーブです。ホメオパシーを回復させる手だてに、生薬 漢方に代表される植物のおだやかな作用を期待したこういった代替療法もあります、という提案であり、アダプトゲンのようなサプリメントというものがあるというわけです。

ハーブ、漢方のアダプトゲンを代替療法とすることで期待する効果・効能

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効能、効果としては、ホメオパシー(人体の恒常性)を整える働きがあるとされるもので、副作用がないハーブということがアダプトゲンの定義になっているようです。

  • 効果効能を大別すると
  1. 穏やかではあるものの、自律神経を整える働きがある
  2. 血流が改善される
  3. からだのだるさが改善される
  4. 自然治癒力を高める
  5. 眠れない、眠りが浅いときに、からだの復調を促す
以上の作用がみられるのが、アダプトゲンに含まれるハーブの力です。

不眠、自律神経失調症のほかに、このような症状に

おだやかな作用として、心因由来の症状の軽減が期待できそうなものには以下のようなものがあります。

  • 不眠症、自律神経失調症、全般性不安障害、パニック障害
  • PSM由来の感情性障害、更年期障害
  • からだがだるい、イライラが止まらない、
  • 心因性とされている過敏性腸症候群、心身症
  • うつ病(単性うつ、双極性2型)
  • 焦燥感、過度な緊張など

アダプトゲン「生薬 漢方 メディカルハーブ」の注意

ルートハーブブレンド ©️phot ac

輪切りになっているのが甘草(カンゾウ)の根です。スパイシーな丁子(ちょうじ)、生姜(しょうが)、桂皮(シナモン)という体を温めて胃腸の冷えを取るブレンドです。
出典:photoACより筆者自蔵

過剰摂取で今のところ懸念が示されているのは『リコリス』というハーブです。漢方処方箋や生薬で言うところの『甘草(カンゾウ)』で、過剰摂取は偽アルドステロン症を引き起こすとされています。アルドステロンとは副腎皮質から遊離されるホルモンの一種が過剰放出されてしまうというものです。一過性ならばその場かぎりで問題もないのですが、このリコリス(甘草)という生薬はかなり多くの漢方に配合されていますので、常時服用という人は注意が必要です。意外なところだと輸入調味料やキャンディ、製菓類にも多く使われています。

病院の薬と併用できますか?

Photo by sayo-ts

病院の薬と併用するなど、一緒に飲んでも大丈夫でしょう。基本的にアダプトゲンには「合わせるとよいハーブ」はあっても併用不可という処方薬はないとされています。しかし過剰摂取による懸念はあります。セントジョーンズワートはうつ病に効果がみられるとしてイギリスでは薬局に置いてある立派な薬ですが、日本では『食品』として輸入されているため、服用mg数は処方量というものがありません。

過剰摂取は意味がない

副作用はないとされるアダプトゲンでも、同じように自己責任の範疇はあると言うことを意識してください。焦燥感が酷いからといってサプリメントをたくさん飲んだから効くというものではないのです。しかしながら、基本は体にやさしい植物です。味や香りの調和を楽しみながら合わせるとよいハーブを自由に組み合わせ、自分だけのハーブ処方箋を楽しんでみてください。

まとめ:こころにやさしい植物のちから

Photo bykkolosov

ハーブ『バジル』は一年草で浅い鉢でも充分育ちます。気軽なハーブで、まずはジェノベーゼパスタやピザでフレッシュバジルを味わってみてください。

病院の薬と併用できる、即効型の生薬 漢方の処方はもちろんあります(健康保険も使えます)。そしてアダプトゲンのような植物のちからに代表される代替療法(サプリメント)もあります。心療内科では比較的積極的に生薬が使われています。自然治癒力を高めるというのは何もサプリメント服用だけではありません。植物を育ててみることも、栄養をとることも自己治癒力に繋がります。

サンライズリベリオン
ライター

サンライズリベリオン

某大学院文化科学研究科臨床薬理修士課程の社会人学生です。最近植物の魅力を再発見しています。

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